Community Nurse Company in 雲南

コミュニティナースを追求し続け、持続可能なモデルを生み出す現場として、島根県雲南市にて…

Community Nurse Company in 雲南

コミュニティナースを追求し続け、持続可能なモデルを生み出す現場として、島根県雲南市にて3つの事業を展開中。各実践モデル現場が、地域の様々な主体と共にコミュニティナーシングを実践しています!

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生きづらさと共に生きる作家たちと地域をつなぐ「個性展」| 思いを繋ぐおせっかいのバトンリレー

個性を発揮し分かち合える場を目指して。みなさんは「心の病」と聞いた時に、どのようなことを考えますか。また「心の病」と「個性」との違いとはなんなのでしょう?そして私たちにとってもどのくらい身近で、困った時には誰に相談すればいいか知っていますか? 今回お話を聞いたのは「個性展」という展示会を企画運営したプロジェクト。個性展とは、雲南市内で心の病もしくは生きづらさを感じている方が作品を通じて個性を発揮し、観た人に「心の病」へ関心と理解を向けてもらう作品展です。 その企画運営をしたグ

    • 新キャラクター「ダニーアンドチェリー」で高校生と行う地域づくり| 思いを繋ぐおせっかいのバトンリレー

      「地域おせっかい会議」が前を向くきっかけに。雲南市には、住民が自らの手でその地域の課題解決などを行う「地域自主組織」をはじめとして、様々な市民活動が行われています。それらの市民活動は対象や目的も多様に見えますが、たとえば「楽しく暮らしやすい地域づくり」などの共通の目的のため、多団体が活動を重ね合わせて取り組みを行うこともあります。けれど双方の目的や利益を思いやればやるほど、進め方の迷いや行き詰まりを感じることがあるかもしれません。 今回お話を聞いたのは、地域自主組織の職員とし

      • 「川マップ」を作ろう!| 思いを繋ぐおせっかいのバトンリレー

        大人も子どもも泳げる雲南の川を探して…中山間地域である雲南市は自然豊かな土地です。その自然を生かしてたくさん遊べる場所があるはずと、結婚を機に雲南市に移住した冨田さんも思っていました。しかし幼少期から大の川遊び通の冨田さん。理想とする川との出会いになかなか恵まれません。そんな時に知り合いから誘われた地域おせっかい会議で、「遊べる川情報」を募ってみることに。すると自分で楽しむ範囲でいいと思っていた「好き」が、仲間とみんなの楽しみに広がっていきました。小さな一歩でその流れを作った

        • 「新型コロナの一斉休校を柔軟に対応したみそしる学校」(後編)| 思いを繋ぐおせっかいのバトンリレー

          市民のおせっかいで一時預かりを実現!2020年春。新型コロナ感染症対策による、小中学校の一斉休校。 雲南市内にも、学童保育を利用できず近くに子どもを預かれる親類もいないなどの理由で、親が安心して仕事に行くことが困難になる家庭もありました。 「なんとかしたい」と思う住民さんも多くいたものの、公共施設は「集会の自粛」を要請される中で、どこまでなら預かりをしてもよいのか判断が難しい一面がありました。 そんな中、Community Nurse Company株式会社の「みんなのお家」

        生きづらさと共に生きる作家たちと地域をつなぐ「個性展」| 思いを繋ぐおせっかいのバトンリレー

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        • 地域おせっかい会議2020
          12本
        • 地域おせっかい会議2021
          7本

        記事

          「新型コロナの一斉休校を柔軟に対応したみそしる学校」(前編)| 思いを繋ぐおせっかいのバトンリレー

          市民のおせっかいで一時預かりを実現! 2020年春。新型コロナ感染症対策による、小中学校の一斉休校。 雲南市内にも、学童保育を利用できず近くに子どもを預かれる親類もいないなどの理由で、親が安心して仕事に行くことが困難になる家庭もありました。 「なんとかしたい」と思う住民さんも多くいたものの、公共施設は「集会の自粛」を要請される中で、どこまでなら預かりをしてもよいのか判断が難しい一面がありました。 そんな中、Community Nurse Company株式会社の「みんなのお家

