見出し画像

【33】 ゴール設定の3つのルール

今回から、より実践的なマインドの使い方について解説していきます。
この記事では、ゴール設定の仕方について概観します。

マインドの力を引き出すための原則として、ゴール設定には3つのルールがあります。

それは、

1. Want-toのゴールであること

2. 現状の外に設定すること

3. バランスよく設定すること

の3点です。


それぞれのルールについて、簡単に説明していきます。

1つ目の「want-toのゴールである」とは、他人や社会に植え付けられたり思い込まされた「やらなくてはいけない(have-to)」と思っているゴールではなく、他人に止められてもやりたい(want-to)ゴールを設定するということです。

自分はやりたくないのに周りの人からやりなさいと言われたことをゴールに設定しないということです。

同時に、本当にやりたいと思うことであれば、他人に馬鹿にされそうとか、実現できなさそうといった理由で諦める必要はないということです。


2つ目の「現状の外に設定する」とは、今の自分のままでは絶対に達成できないほど大きなゴールを設定するということです。

これは、ゴールを設定した時点では、ゴールを達成する方法がわからないのが正しいと言い換えることができます。

「現実的で実現可能な目標を目指しなさい」「具体的な目標を設定しなさい」と言われることが多いですが、そのようなゴールを設定すると現状の自己イメージコンフォート・ゾーンがますます強化され、大きな変化ができなくなります。

「世界的な事業を行いたい」「世界中の子どもたちに、良い教育を届けたい」といった、現状を維持するだけでは到底達成できない大きなゴールを設定することで、スコトマが外れ創造性とエネルギーが生み出され、結果的に実現することが可能になります。

ゴールを設定することで、達成方法は後から見えてきます。


3つ目の「バランスよく設定すること」とは、仕事だけでなく、趣味、家族、健康、ファイナンス、地域、生涯学習、老後といった分野それぞれにゴールを設定することです。

多くの人は、子どものころから「目標は絞った方がいい」「1つの目標に集中しなさい」といったことを親や先生から言われた経験があるかもしれません。

しかし、もし仕事のゴールを達成できたとしても、身体がボロボロになっていたり、家族がうまくいかなくなっていたのでは意味がありません。

これは、それぞれの分野でほどほどを目指しましょう、ということではありません。

むしろ、それぞれの分野で現状の外にゴールを設定するからこそ、無意識はすべてのゴールを実現するために、よりクリエイティブに働きます

また、趣味の活動をすることで仕事のヒントを得たり、仕事での活動が地域への貢献につながったりといった相乗効果が生まれてきます。

バランスよくゴールを設定することで、ひとつひとつのゴールの達成も早くなります。


ゴール設定の3つのルールは、世間一般の常識からすると違和感があるかもしれません。

しかし、これらはマインドの仕組みに基づいたものであり、このルールに則ってゴールを設定することで、自分本来の無限の可能性を引き出していくことができます。

そうすれば、まさに「常識外れ」のことを実現していくことができるようになります。

ワーク
現在、特に実現できたらいいなと思っているゴールをいくつか書き出してみてください。
それらのゴールを、3つのルールと照らし合わせてみて、どのような点をさらに良くできそうか考えてみてください。