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【8】 自己イメージに従って行動している

私たちは、「自分自身のことをどのような人間であると信じているか」という自己イメージに合致する情報しか認識していません。
そのため、自分が持っている自己イメージが正しいことを証明する情報だけを取り入れ、日々、現在の自己イメージを強化しています。

これは、私たちのマインドに、自分のリアリティが正しいことを証明しようとする働きがあるためです。
実は、この働きは認識だけでなく、無意識の行動や選択においても働いています。
そのため、私たちは無意識のうちに、自己イメージが正しいことを証明するような行動や選択をしています

たとえば、「自分は人前で話すことが苦手だ」という自己イメージを持っている人は、講演を頼まれたとしても「自分には相応しくない」と感じ、自然と断ってしまうでしょう。
実際には、その講演で多くの人に影響を与えられる知識や経験を持っているとしてもです。
また、「自分は親切で優しい人だ」という自己イメージを持っている人は、電車で席を譲るといった行動を自然と取ることでしょう。
むしろ、そうしないことに違和感を覚えると思います。

このように、私たちは、自分が実際にどのような人間であるかではなく、自分自身をどのような人間だと思っているかという自己イメージに従って行動しています

もし、現在の自己イメージにとって自然な行動や選択が、自分をゴールに向かわせるものでないなら、自己イメージを変える必要があります。
行動や選択を無理に変えても、自己イメージが変わらない限り、それらの行動や選択はいつの間にか元に戻ってしまいます。
しかし、自己イメージを変えれば、行動はそれに従います

まずは、自己イメージを変えるのです。
自己イメージは一定のプロセスで形成されてきた信念に過ぎない以上、そのプロセスを利用すれば変えることは難しくありません。
後の記事で紹介するアファメーションやヴィジュアリゼーションを用いることで、自己イメージは自分で選択していくことができます。

ワーク
どのような行動や振る舞いを、「自分らしい」「いつもやっていること」「やらない方が変」と感じますか?
反対に、「自分らしくない」「自分にはふさわしくない」「自分には難しい」と感じる行動や振る舞いは、どのようなものですか?
これらの質問に対する答えは、無意識に持っている現在の自己イメージを推測する手がかりとなります。

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