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【開催レポート】8/5 【対話会】1on1は今のままでほんとうに良いのだろうか? ~マネジャー同士の対話会で、あなたの1on1をアップデートする~

8/5に「哲学対話」をベースにした1on1について話し合う対話会を管理職の7つ道具ココラボユーザーを対象に開催しました。

哲学対話とは「集まったその場の人たちが問いを重ねることで、お互いの思考を引き出していく対話のこと」という意味合いがあります。専門家が知識を伝える、広めるというのと対極にある考え方であり、知識ではなくそれぞれの経験をもとに対話します。

管理職の7つ道具ココラボのメインユーザーであるマネジャーにとって、課題意識の高い1on1におけるそれぞれの課題をどのように埋めていくか、非常に活発な意見交換が行われました。

まず、最初に大テーマ「1on1」に対して参加者から対話したい「問い」を集めました。参加者から出た問いは以下の通り。

・1on1で愚痴の掃き出しぽくならないようにするには?
・どうすればメンバーが1on1を楽しみにしてくれるか?
・1on1を継続的に行った場合に、マンネリ化しないためには?
・この1on1はよかったというものとは?
・1on1には意義がないと思う上司にどうアプローチすればいい?
・そもそも「1on1」の意義とは?
・見落としがちだけど、意外と重要なポイントって何か?
・1on1で本音で話し合える状態を作るには?
・1on1が双方向な関係になる為には?
・1on1の上手い人ってどんな人?
・意欲的ではない部下への1on1の工夫は?
・心理的安全性が作れないのは何故か?
・模範的発言をする部下へのアプローチは?

この中から対話したい「問い」をそれぞれ投票し、一番多く票の集まった
「どうすればメンバーが1on1を楽しみにしてくれるか?」という問いで対話がスタートしました。

そもそも、なぜこの問いを提供したのか提供者に質問しました。
「自社のメンバーは1on1を楽しみにしているメンバーが多いので、それが当たり前だと思っていたが、皆さんの話の中で、1on1はメンバーにとっては意味を感じにくいものであるという意見があり、そうなんだと驚きました。何が違うのかその背景を探りたいと思いました」

各社、様々なカラーの違いが出たこともあり、1on1に対するとらえ方の違いが顕著に出る場となりました。そもそも「文化」として1on1という概念が浸透しにくい文化もあれば、当たり前に1on1を受けていている文化もあり、1on1がなぜこれほど人によって認識が違うのかが垣間見れた時間でした。

「自分は上司に1on1をやってもらいたいか?」
「自分が1on1を納得してやっているか?」
「そのそも1on1を何だととらえているか?」

という問いが途中で出た際に、改めて各自内省いただいた場面もありました。たった1時間45分の場でしたが、各自の経験を通じての対話を通して、
多角的に自分や他者を見る機会につながり、何かしらの持ち帰りがそれぞれの参加者の方にあったようです。

★ご参加者の感想
・皆さんが1on1したいということに驚いた。自分がまずは変わっていきたい。
・1on1で話したいと思ってもらえるようにしていきたい。そのためには、時間を取ってくれて有難うと伝えられるようになりたい。
・1on1についてここまで深く考えたことがなかった。
・逆転の発想(1on1が嫌な人はどうして?なんで自分はいいなと思ったのか)で考えることで考えやすかった。
・1on1は文化なんだなと思った。すんなり受け入れられる会社と受け入れられない会社があって当たり前だと思った。
・あっという間の時間でした。参加者の方も社内事情を開示いただき、自社との差異を考えながら話が聞けて有意義でした。
・対話というものを改めて知る機会になりました。対話会というテーマに惹かれて参加させていただきました。 今回ご参加された皆様の会社それぞれのカラーが本当に異なりそれがとても新鮮でした。
・ 「1on1をもっとよくしないと、マネジメントの意識をどうやったら変えられるか」、 と課題を深く考えすぎていたことにも気づけたので ちょっと引いた視点で、自社の状況を把握していけるとよいなと思っています。
・皆さんが前向きで目が輝いているのが印象的でした。

管理職の7つ道具ココラボでは、引き続き管理職の方の課題や悩みに対する対話の場として対話会を定期的に開催していきます。正解のない時代だからこそ、対話の場を通じて、自分の経験と他人の経験を掛け合わせて更にアップデートすることで、新しい自分なりの方法を見つける場につなげていただければと思います。

また、その方のタイミングで課題を解決できるよう、更なるツールを順次リリース予定です。お楽しみに。

毎月開催しているセミナーやワークショップ情報はこちらからもご覧になれます。ぜひチェックしてみてください。

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