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不安になると前の世界に戻ろうとしてしまうけど、一度きりの人生だから冒険しようと決めた日。

何かに挑戦しよう、新しい自分になる旅を始めてみよう
そう思って思い切って何かを手放したり環境を変えたりした時に、初めはとてもキラキラした気持ち、新しい世界に踏み込んだワクワク感で満ちている。

でもだんだんと、

「本当にこの道に進んでよかったのだろうか」

「本当は今までの道の方が正しくて、ただ単に現状から逃げただけなんじゃないか」

「夢を見過ぎなんじゃないか」

「理想の自分を大きく描きすぎなんじゃないか」

「やっぱり戻るべきなんじゃ………..」

と、とても重たく粘性のありそうなドロドロとした感情に押しつぶされそうになる。
自分の身体がその渦に巻き込まれてくるまれて、
「変わろう!」と思って行動していた時の心のきらめきや軽やかさが皆無になっていき
また「思考」だけを使って生きる道に進もうとしてしまう自分がいることに最近気が付いた。

そういう時は本当に苦しい。

自分の選択が間違いだったんじゃないかという思いと、
環境を変えてしまっているために手放したものも多く、すがるものがないという不安定感に心や思考が本当に真っ暗になる。

不安でいっぱいになると「やっぱり前の方が正しかったのでは」と思い、
戻ろうとしたり、それを正当化するために以前まで長くやっていたことをまたやりだしたりする。
例えば勉強とか、何かの資格の勉強とか(結局勉強(笑))

でもこの前、少し冷静に自分を振り返ってみた。
そうやって前の自分に戻った方がいいのではと思っている時は確かにそこに戻ったら安定する確率が高いにも関わらず、感情にフォーカスすると実に重たい。

安定する場所に行くはずなのに気持ちが鉛のようなに重い。

それって、本当は自分の望んでいない世界だよね…..??

ということに気づいた。

前の環境ややったことのある物事に戻るということは、経験済みであるからこそ不安も少なく安定もするだろう。
でも、前の環境にいた時の自分から何か変わりたい、と思ったからこそ勇気を出して行動を起こしたのに
戻ってしまったらまた前の重たく暗い世界に戻るではないか。

きっと試されている。

新しい世界に進もうと動いた自分に対して、
「覚悟はできてる?」
「やり慣れたことをやる方が安心安全だけど本当にそっちに進みたいの?」

そうやって、自分の気持を試されている感覚がある。

本当に、新しい自分になろうとすることは全てが未知の世界であり
正直怖い。でもその恐れを手放して自分の人生の地図に新しい国を描きたしたい。

一度きりの人生。

せっかくなら冒険して、自分の中にある今まで眠っていた可能性、
本当は好きだったけど「どうせ上手くいかない」と勝手に諦めて蓋をしていたもの
そういうのを自分で発見したい。

やる前から結果を決めてしまう人生にはしたくない。

やってみて、本当にダメだった時に戻ったらいい。

でもやってみた経験も、新しい自分を解放できた貴重な時間。

ついつい正解を探してしまうけど、正解なんてない世界なんだから
自分の心がときめく方に舵をきって生きたい。

だって一度きりのいつ終わるか分からない人生だから。

こういう風に生きる私をいつも見守ってくれる母と、数少ない友人たちに本当に感謝している。

いつかこの人たちをたくさん笑顔にするのが私の一番の夢だと思う。

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