【メタバース】プランナーの仕事を徹底解剖!現場のリアルな話を聞いてみた。【ビジネス】
エンタープライズ事業部のプランナー3名を呼んでの座談会。
プランナーとしてのやりがいやチームの雰囲気、具体的にどうやって法人様からのお問合せを受注に繋げているのかまでかなり詳しくお話を伺いました!
プランナーの仕事内容がイメージできる記事になっているかと思いますので、最後まで読んでいただけたら嬉しいです。
【こちらの記事ではこのようなことを話しています!】
ーまずは皆さんのご経歴について簡単に教えていただけますか?
石井:私は前職では製薬企業を中心にイベントの企画運営を担当していました。クラスター社には今年の3月に入ったので、先月入社したばかりになります!
加藤:私は新卒で日本コロムビアの親会社であるフェイスという会社に入社して、VRのコンテンツを作ったりイベント配信を担当していました。コロナが来る前はリアルの店舗運営もしていて、レコードバーの店長の経験もあります。その後コロナ禍になり、子供が生まれた事もあって、転職を考えまして、ご縁あって2022年10月頃にクラスターに入社しました。
安田:僕は新卒でサイバーエージェントに入社して、サイバーエージェントの子会社が手掛けるメディアのアカウントプランナーとして、記事や動画のタイアップ広告の営業をしておりました。
ーありがとうございます!様々なバックグラウンドの方が集まっていらっしゃると思いますが、プランナーチームって実際どんな雰囲気なんでしょうか?
加藤:今年度からチームも増えたので、かなり賑やかになってきていますね(笑)我々は営業として個人成果を追ってはいますが、チームで盛り上げていこうという雰囲気も大事にしています。毎週のチームmtgで受注が決まった人にみんなでお祝いをしたり、チーム内で提案資料や事例を共有したりと、チームで協力しながら動いています!
ー直近入社したお二人から見るとどうですか?
安田:会社のフェーズとして、スタートアップ・ベンチャーに分類されるので、良い意味で勢いがあるなと思いますね!自分たちの受注が会社の業績に直結しますし、今後5年10年先のクラスター社の行き末を担っている感覚があるので、すごくやりがいを感じています。
石井:私は先月入社して全くの別業界から手探りで進めている最中なんですが、皆さんすごく話しやすくて、いろんなことを聞きやすいので有難いです。本当に手を差し伸べてくださっているなと感じているので、早く成長しないと!という思いで日々過ごしています。
ープランナーは会社の顔として、主にtoB向けにclusterを広めるポジションを担っているかと思いますが、実際クライアント様にどのような価値を提供しているのでしょうか?
加藤:そうですね、大前提として、コロナ禍と後でクライアント様のご要望が変化しているなという実感がありまして。コロナ禍ではリアルでのイベント開催が難しいので、リアルイベントの代替ツールとして、メタバース空間でイベントが出来ることが求められていたと思っています。
一方でコロナが収束してきた今は、リアルイベントの開催も増えてきて、リアル中心でプラスαでメタバースという感覚なんですよね。そうすると、あえてメタバースを組み込む価値を我々の提案には入れる必要があると思っていて。例えば、遠方に住んでいる方でも参加しやすいようにとか、リアル会場に行く勇気はないけど、アバターだったら参加できるとか。
さらに今後はメタバース空間で商品を購入すると何かインセンティブがもらえたり、メタバース空間で体験したことによって購買のきっかけになったり。ブランドの認知向上や購買促進など目に見える成果を持って、クライアント様に価値を提供するフェーズに入っていると感じます。
安田:最近はお問い合わせの内容もより本質的になっていますよね。コロナの時は「再来週イベントがあるんですけど、リアル開催が難しいので、クラスターさん何か出来ませんか?」というような緊急かつ単にリアルを代替する手段としてのお問合せが多かったと聞いてましたが、最近は「時代の流れを見ても今後メタバースは盛り上がってくると思うから、5年10年見据えて新規事業の種として何か一緒に出来ませんか?」といったような中長期目線のお問合せをいただくことも増えていると感じます。
石井:私は前職コロナ禍でリアルイベントを開催していた身なので・・・まさにクラスター社に問い合わせをして「リアルイベントの代替手段として何かできないですか!?」って相談した側でしたね(笑)
ーリアルイベントの単なる代替手段から更なる価値の提供が求められているということですね!最近だと具体的にどのようなクライアント様からのお問合せが多いのでしょうか?
