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プロ意識の無くなったフレンチ店

友人とフレンチで有名なお店に出かけた。
10年ぶりに足を運んだ。

私の中ではお気に入りベスト3にランキングされていた店である。

しかし…私の理想であったお店は10年の間に変わってしまっていた…がっかり。

それなりに友人との楽しい時間ではあったが、後味が悪い。

最高に優雅な時間を楽しめるかと期待していたが…スタッフのサービスに不満を感じた。

***

新しい仕事も4年目に入り,ようやくいろいろなことが見えてきた。
ここからの3年をどう進めていくのか…
ぼんやり見えてきた。

日常の生活のための仕事ライスワークではなく
やりがいがあるライフワークに気づけた。

探し続けていたが見つけてしまえば、何で今まで気づかなかったのか、と拍子抜けする。

探しものは目の前から始めるといい。
案外近くにある。
恋愛も同じようなこと聞いたりするけど。

仕事は恋愛に似ている。
自分の最高の相手は?最高の仕事は?
そんなふうに考えだすと、
もっといい人が…もっといい仕事が…
永遠の迷路に迷い込む。

身近なことから突き詰めていくのがいい。
目の前の人ととことんお付き合いしていくのがいい。
縁というものがある。
出会うべくして,パートナーとも仕事とも出会うものだとこの歳になると理解できる。

***

やるべきことが見えてくると気持ちにも余裕がでてくる。

これからの自分をお祝いしたい気持ちもあった
優雅な時間を過ごしたい。

人生の楽しみは自分自身がゆったりとした時間を過ごせることにあると私は思う。

ステキな食事、気の合う友人、緑あふれるキのいい空間、ちょっと文化的で知的センスの溢れる所。

私のニーズを満たしてくれるお店はなかなかない。

10年ぶりに出かけたお店はそんな私の気持ちを満たしてくれるお店の一つ…の筈だった…

サーブしてくれる店員の方はにこやかで優しい。
一生懸命仕事をしている。
姿勢も態度もよいが…プロ精神がない。

高級レストランの良いところはサービスにある。料理はもちろんのことスタッフのサービスがとても大切になってくる。
良いサービスは料理を引き立てる。
価値ある時間を過ごせたと思わせてくれる。

はじめにお水を飲んだ時、えっ!と思った。
グラスがほのかに嫌なにおい…
友人は違うようだ。

お水を取り替えてほしくてスタッフと目が合うのを待つ。
全く目が合いません。
こんなことあるんだ…

良いお店は目でなんでもリクエストすることができる…そう思っていた。

手を少し上げても気づいてもらえないので、「すみません」と声を出すことに。

信じられない…
親切に取り替えてくれたけれど。

それからはスタッフが気になって…
30名ほどの客に対して6名も待機するスタッフ。

広間の端に立ってスタッフ同士で話に夢中だ。
ありえないわ。
ここのお店のプロ精神が無くなってしまった。

以前なら前を見据えてお客に気を配り毅然と立っていたスタッフ達。

張り詰めた雰囲気で背筋をピリッとさせて,優雅な空間で食事を楽しむと特別な自分になれた気がしたものである。

おしゃべりしていてもいい。
しかし客をみていてほしい。
アイコンタクトで客のニーズをわかってほしい。

高いランチ代を支払うときにがっかりしている自分を感じた。
お店を出るときにプチパンのお土産が用意されていた。

店員がにこやかに手渡してくれる。
これはサービスなのだろうか。
スタッフはサービスと思っているようだ。
パンを渡すことになんの意味があるのだろう。
売れ残りを渡されたような気がした。

手荷物になる。
もっと特別なものなら…
ここでしか食べれないものとかなら。
プチパン3つをひとまとめにリボンをつけてもらっても…違和感しかない。

高級店ではこんなサービスはあり得ない。
店のオーナーが変わったのか…
別にお土産がほしくてこの店に来ているのではない。

最高の時間を楽しみたいだけである。

もう二度とこの店に行くことはないであろう。
自分の理想のお店であったので、ダメージも大きい。

お気に入りの店が一つなくなりとても残念。
優雅な時間を過ごせるお店探さなきゃ。

プロ意識は大事。
そんなことを感じた休日である。

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