メンバーの「生きがい」を実現するための会社づくりを始めて半年。上期V支援室の取り組みまとめ
こんにちは。note編集部の留置です。
cocone vでは、2023年1月、執行役員 CHO (Chief Happiness Officer)北村 公一さんを迎え、会社づくりの制度や施策の改善を重ねてきました。
そんな北村さんが掲げるのはメンバーの数だけ「生きがい」があふれる会社づくり。
「生きがい」を実現するための「関係性の質向上」という考え方、研修やイベント、制度づくりなどの具体的な取り組みについてインタビューしました。
留置)一般的に「CHRO(Chief Human Resource Officer、最高人事責任者)」は耳にするのですが、cocone vでの役職のHは「Happiness」なんですね。
北村)この役職名が決まったのは、崔さんの思いが始まりだったと思います。
2021年末に家族で鳥栖市の自宅に戻ることを決めて、ココネ(東京)も卒業かなぁ。と思っていたところ、千会長からせっかく九州に帰るならcocone vにジョインするのはどうかという提案をもらいました。
そして、崔さんから「北村さんの役割は決まっています。”Chief Happiness Officer”です。」と言われたのを覚えていますね。Googleなどの企業で存在する役職なのは知っていましたが、少し驚いた反面、ココネ入社当時の2016年にも「Employee Happiness」を掲げていたことを思い出してご縁を感じました。
崔さんはビジネスの面での強さ、そして私は会社の優しさやあたたかさを担うという意味を込めて、CHOという役職名になりました。
留置)「強い会社」「温かい会社」のそれぞれの側面を担うということですね。
さっそくですが本題の、プロフィールにもある「生きがい」という言葉について詳しく教えてください。
北村)働くことは1日のうちの多くの割合を占める活動です。ココネグループ全体に共通している考え方ですが、「働くこと」と「暮らすこと」を分けて考えるのではなく、「働くこと」も「暮らすこと」の一部であると考えています。
つまりワーク・ライフ・バランスというよりは、ワーク・イン・ライフの考え方です。
仕事も人生の一部としてとらえ、仕事を通じて「生きがい」が深まっていくような会社づくりを行っています。
留置)好きなこと・得意なこと・世界が求めるもの・お金になることが重なり合った仕事ができる状態を目指すということですね。
北村)そうですね。今年2月にはcocone vでもアンケートを取りました。
かなり多くの方が生きがいを感じながら仕事ができているようです。好きなこと・得意なことを仕事にしたくて入社している人が多いことが理由だと思います。
5月から開始し、今後毎月行っていく「パルスサーベイ」では、組織とメンバーのコンディションを定点観測していきます。
毎月の結果で一喜一憂するというよりは、組織や個人が上昇・安定・下降のどの傾向にあるのか変化を管理していくためのものです。
いつも調子のいい人が急にスコアが低くなったらケアしたり、状態が悪化してしまう前に対応できるように活用していきます。
「パルスサーベイ」の回答率は約9割と、多くの方が回答してくれました。
仕事の充実度や成長の実感度は高い水準にあった一方で、健康の充実度や、称賛の実感度を高めていくことが今後の課題だと思っています。
留置)9割が回答!cocone vの皆さんの主体性もすごいですし、思った以上に生きがいを持って働けているメンバーも多かったのが嬉しいですね!
他にも、上期の施策とその背景を教えてください。
北村)V支援室各チームの施策の中からハイライトをまとめたものがこちらです。
留置)上期だけでたくさんの施策が…!
