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脱コンサル→外資IT転職から1年後の話

どうも、コンス(@cnsltntatgaishi)です。
新卒としてのキャリアをコンサルとしてはじめ、3年半勤務したのちに今の外資IT企業(非営業職)に転職をしました。退職エントリーなるものを書いてからちょうど1年が経ったことに驚いてはいますが、せっかくなので1年間で感じたことをまとめようと思います。

ちなみに、コンサルファームもマネージャーになる前に辞めておりますし、外資IT企業にも1年しか勤務してないので、偉そうなことは言えませんが、一若造として思ったことをまとめております。

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コンサルファームと外資IT企業でのカルチャーギャップ

コンサルファームと外資IT企業でのカルチャーギャップがあるか、ないかで言えば、あるというのが正しいと思います。ただ、いずれの業態も1社しか経験していないので、これが会社の差なのか、業態の差なのかは判断はしかねる部分もあります。

外資IT企業に入社して驚いたこととしては

①コンサルタント職以外の人と働く機会が大きく、成果物や資料の品質だけが一番とはならないこと(極論、数字を作って売れればOKな部分も多い)
②いい人が多い(会社外でも付き合いのある同僚が非常に多い)
③定時上がりの人が多い一方で、土日も働く人も一定数いる
④技術力や専門性が求められる職種が多く、年齢層がコンサルファーム比で5~10歳くらい高い
⑤意外と人の入れ替わりが激しい(合わないと思ったらすぐ辞める人もおり、ファーム時代より新陳代謝は激しい)

ってところが代表的なものでしょうか。

そして事業会社だから働き方がゆったりになるなんてことは意外となく、働き方はかなり人に依存している気はしています。

コンサルファームと比較した働き方の変化

コンサルファームのジュニアクラスの労働時間が短くなり、マネージャー以上クラスのブラック度が以前にも増してると風の噂で耳にはしているものの、結局は個人差や案件性質に左右される部分は多分にあったかと思います。

ちなみに、コンサルファーム最後のプロジェクトでの上司との合言葉は、

「コンス、俺と沼のような労働時間で働こうぜ」

でしたので、それなりに働いていた時期もあります。

プロジェクト(客先)→提案お手伝い(自社オフィス)→上司が持つ違うプロジェクトの雑用(自社オフィス)ってのが一番忙しかったタイミングでしたが、上司と近い距離で仕事ができる・たくさんの知識と技を盗めるって意味では良い機会だったかなと思います(ただ、長期的にその働き方は望んではおりませんでした)

基本的な働き方はカウンターパートのクライアントを軸として、そのクライアントに報告するための資料作成(チーム作業)→上司とのレビュー→手直し→クライアント報告って流れがメインでした。

一方で、外資IT企業に入社してどうなったかと言いますと、働き方がかなり変わりました。

自分がハンドリングするカウンターパートは常に複数社、並行案件が多ければ片手から溢れる、一人で馬車馬のように資料作りする、お客さん報告をする、たまに上司に相談するといった形がメインになりました。簡単に言えば、質よりも量が求められています。

会議のための会議は減ったものの、そもそもカウンターパートが複数社なので、顧客からのちょっと教えて会議や会議量自体が増える→結果として作業時間が減る、資料作りの時間がない→レビュー時間も取れない→会議にでて生き残るといった”気合”でなんとかする場面は増えたように思います。

自分でもがき苦しむ時間が長いってところもあり、思考の浅い海を泳ぎながら、高速で水面蹴りで走っていくイメージです。

コンサルファームでは、いかに考え抜いたか(思考の深い海まで潜れたか)であったので、働き方としてはかなり変わりました。

チームの構造も、ヒエラルキーが強く、常に報告といった統制の効いた軍隊式から、お城お抱えの警備兵っぽいスタイルに変化し、何かあったら上司に相談する放射状の動きがメインになりました。担当顧客の最終防衛ラインは自分という意味で、プレッシャー面はグッと上がりました。

待遇面の変化

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