お小言の代わりに"褒めて"と言ってみたら
私は幼い頃からお小言を言われることの多い環境でそだったからか。自分も人にお小言を言ってしまうことが多い。悪意があるわけでなく、無意識のうちに自然と口を衝いて出てしまうのだけど、同居人が異常に嫌がるので最近は自分のお小言に気付けるようになってきた。
自分が大体どんな時にお小言を言うかわかってきたから、事前に言葉を飲み込むことも多いんだけど、不思議とお小言を言わずに飲み込むとモヤモヤが増幅するような感じがする。意外にも、無意識にお小言を言うことでストレスが解消されていたのかもしれないと思っている。
だからと言って、人の嫌がることを言って相手の気分を害すると、言葉を発した瞬間はスッとしても、嫌なことを言ってしまったことへの罪悪感が湧いたり雰囲気が悪くなったりして、結局自分も嫌な気持ちになる。
どうしたもんかと思っていたが、いろいろ考えて編み出したのが、お小言を「褒めて」に変換するというものだ。
と言うのも、私がお小言を言ってしまう時は、「私はこんなにいろいろ頑張っているのに!」と勝手に憤慨していることが多いから、だったら、人を責めるんじゃなくて、私が褒めて貰えばいいんじゃないかと思ったのだ。
どんな感じか、今朝のことを例に紹介してみよう。
今朝は昨日夜眠るのが遅かったせいで同居人が起きれず、日課の朝散歩ができなかった。洗い物や洗濯や買い物をしていたらあっという間に始業時間になってしまい、自分の時間が取れなかった。ここでちょっとしたモヤモヤが募り、同居人が起きててくれたらなと思う。
当の同居人はというと、やっとこさ11時前に起きてきた。「朝ごはんどうする?」と聞くと「俺作ってる時間ない」という。「食べる時間は?」というと「ある」というので、『だったら早く起きればいいのに!』と、ここでお小言が出そうになってしまった。
そこで出てきたのが「褒めて」だ。「起きてくれなかったせいで私こんなに大変だったんだよ!」ではなく、「今日ね、朝起きて買い物と洗い物と洗濯を済ませたんだよ!すごいでしょ!褒めて!」と言ってみた。そしたら、「え〜!俺が寝てる間にそんなにいろいろやってくれたの?すごい!」って褒めてくれた。
自分から催促したとしても、やっぱり褒められると気分がいいし、同居人にしても朝から怒られることなく、ただ私がいろいろやってくれて嬉しいって思ったと思う。知らんけど。
ただお小言を我慢するだけの時と比べると、モヤモヤすることもないし、圧倒的に気分がよかった。これからもお小言を言いそうになったときは一旦我慢して、「褒めて」って言い換えるようにしたい。
これなら無理なくお小言を言う癖を無くせそうな気がする!もっと良い自分になれるように意識してやっていこうっと。
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