人事関連だと、評価制度の見直しが記憶に新しいですね。
北村)制度の中でも特に評価制度は放っておくと硬直化して制度のための評価になってしまうので、会社の状況や社内外の環境の変化によって毎回チューニングしていくものだと思っています。やってみて、課題を見つけて、改善改良していく。制度や施策の見直しにはサーベイからのメンバーの声が反映されていたりします。
留置)今期はアンケートが多く、V支援室とメンバーとのコミュニケーションが増えたような気がしますね。会社づくりに意見を気軽に言えるようになった気がします。
北村)そうですね。あと、人事関連でしたら多様な働き方でワーク・イン・ライフの質を向上させるための新ワークスタイルも導入しました。組織や、個人の状況に応じて柔軟に働けるような制度です。
下期も継続して個人のライフスタイルに最適な働き方が選べるよう、制度や施策を整えていきます。
留置)今期はOne Teamな組織づくりの施策として、「ビジョンシェアワークショップ」や「行動特徴別のコミュニケーション」、そして全メンバー対象のBBQイベントなどを実施されていたと思います。One Teamな組織づくりに注力されている理由を教えて下さい。
北村)こちら、ワークショップでみたことがあると思いますが「成功の循環モデル」という考え方があります。質の良い結果を生むためには、まず質の良い関係性があり、それが思考・行動・結果…と循環していくという考え方です。
まず関係性が大事だという理由は「心理的安全性」(一人一人が自分らしく、持ち味が発揮できていて、大切な存在と認知されている状態)が確保できているからこそ、組織が適切に機能できるからです。
そこで、今期は基礎となる関係の質を向上させるための施策を意識的に行ってきました。
ビジョンシェアワークショップでは約150人、現在進行系で行っている行動特徴別のコミュニケーションでは約120人(6/28現在)を対象に実施してきました。
アンケートの結果も有意義なものだったと回答した人がどちらも90%以上、
BBQには180人ものメンバーが参加し、大変好評でした。
留置)ワークショップもBBQも横の繋がりが強くなったり、新しい繋がりができて個人的にもよかったです。今後はまた別のOne Teamな組織づくりの施策も検討していますか?
北村)構想段階ですが、行動特徴別のコミュニケーションが落ち着いたら、フィードバックに関するワークショップも検討しています。
フィードバックはリーダーから受けるだけでなく、同僚やメンバー、他部署から受けることもありますよね。さまざまなフィードバックのケースを考えて、質のいい結果が出せる組織になることはもちろんのこと、お互いを高め合うカルチャーづくりにつながる施策を行っていきます。
留置)下期の研修も楽しみです。
業務支援関連だと、オフィス移転・V MART・ベジデー&フルーツデー・BBQと大きなプロジェクトがたくさんありましたね…!
北村)そうですね。働きやすさのベースとなるオフィス環境をより良くしていくことや、健康維持・増進、コミュニケーションの創出という観点で、多種多様な施策を実施できたと思います。
V MARTは7月からキャッシュレス導入で、商品の価格改定も行います。今より手頃な値段で商品を購入できるようになります。
取り揃える商品もイベント感があったり、わくわくできる工夫ができればと思います。
健康施策でいうと、今後は食に加え、快適な睡眠・適度な運動の施策も検討していきたいですね。
留置)採用育成に関してはどうだったでしょうか。
北村)採用育成チームは、新しいメンバーが入社したり、組織の役割責任が大きくなったり、メンバーそれぞれに挑戦がある中で、色々な個性やスキルを持つダイバーシティなメンバーを採用したり、会社への早期定着・活躍を促すオンボーディング施策を実施できたと思います。
人事労務、採用育成、業務支援面で幅広い施策がありましたが、どれも生きがいにつながる視点・視野・視座を意識してアプローチしているんです。
生きがいはボタンを押せば生まれるようなものではありませんから、色々なアプローチで最適解を探りながら、cocone vへのロイヤリティーやエンゲージメントを高めていく必要があると思っています。
留置)なるほど。網羅的に施策を実施していかなければならないのですね。
今後、他にも検討している施策があれば教えてください。
北村)今後もさらに「多様な選択肢のある働き方」を取り入れ、メンバーひとり一人の「ワーク・イン・ライフ」への適応とクオリティ向上を目指していきます。
そして、生きがいの構成要素の一つである報酬についても、広義の観点から、金銭的なものだけでなく、中長期的な安心や時間の使い方の柔軟性、成長体験、スキルアップの機会等、cocone v ならではの取り組みにチャレンジしていく下期にしたいと思っています。
また、ファミリーデーや納会などワクワクする施策の他に、リスク管理の観点で万が一の時の防災対策にも取り組んでいきたいと思っています。
そして、上期に開催されていたCEO Open Door Day(※)に続いて、CHO Open Door Dayも開催したいですね。
留置)CHO Open Door Day、来月からぜひやりましょう!
※CEO Open Door Day…月に一度、経営メンバーとメンバーがカジュアルに会話できる時間のこと。
CHO Open Door Dayも7月より開催が決定。
会社の状態や課題、成長ポイントを見極め、素早くアクションに移す。そんなCHO・V支援室の取り組みを今後もお楽しみに!
最後まで読んでいただきありがとうございました。
それではまた次の記事にて。
関連リンク🔗
・新ワークスタイルについて
・全メンバー対象BBQイベントについて
・ビジョンシェアリングワークショップについて
・行動特徴別のコミュニケーション研修について
・オンボーディング施策について
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?