加藤:本当に様々な業界の方が、お問合せしてくださっていますね!その中でも、バーチャル渋谷やバーチャル大阪など地方各所を再現した空間を作れないかというお問合せはよくいただきます。
他にもTOYOTAさんとタッグを組んだ「バーチャルガレージ by TGR/LEXUS」はかなり注目いただきまして。この企画は世界最大級のカスタムカーイベント「東京オートサロン2023」の出展車両の外観や内部構造、映像などをcluster上で観覧・体験できるというものだったんですが、他のクライアント様からもこの企画を例にあげて「私たちもこういったことがやりたいんだけど・・・」というご相談をいただいたりします。
ただ、まだまだ具体的になっていない柔らかい状態でのお問合せも多いので、抽象度の高い状態から、お打ち合わせの中で解像度をあげていくというのも我々の仕事だと思っています。
ーなるほど。メタバースへの理解度が異なるお客様に対して、最適な情報を提供して思考を整えていくのもプランナーさんの役割なんですね。
加藤:おっしゃる通りで、そもそもメタバースじゃなくて「DX推進をしているから」とか「年度末の予算で何かオンラインで新規の取り組みができないか」とかそういう粒度のお問合せもあります。
そのようなクライアント様との打ち合わせでは、時代の流れを踏まえてメタバースを活用した方が良い理由、そしてクラスターのこれまでの数多くの事例を用いて、クライアント様が活用するイメージがわくようにご説明していますね。
またクライアント様から直接ご相談をいただくだけではなく、代理店経由で依頼をもらう場合もあります。
ー代理店さんと上手く連携しながら案件を進めるケースもあるのですね!
加藤:地域性の強い企画などはその地域にオフィスがある代理店さんと組むことで、より解像度が高い提案ができますし、代理店さんが持っている商材とセットで提案ができれば提案の幅も広がります。
メタバースだけでは勝負できない部分も、それぞれの代理店さんの特徴を活かすことで説得力のある提案ができるようにしていますね!
小売店様のメタバース活用でインスタント飲料を取り上げた企画があり、VTuberさんとコラボしたことでその商品を普段購入する層とは違うお客様に購入していただいたり、メタバース内で体験したからこそ購入したというお声をいただいたりと、ブランド認知のきっかけ作りとして貢献できたのかなと感じています。
clusterやメタバースの良いところは没入感があって、コンテンツを体験する時間が長いこと。その結果、製品の裏側が分かったり、商品の理解を強められることなど、よりそのブランドを好きになるための仕掛けとして最適なのかなと思っています。
ー確かに提案の幅は広がりますね!もう一つ気になっていたことがありまして、バーチャル渋谷やG7会談などは官公庁からの案件かと思いますが、実際どのような流れで受注に繋がるのでしょうか?
加藤:国の予算や自治体の予算の中で「オンラインでこのような企画をやって欲しい」というお問合せをいただくこともあれば、公募案件として出ているケースもあります。どちらにしても、まずは課題感をヒアリングさせていただき、提案書を作成して打ち合わせの機会をもらっています。
コンペ形式で決まる場合もありますが、今後はより関係性を強化して、この案件ならクラスターさんとやりたいと言っていただけるのが理想です!
