見出し画像

小説書きを再開したワケ

私は今カクヨムという小説投稿サイトで小説を書いている。

その物語は完結までの道筋がはっきりと見えていて真剣に書き進めている。

困ったことに最近次から次へと別の物語のネタのようなものが思いつく。

ジャンルも様々で別世界を舞台にしたファンタジーだったり現代を舞台にしたファンタジーに…自分の実体験を元にした物語などなど。

文章化したいもので頭がパンクしそう!笑

そういう時はGoogle ドキュメントというアプリに思いついたネタを書き留めている。
パソコン、iPad、スマホ全てに同期できるし使い勝手がいい。

早く沢山物語を書き上げたい!と気持ちばかりが焦ってしまう。

とりあえず今書いている物語を完結させるのが目標!がんばろう!笑

私が小説を書きはじめたのは小学生の時だ。

きっかけはよく覚えていないがとにかく本が好きだった。

昔話から外国の児童文学、文豪と呼ばれる人たちの作品など幅広い物語に触れ私も自分の世界を表現したいと思った。

私は漫画雑誌の小さな広告欄に『十二歳の文学賞』という公募が印字されているのを発見した。

子供でも小説を応募できるんだ!

感動した私は早速両親に相談して執筆を始めた。

その結果…受賞することはなかったもののテレビの特集で私の作品が取り上げられることになった。
自分が考えた文章の一文をナレーターが読み上た瞬間を私は今でも覚えている。

え?!そんなことある?

私は胸がずっとドキドキしていた。

表彰され出版まで至らなかったものの私の物語は誰かに届いて紹介してもらえるぐらいに心を動かしたのだ!

その後も作品を思いついては書いて応募していたけれども反応があったのはそのテレビの特集で取り上げられた作品だけだった。中学生ぐらいまでは頑張って書いていたと思う。

高校生になると小説を書くこと自体を辞めてしまった。

評価されなかったこともそうだけど将来の夢で「小説家」と言うと否定されることが多かったからだ。それと単純に進学校に通ったために小説を書く時間がなくなったということもある。

才能がなければ、文章がお金にならなければ小説家になんてなれないよ

母にズバッと言われた時に私はいきなり現実に引き戻されたような気がした。
母は現実を見ろと言いたかったのだろう…。正論すぎて胸が痛い!笑

私は一度も結果を出したことがない。


私は小説を書くということから目を背け大学進学に向けて勉強に打ち込むようになった。
才能のない自分を見たくなかったからだと思う。

惨めで無様で恥ずかしい。


大学に入ってから思い出しては細々とネット小説を書いたりしたがやっぱり伸びない。
そしてまた小説を書くことから離れると自分の専門分野の研究に没頭した。

社会人になりまたこうして小説を書くようになったのは…友達から創作の楽しさを思い出させてもらったからだ。

入社してから暫くは会社に馴染むのに必死で会社から帰っても死んだような目をしていたが久し振りに連絡をくれた友人は明るい声で言った。

「小説書いたんだー。」

私は衝撃を受けた。

社会人になっても小説書いていいんだ!

評価を求めず創作を楽しむ友人を見て私は再び創作意欲を取り戻した。

私も私の信じたものを形にしよう。楽しもう!

そんな私の実体験元にした短編小説がこちら。お時間があったらぜひどうぞ。笑

物語を書いていて気が付いたんだけれども…

実体験したことを物語として描くと人の心を動かすことができる!

物語は空想の世界を描くものだが、そこにあたかも存在するようなリアリティが必要だ。
そのリアリティを表現するには現実世界での私の行動、感情が重要になってくるのだと思う。

今後も自分の日常、感情を大切にしながら物語を書いていきたい。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?