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ゴミのスマート化って何?

 今はゴミ箱もスマート化になる時代だそうです。「スマートゴミ箱」はゴミの蓄積情報をセンシングすることで、管理者が必要な時だけ回収しに行くことができるシステムになっています。

 スマートゴミ箱の導入は必要以上のコスト、人員、排気ガスを軽減できますが、日本はゴミ箱そのものの設置数が少ないため新規設備投資がかかってしまい、投資対効果が出づらいそうです。

 実際に日本はゴミが少なく”きれいな国”と言われますよね。町のいたるところにゴミ箱があるのに紙くずや果物の皮が落ちている国に比べても、ゴミ箱がないのにゴミもないことは不思議です。「ゴミ=自己責任」と考え自宅まで持ち帰る人も多く、未だとても新鮮な光景に思えます。

 そんな私は今年に入ってからゼロウェイスト生活に挑戦しています。ゴミの削減というよりも、そもそものゴミを生まない生活を心がけたかったからです。ですがプラスチック包装や段ボールなど、自分では対処できないゴミも多くなかなかうまくいっていません。

 以前テレビでパックやプラスチックで包装しない取り組みを行っているスーパーが取り上げられていました。そこではお肉なども使いまわしできる袋での量り売りをしていたりして、とても合理的かつ斬新だと感じた半面、衝撃的だったのはその取り組みは「めんどくさがり・適当」なスーパーだと評されていたことです。

 昔の日本では果物の皮をむく習慣はなく、野菜も余すところなく使い切りますよね。そういった古き良き習慣が効率化によって変化し、「ゴミ」が当たり前になりつつあることは前進しているようで後退しているように感じる時もあります。(安く買い、すぐ捨て、次を買うというファストファッション文化も良い例ですね)

 このスマートゴミ箱がそういった状況を少しでも打破できる可能性を秘めていると願って。


Sally