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傾聴ができるようになるには

「1on1がうまくいかないんです。」

「聞けてると思っていたけれど、
自分はクライアントの話が
全然聞けていなかったみたいで
満足してもらえなかった。」


二年ほど前から
管理職の方や
コンサルティング系の仕事をしている方々から
こうした悩みを聞くことが多くなりました。


「傾聴」「傾聴力」という言葉が
ビジネスシーンでも一般的になり、
傾聴についてのビジネス書が
数多く出版され、
1on1のやり方や傾聴についてのセミナーも
たくさん開催されています。


常に向上心をもって
さまざまな学びを続けている
ハイアチーバーの方たちは
当然、そうした書籍を何冊も読み、
セミナーにも出席して
すでに人に伝えられる(語れる)ほど、
傾聴に関する知識は
もっているはずなのです。


それなのに、

・相手の目を見て話す
・相槌をうつ
・相手の言葉を繰り返す
・ミラーリング

など、本やセミナーで学んだスキルを
実際の部下との1on1や
クライアントのヒアリングに使ってみたけれど、
なんだか全然うまくいかない……。


。。。そういう経験、
あなたにもありませんか?


知識を得るのは大切ですし、
それを実践するのは大事です。


でも、傾聴がうまくいかない
大きな原因は
スキルがうまく使えないから
ではありません。


傾聴ができないのは、
1on1をしているあなた自身が
「本当に聴いてもらった」という
経験をしたことがないからなのです。


そして、本当に人の話を
心から、体全体で
「聴く」ことができるようになるには
自分自身が「聴いてもらった」
という経験をすることが不可欠です。



。。。私とのコーチングセッションや
ミーティングを終えた方から
よく聞くのが

「こんなに自分のことを話したのは初めてです。」

「いやぁ、傾聴ってこういうことなんですね、
やっとわかりました。」

「こんなこと今まで誰にも話せなかった。
だいたい、自分の人生で
人にこんなに話を聞いてもらったことがない。」


という言葉。


つまり、多くの人は、自分の話を
「評価」という枠組みなく
ジャッジされることなく、
ただただとことん聴いてもらった、という経験が
ほとんどないのです。


いくら仕事ができて、
知識が豊富だからといって
自分が経験したことがないことを
人にするのは
簡単なことではありません。


また、1〜2回の研修で
スキルを学び、
ロールプレイをしたからといって
すぐに傾聴ができるようになるものでも
ありません。
(研修や練習をすることが
意味がないということではありません😊)


というのも「傾聴」とは
何度も「聴いてもらう」経験をして
その先に、自分の思考や
行動が変化して、はじめて
「本当に聴いてもらう」ということの
意味と価値が
頭でなく、身体で理解できるからです。
(肚落ちする、という感覚でしょうか。)


会社であれば、役職があがるほど、
部下や周りの話を聞く役目が増え、
自分のことを「聴いて」もらう機会は
ほとんどありません。


家に帰っても、
家族から愚痴を聞かされて、
自分の仕事の悩みや
本当はやりたいと思っていることを
話す隙さえない。


こんなふうに
自分自身が
「傾聴してもらった」経験がないのですから
1on1で傾聴につまづいてしまっても
無理はありません。


だからこそ、
まずは、あなた自身がじっくりと
「聴いてもらった」という体験を
することが必要です。



あるいは、かつて自分が
本当に心から聴いてもらった体験を
思い出し、
その時、自分はどんな気持ちになったか、
そして、聴いてくれた相手は
どんな態度、様子だったかを
思い出すのも有効です。


たとえば、子どものころ
おばあちゃんが、
一緒にこたつに入って
ずっと自分の話をニコニコ笑って
聞いてくれた。
とか、
高校時代のクラブ活動の顧問が
選手に抜擢されずに
落ち込んでいた自分の横に座って
ずっと話を聞いてくれた。
とか。


これまでの人生で
あなた自身が
「本当に聴いてもらった」という体験こそが
あなたの傾聴力を高め、
そして、1on1 の時間を
有意義なものにすることが
できるのです。


。。。さて、あなたは、
最近いつ、
自分の話をじっくり聴いてもらいましたか?

そして、その相手は誰でしたか?
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*コーチ・マミータのプロフィールThe 21st Century Creative LTD. ダイレクターライフコーチ/ビヨンドコーチ同志社大学文学部 美学及び芸術学専攻卒業

新卒時から雑誌編集者に憧れ、出版社勤務をめざす。 100通以上の不採用通知ののち、ようやく雑誌編集者になれたのが26歳。 以来、編集者として1000名以上の著名人へのインタビューをはじめ、 各業界トップクラスのプロフェッショナルの方々と仕事をする。 2000年シニアエディターとなり、編集業務以外に編集スタッフのマネージメントにも携わる。 編集を手がけた歌人俵万智さんの書籍『花束のように抱かれてみたく』は 発売5ヶ月で5刷に。

2003年に渡英。英語力はカタコト程度だったが、 ロンドン大学外国人学生のための英語コースで、何度も泣きながらレポートを仕上げる経験を経て、英語でインタビューをして仕事ができるようになる。

イギリスを拠点に編集者・ライター・レポーターとして 書籍、雑誌、ウェブマガジン等への寄稿、ラジオ番組への出演などに携わる。 朝日新聞デジタルでは『ロンドンジャーナル』連載。 英国ニュースダイジェストでは、5年以上にわたる コラム『英国の口福を探して』を連載した英国料理とお菓子の研究家でもある。

現在も自身がコーチングを受けてチャレンジしつづけつつ、ハイアチーバー、ハイパフォーマーの方たちが、鎧を脱いで本心を話し、勇気を取り戻す安心安全の場所と時間をコーチングセッションで提供。 クライアントの方々が 「自分を大切に、本当の自分で人生を生ききる」ためのサポートをしている。

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