![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/37418450/rectangle_large_type_2_2c77600808f4d7415bdfcfb76a3ec887.png?width=1200)
"100万貯まったらやること" 若手ビジネスマン(社会人4年目)の投資戦略②
コンスです。
前回記事で、社会人若手(新卒含む)はまず100万円貯めましょう!という話をしました。
そしてその貯め方も含めて。
世の中には、簡単にお金儲けができる話・ツールを謳っているものも多いですが、本当にうまい話は誰も人に教えません。
怪しい手に、誰かが食いつくことでうまい話になるという話に乗った側は搾取される構図が多いですよね(マルチとか)
ここでは、若手ビジネスマンに向けて100万円貯めてからのお金の増やし方を書いていこうと思います。
短期的に明日から、数10万円手にできるという話ではなく、貯蓄の延長線上として、N年後にはいくら貯めることができる、配当金を1年でいくらもらえるようにするためにどうするかという話です。考え方としては、FIREムーブメントの序盤だと理解いただければ良いと思います。
100万円貯めたあとの次のアクション
世の中にハイリスク・ハイリターン(時には失敗してノーリターン)なお金を稼ぐ手段があるわけですが、再現性と長期目線から見れば現物株式取引・投資信託がいいかなと思います。
まずは証券口座が必要になるので、証券口座を持っていないという人はまず証券口座を解説しましょう。
いろいろなWeb媒体でもお勧めの証券会社が紹介されていると思いますが、おすすめはSBI証券と楽天証券です。
私個人はまずはSBI証券の口座を解説し、つい数ヶ月前に楽天証券の口座も解説しました。
手続き自体は難しいものでないので、各社のWebサイトを見ながら進めてください。
どっちがいいのって話はありますが、SBI証券はTポイント、楽天証券はもちろん楽天ポイントが使えるという差はありますので、普段使い慣れて、ポイントを貯めているサービスがあればそちらを選ばれると良いかと思います。
このシリーズの1記事目(こちら)では、1ヶ月8万3千円の貯蓄で100万円貯めるプランでしたので、こちらでもその流れを踏襲したいと思います。
楽天証券で楽天カードを使った積立などのやり方もあるのですが、8万3千円を可能なかぎり失わない、そして少しずつでも増やしていく手法を実現したいのであれば、まずはSBI証券だと思います。
SBI証券では、毎日積立と言って100円単位で投資信託を買えるので、元手が少ないうちはSBI証券一択ですね。
自動的に口座からお金を振り替えていく考え方に近いので、このやり方で初心者の方は投資になれるということが重要かと思います。
SBI証券の口座が開設出来たら、NISA口座を開設してください。
積立NISAとNISA(一般/普通NISA)と呼ばれるものがありますが、NISAを選択してください。
積立NISAだと年間40万円までの非課税投資枠で、買える商品も投資信託のみになってしまいます。
前記事で100万円(もしくは自分で設定した目標金額)まで貯めることまで実践できるのであれば、生活基盤もある程度出来ていると思いますのでNISAの120万円の非課税口座も十分に活用できるはずです。
年間100万は厳しい方であっても、年間50万円程度貯蓄できる家計であれば普通NISA口座で問題ないと思います。
NISA口座を使う目的の理解と投資戦略
100万円貯まった次のアクションがNISA口座の開設なわけですが、この投資で目指すゴールを明確に意識することが重要になります。
例えば、日々のお小遣いを少しでも増やす(キャッシュを獲得する)目的で投資を続けるのか、それともキャッシュフローを気にせずに雪だるま式に資産を増やしていくことを選択するのかと言った具合です。
FIRE(Financially Independent Retire Early)ムーブメントなんて動きもちょっとばかし浸透してきましたが、用は投資の目的が何かをはっきりさせておくことが重要になります。
FIRE=(ざっくり言うと)経済的な自立を目指して、雇用に縛られない形を維持しつつ、投資の利回り(4%くらい)で生きていくこと
そうでなければ目先の損益にのみ囚われ、ちょっとやそっとのプラスマイナスでうろたえてしまうことになりかねませんからね。
NISA口座の非課税枠は120万円なわけですから、そこをフル活用して日々のお小遣いを増やすのか、それとも手近なキャッシュを手に入れる投資戦略にするかを選択しましょう。
