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自殺の前触れ(警告サイン)と関わり方。あなたにできることを知ろう。

9月10日は「世界自殺予防デー」です。

私が職場内で相談を受け付けていた頃、9月頭から相談依頼が増えてくるな~という感覚がありました。
異動など生活の変化、5月病から始まっている方もいれば、
季節の変わり目で一気に体調を崩し、仕事へ出てこれなくなるケースも見てきました。

あなたの身近に、助けを求められず孤独に耐えている方はいらっしゃいませんか?
今回は、自殺の前触れ(警告サイン)と、関わり方について紹介します。

1.自殺の前触れ(警告サイン)

多くの自殺には、言葉や行動による前触れが見られます。
前触れなく突然に起こる場合もありますが、警告サインの例を挙げます。

・感情が不安定になる。突然、涙ぐんだり、怒りやイライラを爆発させる。
・暗い雰囲気が変わり、不自然なほど明るくふるまう。
・性格が変わったようにみえる
・身なりを気にしなくなる
・職場を休みがちになる
・趣味に興味がなくなる
・ミスが目立つ
・急に痩せる、不眠がちになる
・近親者や親しい人の死を体験する
・自殺をほのめかす
 「来年はもういない」「どこか遠くへ行きたい」
・親しい人に突然会いに行く
・自傷行為がある

2.私たちにできること

上のようなサインに気付いていても、どう接すればいいのか分からない人が多いと思います。
また、上のような状態が長く続いていれば、状況は変わってないから大丈夫だと思ってしまいがち。
どんなタイミングでも早すぎるということはないです。

気付いた時に、下記のように関わってください。

・「○○な様子から、とても心配している」とはっきり言葉にして伝える。
 最近、ミスも増えたようだし、体調が悪そうに見える。心配しているよ。

・自殺するんじゃないかと、うすうす感じていることを伝える。
 あなたが自殺してしまうんじゃないかと思ってる。○○さんに相談してもいいか。
 (医療機関を紹介したり、相談を聞いてくれる人につなげる。)

・「なにがあったのか、話してくれないかな?」
 大丈夫?と聞くと、大丈夫。と返事しがち。もし相手が話してくれたら、徹底的に聞き手にまわり
 アドバイスや自論は出さずに話を聞くこと。

・危険を感じたら、その人を一人にしない。医療機関へつなげる。



関わろうとすることは、とても勇気のいることだと思います。
自分の感じた「違和感」や「予兆」を信じられないこともあるかもしれません。

目の前の人は、あなたが見逃しても、あなたを責めることはありませんが、
目の前の人は、誰かの大切な人。

「気付いていたのに・・・」「あの時、声をかけていれば・・・」

私は後悔をしてきました。
あなたもどうか、後悔しませんように。


いのちの電話。本人でもその関係者でも相談できます。電話、SNSのいずれかで相談ができます。

救急で精神科にかかりたい時は下記から。県下の精神科が輪番で対応してくれます。各都道府県に「精神科救急情報センター」がありますので、検索してください。

働く人のメンタルヘルス・ポータルサイト「こころの耳」厚生労働省
を参考にしました。

もちろん私に相談してもらっても大丈夫ですよ◎
本人でも心配している人でもOK。下記のラインから連絡ができます


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