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【2】 見ようとしているものしか見えない

私たちは五感を通じて、外の世界を認識しています。

しかし、外の世界の情報は脳にとってあまりに多すぎるため、すべての情報を同時に処理することはできません。

そのため、自分にとって重要な情報、あるいは注意を向けている情報のみが処理され認識されています

例えば、この文章を読んでいるとき、足やお尻にかかっている体重を意識的には感じていないはずです。

また、周囲の音が聞こえていても、どのような音がしているかまでは認識していないと思います。

このように指摘されるとその対象へ注意を向けるため、認識できるようになりますが、文章を読んでいる最中には通常認識されません。

また、注意を向けていなくても、自分にとって重要な情報であれば意識にあがります。

例えば、電車で寝ていても、自分の降りる駅の名前がアナウンスされるとパッと目が覚めるのもその原理です。

このように、私たちは自分にとって重要な情報や注意を向けている情報にロック・オンして生活しています。そして、ロック・オンした情報以外は、ロック・アウトされて認識されません。

このロック・アウトされ、認識されなかった情報がスコトマです。


このメカニズムがあるおかげで、私たちはものごとに集中することができます。

しかし一方で、チャンスや本当にやりたいことといった自分にとって本来重要な情報であっても、ロック・オンしていなければ、スコトマとなり認識できません。

自分が何にロック・オンして生活しているかに気づき、ロック・オンする対象を主体的に選択できるようになれば、チャンスや本当にやりたいことを見つけることも容易になっていきます。

ワーク
外を歩いているときに、赤や青といった色を1つ選んで、その色をしたものを出来るだけ見つけようとしてみてください。
選んだ色をしたものが、思っていたより多いことに気づくかもしれません。

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