お金が配当金という形に手元に入る際には、どうしても税金がかかってしまします。ただしNISAの非課税枠内であれば丸々お金がもらえます。
配当金も含め、1年間で120万円の枠を超えてしまうような資産+配当金になってしまうと超過分が課税対象となってしますので要注意です。
NISA口座を活用して、115万円を投資をしていて10万円の配当金がもらえた場合、120万円の枠から5万円分がはみ出しているので、5万円に対して税金がかかります。
ただ120万円というのは貯めるのは大変な一方で、投資としてはそんなに大きな金額ではありません。
120万円投資したといっても、実際に得られる利益はそこまで大きくはありません。
一般的にFIREで目指している投資の利回り指標が4%なので、年間120万円全ての投資に対して4%の配当金があるとすれば、
120万円×4%=年間4.8万円
1ヶ月あたり、4,000円
の利回りを得ることができる計算になります。
あとはこの利回りを再投資して次年度の利益に上乗せできるよう持ち越していくのか、4.8万円の配当金をキャッシュとして受け取るかという選択になります。
例えば、4.8万円を再投資に回した場合だと次年度の総資産の概算は
124.8万円×4%=約130万円
になる想定です。
一方で4.8万円をキャッシュとして受け取り使うと仮定すると、元手の120万円は特に増えないので、次年度の総資産は120万円のままです。
さて、この2パターンを比べてみることにします。
3年後の資産ともらえる配当金(利回り4%)を見てみましょう。
前提条件:
1年目に120万円を投資。その後元手は増やしていない
毎年の配当金を再投資ではなく、受け取った(使った)場合
1年目:120万円(元手)→配当金4.8万円(配当金は使用)
2年目:120万円(元手)→配当金4.8万円(配当金は使用)
3年目:120万円(元手)→配当金4.8万円(配当金は使用)
結果、元手120万円に加えて、14.4万円のプラスになります
毎年の配当金を再投資ではなく、受け取った場合
1年目:120万円(元手) →配当金4.8万円(再投資に回す)
2年目:124.8万円(再投資分含む)→配当金約5万円(再投資に回す)
3年目:129.8万円(再投資分含む)→配当金約5.2万円
結果、元手は129.8万円まで増加(+9.8万円)、3年目の配当金は約5.2万円となり、1年目からのプラス分は約15万円になります
利回り4%が確保できる投資の場合、3年間でどれだけ資金が増えるか計算してみると、配当金を再投資した方が約6千円分資産が増える計算になります。
120万円という元手を増やさずに、3年間を比較してみる6千円の差にしかならず、どっちでもいいやとなりがちなわけですが、長期目線で考えるのが投資のミソです。
なので、手近なキャッシュが欲しいという方は、利回りを使って生活の満足度をあげるという方法があっていますし、長期的に資産形成をしていきたい方は配当再投資の考え方があっています。
ちなみに10年後の両者の配当金を計算してみると、どのくらい違いが出るかわかると思います。
配当金を受け取り続ける場合は、元手は120万円のまま、そして配当金も4.8万円のままです。
10年後の配当金は43.2万円(1年目は何も出ない)もらえることになるので、利益で計算すると単純に43.2万円のプラスですね。
一方で再投資を続けると、10年後に元手は約171万円まで増加しており、10年後にもらえる配当金は約6.8万円まで増加しています
10年間配当金を受け取り続けた場合、総額43.2万円のプラスですが、10年間再投資し続けた場合は総額約57万円の資産が増える計算になります。
長期的に考えると、10年間毎年配当金を貰い続けるよりも、10年間再投資し続けてから、配当金を使い始める方がお得になりますよね。
これが複利の効果です。
さてNISA口座を活用し、課税されない範囲で最大限の利回りを目指し、再投資し続けるということがNISAを使った私の投資戦略になります。
終わりに、そして次回予告
さてNISA口座の運用方法や投資戦略の大枠がわかったところで(だいぶ端折ってはいますが)、次回はどのようなテーマで投資すべきかについてお話しようと思います。
米国株式とか、日本株式、REIT、投資信託やNISA口座に向き/不向きの商品が中心になると思います。
私自身も2021年1月から更新されるNISA枠(120万円分)に向け、絶賛戦略をネリネリしているところです。
ぶっちゃけ投資信託であれば、すぐにお金がゼロになるってことはないので、100円から買えるのでジュースを買う感覚でどんなものなのか試してみると良いと思います。
今日はこんなところで終わり!
サポートいただきありがとうございます!フォローもぜひ!