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キャリアコンサルタントの仕事。のさらに続き/国立大学職員&大学職員を目指すひと向け

キャリアコンサルタントとしての仕事の展望を考えてみたのですが,得意分野がいちばん良いと思うので,国立大学職員を対象にしたキャリアカウンセリングをやってみたいなーと思っています。

20代から30代前半ぐらいの若手層と主任級~係長級ぐらいの層を対象にして,問題解決や目標達成の糸口をいっしょに探すような仕事ができたらいいですね。

国立大学の現状を知る者として,事務職員さんたちへのフォローはほとんど最優先事項のように感じるのですが,大学の認知(とりわけ上層部たる教員組織の認知)はそうでもなく,組織が大きければ大きいほど,事務職員の疲弊度合いは伝わっていません。

そして,救われるべきひとたち自身が,その尊い使命感のようなもので無意識に自分を締め付けていることに気が付いていません。目の前の仕事を停めることが教育や医療という分野では特に難しいのです。採算がとれないから止めたとか,マンパワーが足りないから止めようとか,そういうことが本当にできないのです。

しかし,その使命感にあぐらをかき,やりがい,という言葉が労働力の搾取にだけ使われてしまっては,いつかは力尽きてしまうでしょう。



これにはもちろん原因があります。
その原因は明らかなのですが,その解消をそのまま大学に求めることはとっても難しく,その前にまずは職員のマインドセットの変容が求められるのです。つまるところ現状を改善しようとするのなら,改善を求めるマインドセットをつくることが先決であるという,少し複雑な状況に陥っているのですね。


そういうひとりひとりのマインドセットにアプローチしていくというのはキャリアコンサルタントの仕事として十分魅力的な仕事です。

カウンセリングで視野が拡がれば,コンサルやコーチングへのアプローチも可能です。マインドセットが変われば,今の職場で「自分も幸せになって良いのだ」「それは決して自分たちが犠牲にならなくては成立しない,というものではない」という当たり前の感覚が戻れば,現状の壁をブレイクするきっかけになると思うのです。



胸のモヤモヤやこれからの目標確認などをいっしょに相談する時間を定期的に設けることで,目の前がクリアになります。
個人の能力向上,マインドセットの変容は,組織全体の底上げに十分に力を発揮しますし,組織そのもののマインドセットを変える原動力になりえます。

まずは組織の縁の下の力持ちたちのメンタルケアと能力底上げ。これが今の大学組織において真っ先に取り組むべき最重要課題であるとあえて申し上げましょう。
働く人たちが楽しく,幸せに働けなかったら,サービスが向上するはずがありません。自分が幸せでないのに,他人に優しくなんかできるわけありません。心の底から楽しめる仕事,職場になるように,まずは個人レベルでのケアとレベルアップを図りましょう。


そういうわけで,大学で働く職員のみなさん。
いちど胸の内をぶちまけてみませんか。そして新しい一歩を組織にもたらしてみようじゃありませんか!!


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