見出し画像

我武者羅(がむしゃら)に仕事していた私が「ノーワークフライデー」「静かな退職」と言う流行り言葉を聞いても違和感を感じない…

最近急に話題になっているのが”quiet quitting”である。人手不足の原因が、フルタイムで働く高学歴の男性が労働市場から離脱し始めていると言う“とんでもない話”が飛び込んできているのだ。

なんとワークライフバランスが違う形でエリート層のムーブメントとなっている。最後にはわかるが、エリート層の無邪気な集団行動による原因と結果と言う話を触れていきます。

流れのベースは美しく、『働きすぎず、家族との時間も大切に。』最低限だけ働く「静かな退職」が流行しているのだというストーリー。

コロナで、手厚すぎる失業手当や移民労働者の不足など、人手不足には様々な要因がある。しかし、最近の研究で新たに分かったのは、

労働者が以前ほど一生懸命に働いていないこと。

コロナ禍よりも労働者数は増えているが、週50時間以上働く高学歴の男性が、労働市場から離れているという分析結果が出ているのである。

特に「労働時間を減らしているのは、かつて長時間労働をしていた25~45歳の働き盛りの世代。これは女性ではなく、すべて男性だ」と言うから不思議なのである。

ブルーカラーは技術革新が進み、金曜日に働かない人が急増。これは整理がつく。ホワイトカラーの分野では、出社と在宅勤務を組み合わせた「ハイブリッドワーク」や「リモートワーク」が登場し、労働時間を減らすことが可能になった。

出社を呼び掛けている会社でさえ、金曜日はあまり働かない「ノーワークフライデー現象」が起きている。金曜日のオフィスに人は少なく、会議やメール
の数も減っている。これが戯れの始まりなのである。

世界中が金曜日の午前中にすべての仕事を終えており、パソコンの前にいないと分かっていれば、周りも金曜日の午後には仕事が一気に非効率になるからだ。

企業側も社員に出社を促そうと躍起になっている。

例えば、アメリカのアマゾンが2023年の夏、社員に週3日の出社を義務付け、対面の時間を増やした社員に報酬を与えた。それでも断固としてリモートワークを続ける従業員に対しては、転職を勧めた。

ハイブリッドワークが「ニューノーマル(新常態)」になった今、ホワイトカラーの労働者が、働き過ぎ
の状態に戻ることはない
と指摘する

この傾向は「サボり」というより、みんなの意識の変化により、金曜日の午後は非効率な時間帯として組み込まれてきているのだ。

これが「静かな退職」であり、すべての人によって有益だという解釈がブームになっているのだ。

働き過ぎで有名なアメリカ人が、休暇が長く労働時間が短い他の先進国と同じような働き方にならざるを得ないと言う状態。

“ニューノーマル”と“合理的な”と言う言葉遊びから、世界中の労働者は金曜日の午後は仕事をしないと言う“集団行動をしている”のだ。

まだまだ日本には定着していないが、じわじわと世界中がそのような動きになる事で、空白の金曜日の午後が生まれてくるのではないかと思わざるを得ない。

働く相手がいなければ、我武者羅に働けないのは当然の摂理。というとても説得力のあるアメリカの記事を読んで掲題に繋げる事とする。実に面白い!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?