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転職30代の9割落ちショックをどう受容するか|ココカリ心理学コラム

例えば30代前半の男性が、未経験の領域で転職活動を行う場合の書選通過率は、一般的には10%以下といわれています。

落ちるのが当たり前…と頭では判っていても、いざ実際にお祈り連絡がくると結構ショックなものです。傷つき体験は転職活動に確実に付随します。

私は会社員時代に2度の転職経験があります。26歳、31歳でした。最終的にはなんとか就職できましたが、落ちまくりましたね。転職活動の何がキツイかって、合否の理由が分からない点です。原因が分からねば改善のしようがないし、成功の再現性も高められません。毎回毎回、わざわざ玉砕されに行ってる気分でした。

人事部で採用担当になってから、合否の基準が判りました。会社の文化にもよるのでしょうが、うちの場合は、入ってもらうチームの既存メンバーとの相性、化学反応の可能性、経歴や能力、という感じでした。能力だけならこちらの人が上だけど、相性でいえばこちらなので採用する、みたいのがザラにありました。不採用の通知が届くと自分の力が足りなかったとか、今までのキャリアが評価されなかったとか、原因を自分に帰属させがちですが、半分以上はタイミングとか縁とかの運ゲーなのです。

採用の仕組みがわかると、私はもう、不採用通知に対して、あまり傷つくことはなくなりました。

42歳で大学院を修了し、その年の病院臨床の就活で、信じられないくらい書類落ちしました。年齢的なもの、脱サラ心理士の色物経歴など、採用側の目線に立てば私でも20代の真っ新な心理士を選びます。でも、自分のこの経歴や背景を欲してくれる人や場所がどこかにあるはずで、それは数多くの選考に出さなければ出会えないと信じれたので、バシバシ落ちながらも、ドシドシ応募してました。結果、就職できました。

書選通過率を上げるには、応募書類の完成度ももちろん重要です。企業にとって魅力的な内容であれば、未経験でも書類選考を通過しやすくなります。けど、合否のポイントはそこだけではないことを知りましょう。書類はそこそこ体のいい感じにしたら、もう手直しはいらないです。あとはより多くの企業に送るだけです。

落選の傷つきを軽減するためにできることは?と、Chat-GPTさんに聞いてみました。いいこと教えてくれます。

  1. 自分を責めすぎない:落選は個人の能力や価値を否定するものではありません。採用プロセスには多くの要素が関わっており、すべてをコントロールすることはできません。

  2. ポジティブな視点を持つ:落選を次のチャンスへのステップと捉えるようにしましょう。どの経験も学びの機会であり、次の応募に向けて改善点を見つけることができます。

  3. 休憩を取る:一度に多くの応募をして落選が続くと、心理的に疲れます。適度に休憩を取り、リフレッシュする時間を持つことが重要です。

  4. サポートを受ける:家族や友人、同僚と話すことで、気持ちを共有し、サポートを受けることができます。また、キャリアカウンセラーやメンターに相談することも有効です。

  5. 他の活動に集中する:趣味や運動、ボランティア活動など、他のポジティブな活動に時間を使うことで、気分転換ができます。

  6. 学びと改善:面接後にフィードバックを求め、次回に向けて改善点を見つけることができます。応募書類や面接のアプローチを見直し、次に向けて準備しましょう。

  7. 現実的な期待を持つ:転職活動には時間がかかることを理解し、現実的な期待を持つことが重要です。未経験の領域であれば、特に時間がかかる可能性があります。

  8. ネットワーキングを強化する:直接の応募だけでなく、人脈を活用して機会を探すことで、落選の頻度を減らすことができます。業界のイベントやオンラインコミュニティに参加してみましょう。

  9. マインドフルネスとストレス管理:瞑想や深呼吸、ヨガ、マインドフルネス等を活用することで、ストレスを管理し、心の平静を保つことができます。

これらの方法を取り入れることで、選考落選の心理的ショックを和らげ、次のチャンスに向けて前向きに進むことができるでしょう。

サポート相手は、キャリアカウンセラーやメンターだけではありません。心理士もお役に立てますし、なんなら私は人事採用職の経験もある脱サラ心理士なので、なおさら貢献できることがあると思います。ぜひお気軽にお声がけください。

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