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ミスした問題、どうしていますか?(わたしの勉強法 その2)

 学校の定期試験の勉強にしても、進路を左右するような受験勉強にしても、仕事の選択肢が広がる資格勉強にしても、「テスト」と名のつくもので高得点を取ろうとした場合、問題練習は欠かせないものだと思う。
 
 もちろん、問題を解くためにはまず知識の習得が大切で、それなくしては問題も解けない。知識が不十分なまま、当てずっぽうで問題集に取り組んでも、それはテストのための付け焼的なやり方にしかならず、本当の力はつきにくのではないかと思う。
 だから、問題を解く前に、まずは教科書なりテキストなりの内容を理解すること、それは勉強の大前提だと思う。まずそれは声を大にして伝えたいところなのだけれど、でも知識を習得すること、それだけではテスト対策としては十分ではない。テストに合格するためには、テストと同じように問題を解いて練習しないと。それは誰しもが分かっていることだと思う。

 だから問題集での練習は誰もがやっていることかもしれないが、でも、「ミスした問題をどうするか?」その対処法については意外と人それぞれなのではないのだろうか。そこで、と今度は声を落として言ってみようと思うのだけれど、私は、実践していない人も多いのではないか、と思われる秘伝の方法を発見したのであります。今からその方法について、こっそり教えようと思うので耳を貸してほしい。

 と、かなりもったいぶってみましたが、なぜこんなに大げさにもったいぶるのかというと、私は学生時代はこの方法を思いつかず、受験生の時もこの方法を実行していなかったから。この秘伝の方法を思いついたのは、小学生の息子が落ちこぼれないようにと知恵を絞りに絞っていた時で、それもすぐに思いついたわけではなく、あれやこれや試行錯誤した先にようやく思いついたという感じなんです。ほんとね、自分が受験生の時にこの方法を知っていたらと思わずにはいられない。

 で、その秘伝の方法とは?

 実にシンプルな方法なのですが、

①ミスした問題をやり直す場合は、答えを直接書かずに、別の紙に書く。
②正解を確認し、理解する。
③翌日以降に、その問題を解き直す。ミスした答えの近くに、新しい答えを書く。
④合っていたらマル。ミスしたら、また別の紙に答えを書き直す。

と、こんな感じです。

 要は、「ミスした問題は、自力で正答にたどりつけるまではマルしない」ということです。

 よくありがちなのが、「ミスしたら正しい答えを確認して、その答えをミスした答えの近くに書き写す」というやり方で、私は学生時代そうしていましたし、息子の小学校でもこのやり方で指導しているようです。でもこれだと、自力で正答が書けたわけではないので、同じ問題が出されてもまたミスしてしまう可能性が、、。

 また、ミスした問題をもう一度やり直すために、「ミスした問題をノートに書き写し自作の問題集を作る」という方法もあるようですが、どう考えてもこれだと手間がかかる。問題を写している時間があったら一問でも多く問題を解いた方が実になるのではないか、と私は思ってしまいます。
 あとは「同じ問題集を買ってもう一度やる」という方法や「ページをコピーしておいて繰り返し使う」という方法もわりとポピュラーだと思いますが、この方法だと、ミスした問題以外に正解した問題もまた解くことになり、これまた時間のムダのように感じてしまう。

 こう考えると、「ミスした問題の近くにはあえて正答を書かずに、翌日以降に新しい答えを書く」という方法は、時間のムダがない上にちゃんと力がついてよい方法なんだよなあ、と自画自賛したくなるわけです。

 問題集は、すべてマルになるまでやる。しかもそのマルは、答えを書き写したマルではなく、すべて自力でたどりついたマル。そんなマルだらけの問題集は、自信の元になること間違いなし!

 というわけで、この方法を思いついてからは、息子も私も、この方法を実践していますが、息子のテストの点数は確実に上がりました。なにより、ミスした問題を翌日に解き直し、今度こそ自力で正解を導き出せて、そしてようやくそこにマルをする時の嬉しさといったら!
今日書いた正答のすぐ近くに、バツをもらった昨日のさえない誤答が視界に入ってくるわけなのですが、これがなかなかよい。昨日の自分に勝ったような快感が味わえます。

 以上、「ミスした問題どうする?」に対する私なりのアイデアをこっそりと披露させていただきました。これを読んで、「勉強って楽しそう」「勉強したくなった」と少しでも思ってもらえたら、とても嬉しいです。

勉強シリーズ第二弾を読んでくださりありがとうございます。
次回は、勉強シリーズ第三弾「子どもに勉強したいと言わせる方法」です。お楽しみに😉


#わたしの勉強法


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