親の顔が見てみたい
一体この人の親はどんな育て方をしてきたんだ。親の育て方が良くなかったからこんな悪い事をしいるんだ。あー、親の顔が見てみたい。こんな感じで使われる定型句ですね。
実際に自分が親になってみてから聞くと、強く心に刺さってきます。
自分は良いお父さんなのかな。一体娘はどんな人間に育っていくんだろう。自分たちでしっかり育てていけるのかな。と、親ルーキーとして思うことは色々。
でも、親って本当に子どもの成長にそこまでの影響を及ぼすのでしょうか。ある研究によると、親よりも学校で一緒にいる生徒たちのほうが子どもの成長に影響を及ぼす、なんて結果も出ているみたいで(すみません、これはまた聞きした情報で実際の論文は読んでません)。
そうしたら、親の顔が見てみたいではなくて、同級生たちの顔が見てみたいになるのかな。
この研究結果よく考えると、腑に落ちる。
子どもは学校に行き始めると、親と過ごす時間は必然的に減る。友達と遊んでいるほうが楽しくもなってくる。自然と周りの友達から受ける影響は大きくなることに。そうやって周りの親以外の人たちからの影響に適応しながら子どもたちは成長する。
思い出してみれば、親以外の人からの影響ってすごく大きいですよね。もちろん、子どもに関わる人たちがどういった人間かは、親の選択で決まることもあるんですが。
例えば、住む地域、通う学校、習い事、親の友達などなど。親が作りだす環境によって、子どもが出会って関わっていく人たちも違ってくる。
そうやって考えると、もちろん自分たちが親として子どもに伝えていくメッセージは大事だけど、親以外の人から学ぶことのほうが多いのかもしれない。
親の顔が見てみたいよりも、この人が育ってきた環境が見てみたいなのかな。
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