          「新型コロナの一斉休校を柔軟に対応したみそしる学校」(前編)| 思いを繋ぐおせっかいのバトンリレー

          「梅バンク 〜梅なる限りご縁は続く。〜」| 思いを繋ぐおせっかいのバトンリレー

          「梅で拡がる!地域のつながりづくり。」管理栄養士の小笹さんは、病院勤務で出会ってきた患者さんの姿から、食に関する健康応援が地域の中でこそ必要だと考え、病院を退職し地域に飛び出て活動を始められました。 そんな彼女がある時目にしたのは、収穫されずにたわわに実る「梅」。 みんなで梅仕事したら楽しそうと、軽い気持ちで地域おせっかい会議に相談すると、梅がどんどん集まるうえに、活動のヒントも集まってきました。  梅で繋がるご縁はどのように活動を育んでいったのか、小笹さんと、彼女の活動を強

          「梅バンク 〜梅なる限りご縁は続く。〜」| 思いを繋ぐおせっかいのバトンリレー

          「チームSasaDGs(ササディージーズ)!」②| 思いを繋ぐおせっかいのバトンリレー

          「森の水族館」で、コロナ禍でも夏の楽しい思い出作りみんなのおうちには、毎日色々な人が出入りしています。その中には、コミュニティナースに興味のある大学生もいました。そんな彼らが、自分たちも地域の中で、誰かの元気を楽しく応援できる方法はないだろうかと考えたところ、雲南には笹や竹が多く存在し、その管理に困っている人がいる一方で、笹巻きをはじめとする笹や竹にまつわる文化が色濃く残っていることに気づきます。 これを活用し、子どもからご年配の方までがつながり、笑顔になれるような多世代交流

          「チームSasaDGs(ササディージーズ)!」②| 思いを繋ぐおせっかいのバトンリレー

          「チームSasaDGs(ササディージーズ)!」①| 思いを繋ぐおせっかいのバトンリレー

          「放置された竹・笹を使って、 楽しい多世代交流イベントを開催したい!」みんなのおうちには、毎日色々な人が出入りしています。その中には、コミュニティナースに興味のある大学生もいました。そんな彼らが、自分たちも地域の中で、誰かの元気を楽しく応援できる方法はないだろうかと考えたところ、雲南には笹や竹が多く存在し、その管理に困っている人がいる一方で、笹巻きをはじめとする笹や竹にまつわる文化が色濃く残っていることに気づきます。 これを活用し、子どもからご年配の方までがつながり、笑顔にな

          「チームSasaDGs(ササディージーズ)!」①| 思いを繋ぐおせっかいのバトンリレー

          「スナックのママ・はるみさん」|思いを繋ぐおせっかいのバトンリレー

          「買い物とスナックを続けたい」はるみさんのお話はじめに 雲南市にお住まいの高橋はるみさんは、2年前に進行性の難病と診断されました。 歩くことも少しずつできなくなる病気ですが、はるみさんには自分で買い物行くことと、経営するスナックに立ち続けたいという強い思いがありました。 その思いを叶えるべく、地域おせっかい会議をきっかけに、業種を越えて連携した3人にお話をお聞きしました。 −−加藤さんがはるみさんの強いニーズを知るきっかけはなんだったのでしょう。 加藤:コミケア

          「スナックのママ・はるみさん」|思いを繋ぐおせっかいのバトンリレー

          「人と人がつながるクラフトかご」|思いを繋ぐおせっかいのバトンリレー

          口に出せない寂しさを「つながり」に変えた、 飛び出すおせっかい会議はじめに  島根県雲南市には、住民自らが地域に必要な取り組みを考え、実行していくための「地域自主組織」という仕組みがあります。今回お話を聞く「三新塔あきば協議会」さんも行政と連携しながら「地域でできることは地域で」と主体的に取り組みをされてきました。その中で、身体は元気でも住民同士のつながりが不足しがちな方が、この地域にもおられることが分かってきました。  また、同じく雲南市で活動している地域おせっかい会議は、

