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えんさんの今週の1冊 #8

副代表の遠藤(通称えんさん)です。

このマガジンでは読書好きな僕が毎週1冊の本をコーチングの視点から読んで紹介しています。
過去の記事はコチラ。

今回の本はコチラ。
限りある時間の使い方 オリバー・バークマン著

読みやすさ度★★★
在り方重視度★★★★
実践しやすさ度★★★★
持ち運びやすさ度★★

こんな人にオススメ
・時間がない
・時間を有効活用したい
・自分に時間がない理由が知りたい
・違う視点で時間について考えたい
・自由な時間を作りたい


本の内容

人生はたった4000週間、限られた時間をどう過ごすか! ?

人の平均寿命は短い。
ものすごく、バカみたいに短い。
80歳まで生きるとして、あなたの人生は、たった4000週間だ。

「時間が足りない」なんて、何を今さらと思うかもしれない。
いっぱいになった受信トレイに、長すぎるやることリスト。
ワークライフバランスに、SNSの際限ない誘惑。

もちろん世の中には、生産的になるための「ライフハック」があふれている。
けれど、ライフハックを駆使したところで、たいてい状況は悪くなるだけだ。

焦りはさらに増していき、人生の大事な部分には、いつまでたってもたどり着けない。
さらに、日々の時間管理に追われていると、本当に大事な問いが見えなくなる。

それは、自分の限られた4000週間を、いかに過ごすかという問いだ。

本書は古今の哲学、心理学、スピリチュアル思想を駆使し、ウィットに富んだ語り口で、時間と時間管理を実践的に、そして深く問い直す。

「すべてのことを終わらせる」という強迫観念を捨て、自分の有限性を受け入れたうえで、そこから有意義な人生を築く方法を紹介する。

本書を読めば時間に対する見方が変わり、さらには生き方が変わるだろう。

こんなところがコーチング的

タイトルがそのままコーチングセッションのテーマになるぐらいにコーチング的。

自分がなりたいものや手に入れたいもののために、時間をどう使うか、何に使うか、そのために何が必要かを考えるのがコーチングセッションです。

また、あれもこれもと考えてしまいがちな人に対して「それ、本当に全部しないといけないの?」だけじゃなく「本当に全部できると思ってるの?」と語りかけてくれているようで、客観的に自分を見るという視点の移動ができるのもコーチング的。

時間に対することだけでなく、いろんなことに自分の思い込みがないかと振り返ることが出来るのもコーチング的。

あと、この本の中で僕が一番好きな言葉が書かれている箇所もコーチング的。

人生をリハーサルのように過ごしてしまうのはたやすい。
今はまだスキルを学び経験を積む段階だ。いうかもっと上達したら(中略)そう思っているうちに、大事な時間はどんどん残り少なくなっていく。(中略)大人になるということは「誰もがすべてを手探りでやっている」という事実を徐々に理解するプロセスではないだろうか。(中略)
たとえ経験や自信がなくても、やるのを諦める理由はどこにもない。どうせいつまでたっても手探りで、確信のないままやるしかないのだから、尻込みしていても仕方ない。待つのはもう終わりだ。今すぐに、やりたいことをやり始めよう。(中略)
どうせ誰だって、あなたと同じようなものなのだから。

260~261ページ

この本のココが好き

表紙をめくったらいきなり出てくる「生産性とは罠なのだ」という言葉が好き。

タイムマネジメントとか時短とかそんなことに取り組んできて自由な時間が増えたか?結局やることを増やしてやっぱり時間が足りないと嘆いている状態は変わらないんじゃないか?

そう語りかけてくれるように感じるところが好き。

巷の時間の使い方の本とは全然違う視点から投げかけられる言葉の数々に納得と共に笑い(苦笑や失笑や大笑い)が入り混じるこの本。

あと、怠けることや何もしないことを推奨しているところも好き。

一度きりの人生を存分に生きるためには、将来に向けた学びや鍛錬をいったん忘れる時間が必要だ。怠けることは単に許されるだけでなく、人としての責任だと言っていい。

173ページ

作家でアーティストのジェニー・オデルが言うように「何もしないでいることほど難しいことはない」。それでも、やってみる価値はあると思う。
何もしないことが出来る人は自分の時間を自分のために使える人だ。
現実逃避の為に何かをするのは、もうやめよう。

287ページ

「時間の使い方」と言われると「何をするか」を考えてしまいがちだけど、怠ける・何もしないという使い方もあって、むしろその必要性に気づかせてくれる本です。

最後に

この本を読むきっかけになったのはコーチ仲間からのお誘いでした。

「私の手元にあるけどまだ開封すらしてなくて。一緒に読んでみてくれへん?」と言われたことが始まりです。

当時の僕は仕事が本当に忙しくて、「俺の身体は1つしかないってみんな分かってんのか?」と上司・先輩たちに言いたくなるぐらいにいろんな仕事を押し付けられ、でも自分がやりたい仕事は誰かに任せたくなくて抱え込むという状態。

この本にも出てくるような状態でした。

多くのタスクをこなせばこなすほど、期待値がどんどん上がっていく(中略)あの人はものすごく仕事が早いね、という評判が広まれば、あちこちからどっさり仕事が降ってくる。

53ページ

やる気があるからあいつにやらせとけ、前向きな発言が返ってくるからあいつに頼んどけ、みたいな感じです。

そんな時にこのタイトルの本を紹介されたので「もちろん!」と即答して読みました。

読んでみると僕が期待したことは書かれていませんでしたが、「そうそう、ホンマそれ!」の連続で、自分が言いたかったことを代弁してくれていました。

そもそもやることが多すぎる今の時代、時短なんてできたとしても限界があるし、やらないことを決める、できないことは諦める、やりたいことに注力することが大事だなと思わせてくれた本でした。

みなさんも「時間は限られている」という現実を直視して、「時間はいくらでもある」という幻想を手放してみませんか?

最後までお読みいただきありがとうございました。

もし良ければ過去の記事も併せてご覧いただけると嬉しいです。

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それではまた来週。

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