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【49】 アファメーションの11のルール

アファメーションは、ルー・タイスの方法論のなかでも、最も中核的なものです。
実際、とても強力でありながら安全で再現性のある方法です。
前回の記事では、アファメーションの作り方と実践の仕方について紹介しました。


簡単に要約しておくと、まずゴールを実現したときの自分の姿を「一人称」「現在進行形」で書き出します。
そして、そのアファメーションを読み、内容をイメージし、その時に生じた感情を体感することで、ゴールの世界の自己イメージの臨場感を上げる、というものでした。
今回は、アファメーションの書き方について、より詳細に見ていきます。


アファメーション作成の11のルール

アファメーションでは、基本の型として守る11のルールがあります。
これらのルールを守ってアファメーションを作成することで、安全かつ効果的に実践することができます。

1 一人称である
主語を「私」にします。

2 肯定的に書く
「こうなりたい」「これが欲しい」というものについて書きます。
「こうなりたくない」「欲しくない」というものについて書くと逆効果です。

3 現在(進行)形で書く
「〜〜である」「〜〜している」「〜となっている」という表現にします。

4 「達成している」という内容にする
「私は〜〜を持っている」「私は〜〜だ」という表現で書きます。
「〜〜したい (want to)」「〜〜できる (can)」「〜〜になる (will)」という言い回しでは、単に可能性を示すだけで、かえって現状の臨場感を強化していまします。

5 比較をしない
他人と比較した記述をしないようにします。
自分自身の変化や成長のみを書きます。

6 動作・行動を示す言葉を使う
自分の行動している様子や態度について表現する文章にしましょう。

7 感情を表す言葉を使う
「嬉しい」「楽しい」「すがすがしい」「誇らしい」といった、ゴールを達成したときのポジティブな感情を表す言葉を入れます。

8 明確で詳細に書く
あいまいで、いろいろな解釈ができる表現を排除します。
定期的に修正していくことで、精度を上げていきます。

9 バランスをとる
バランス・ホイールで考えたように、家族、仕事、趣味、健康といった人生の様々な分野にゴールがあります。
それぞれのゴールに関するアファメーションが、互いに矛盾しないで調和した内容になるようにします。

10 リアルで臨場感が高いものにする
自分自身がゴールを達成している姿をリアルに思い描くことができる内容にします。

11 秘密にする
誰かと共有する必要はありません。
みなさんを本当に応援してくれる人以外には、話さないようにします。


アファメーションも技術の一つですので、繰り返し書くことで上手になっていきます。
何度も書くうちに、より自分にしっくりくるアファメーションが書けるようになっていきます。
自分なりに書いてみて、実践しながら記述の精度を高めていくとよいでしょう。
また、プロのコーチから直接アファメーションの指導を受けることでも、早く上達できます。

まずは、現状の外のゴールを実現したときの自分がどんな人物で、どんな人生を送っているのかを想像し、アファメーションを書いてみましょう。

ワーク
「アファメーションを作るのが難しい」という相談をよく受けますが、その解決法のひとつとして、「アファメーションを上手に作り実践している自分」を自己イメージにしてしまうことが挙げられます。
以下のアファメーションをご自分の使いやすいようにアレンジし、日々のアファメーションに取り入れてみてください。
私は、適切なアファメーションをいつも簡単に作成し実践しているので、ゴールを次々と実現していて誇らしい。