          「人と人がつながるクラフトかご」|思いを繋ぐおせっかいのバトンリレー

          「鍼灸師の私にできる健康おせっかい」| 思いを繋ぐおせっかいのバトンリレー

          私にできるおせっかい!一歩踏み出せた私のおせっかいはじめに 地域おせっかい会議のメンバーである鍼灸師の吾郷希穂さん。 26歳の時に海外放浪旅の経験から鍼灸師を志し、国家資格を取得し、6年前に島根にお嫁に来たとのこと。「島根に来て感じることは、鍼灸になじみある人が多いなということ。じいちゃんばあちゃんたちの体験と記憶の中には、鍼灸の効果が入っているんでしょうね。」と明るく話してくださいました。 さて、吾郷さんは、地域おせっかい会議を通じて、言葉を話すのが難しくなったある利用者

          「鍼灸師の私にできる健康おせっかい」| 思いを繋ぐおせっかいのバトンリレー

          「郵便局が挑戦した、まちの保健室」| 思いを繋ぐおせっかいのバトンリレー

          「いつも会うあの人の元気を応援したい」はじめに 日常生活でふと感じる、体のちょっとした違和感。しかしその多くは「なんでもない」「忙しいから」などと言って、つい病院に行くのを後回しにしてしまうことも多いのでは。 そんな後回しにおせっかいを焼いた、地域おせっかい会議メンバーの三刀屋郵便局の板倉局長さんにお話を伺いました。 みなさん行きつけの郵便局で健康の不安を何気なく相談できたら、どんなことが起きたのでしょうか。 板倉さん(一番右) −−まず最初に、「まちの保健室」とはなんで

          「郵便局が挑戦した、まちの保健室」| 思いを繋ぐおせっかいのバトンリレー

          郵便局のまちの保健室、コツコツ発展中!

          2年前にもインタビューをさせていただいた、雲南市三刀屋町の三刀屋郵便局で行われた「まちの保健室」。地域おせっかい会議で発案した局長の板倉さんは、その後も続けて開催したいと思うものの、開催方法の模索が続き、活動の継続には至っていませんでした。しかし2021年9月から「まちの保健室」はほぼ毎月開催されています。活動の再開と継続にはどんなきっかけがあったのでしょうか?前回のインタビューからの変化とあわせて、お話を伺いました。 前回のレポートはこちら↓ ——まずはじめに、2021

          郵便局のまちの保健室、コツコツ発展中!

          歌で心を豊かに。あなただけの『縁側コンサート』

          普段皆さんは、どれくらい音楽を聴いていますか?好きなアーティストの歌。よく見るテレビ番組の中で流れる音楽。お気に入りのカフェのBGMなど・・・。意識していると普段の生活の中で、色々な音楽がご自身の周りにあふれていると思います。 今回取材をさせて頂いた表現者の汰生喜-Taiki-さんは、音楽とともに人生を歩んでこられました。その音楽で「元気のない方を、少しでも元気づけることが出来たら」という想いから始まった『縁側コンサート』。実際にご自身の想いとともに、縁側コンサートの様子な

          歌で心を豊かに。あなただけの『縁側コンサート』

          コウノトリのかかしの修繕を通して出来た、住民さんとの新しい繋がり

          国の特別天然記念物であるコウノトリが営巣して暮らす、雲南市大東町春殖地区。その春殖地区の地域自主組織で副会長を務める岩田さんは、ある日知り合いが発案者として参加する地域おせっかい会議に、応援を頼まれて出席することに。はじめて参加する地域おせっかい会議では、発案されたお題を自然と自分ごとのように考えて、ハラハラどきどきしながらも、その場の明るい雰囲気に触れて帰ります。 そして後日「どうでしたか?」と挨拶に来た地域おせっかい会議事務局メンバーに、岩田さんは切り出します。「自分も子

          コウノトリのかかしの修繕を通して出来た、住民さんとの新しい繋がり

          みんながほっこり!「ばんこの縁側」へいらっしゃい!

          雲南市にある「みんなのお家」。ここはCommunity Nurse Company (株) の活動拠点でもあり、老若男女問わず町の協働実践を行う場所です。そこのメンバーには、来訪する方をおもてなしする「ばんこさん」がいます。「ばんこの縁側」は、ばんこさんからの『来た人が気軽にお茶を飲むことができて、ほっこりできる場を作りたい』という企画の提案から始まりました。企画の名前の「ばんこの縁側」という名前からはどこか親しみやすい雰囲気も感じ取ることができます。 そんなばんこの縁側は地

          みんながほっこり!「ばんこの縁側」へいらっしゃい!