ーありがとうございます!続いて、それぞれが感じるプランナーのやりがいや大変な点について、リアルなお話を聞かせていただきたいです。
安田:やりがいで言うと、僕はやっぱりクラスターの目指す未来に共感して入社しているので、プランナーという仕事を通してわずかでもその一端を担えているんじゃないかなと思えるのは毎日のやりがいに繋がっています。
ちょうど転職を検討している時、社長の加藤さんの本や記事で「失われた30年、40年と言われる中で、メタバースが最後の日本が勝てる領域かもしれない。日本ほどゲームを作る技術やアニメのIPが強い国が、来るべきメタバースの波がきた時に覇権をとっていないと駄目だよね。それをクラスターが主導してやるんだよ」というような内容を読んで、それがとても僕の中で刺さったんです。メタバースという、今後間違いなく大きくなる市場を僕たちが創っているんだという感覚がありますし、特にプランナーは多分今一番社内でも注目されている職種だと思っているので、そのあたりもやりがいに感じています。
ー社長の加藤さんも、常々プランナーメンバーのいるエンタープライズ事業部がクラスター社の加速装置だとおっしゃっていますよね!大変な点はどうですか?
安田:強いて言えば、メタバースが本当に良い意味で何でも創れてしまうので・・・プランニングする際に、顧客にとって最適なソリューションを模索するところは難しくもあり、やりがいでもあります。あとはメタバース空間内のデータ計測・集計方法など専門性の高い領域もあるので、そのあたりのインプットも難しいなと感じます。
石井:私はこれまでベンチャー企業を経験したことがなかったので、正直環境が全く違って慣れるのが大変でした。2日くらいは戸惑いましたね。
入社1週間くらいで先輩のアポイントに同席させてもらいながら、clusterのサービスに関し知識をつけつつ、提案書の作成から提案までもっていくスピード感には最初は驚きがありました。
とは言っても困ったことや悩むことがあれば、すぐメンバーに相談できるので、この環境は有難いなと感じています!
加藤:2日で慣れるのは早いですね(笑)私が思う大変さは、クライアント様に提案する金額が数百万〜数千万、より大きな企画だと億単位になるので、なかなか一筋縄ではいかない点です。きちんと戦略を立てて、何がフックとなって社内に広がっていくのか、誰がキーマンなのか。代理店を巻き込んだり、社外のツテを頼ったり、本当に色々な手段を使いながら地道に関係性を築いて、泥臭くやっている部分もあります。
ただこれは裏を返すと嬉しかった点ややりがいに繋がってくると思っていて。そういう地道なことを続けると、相手からリアクションが返ってきたり、延長線上で受注に繋がったりするんですよね。それが本当に嬉しいです。
あとクラスターでは案件受注後はディレクターチームが主導して企画を詰めるんですが、私たちの手からディレクターチームやCGチームに渡ってだんだん企画が形になっていくのを見るのも嬉しいですね!
そして、自分が考えた企画が世の中に出て、ニュースに取り上げていただいたり、クライアント様含め色々なユーザー様から良い反響があると「やっぱりこの仕事をやっていて良かったな」と実感します!
ー自分が担当した企画が世に出た時の喜びを感じられるのはプランナー業務の醍醐味ですね!次に皆さんの今後の目標についても教えていただけますか?
安田:clusterがメタバースプラットフォームとして世界の覇権をとるためにも、まずは世界で戦えるための土壌作りを行うこと、そのためにもプランナーとして多くの案件を受注し、キャッシュを稼いでサービスに還元することが大事だと思っています。僕個人としては、しっかりと提案力をつけ、今後はチームを束ねて成果をだすことにもチャレンジしていきたいです。
石井:私は地方自治体さんの案件に関わらせていただくことが増えているので、47都道府県制覇を視野に入れつつ、地方自治体さんに喜んでもらえるようなサービスを提供するのが今の目標です!チームとしては今後も人が増えてくると思うので、社内の教育体制や部署としての基盤作りにも携わりたいと考えています。
加藤:私自身、clusterというプラットフォームがメタバースで本当に覇権を握るプラットフォームになると信じているので、その中でいかに自分がバリューを出せるかを意識しています。クライアント様に喜んでいただき、反響を得て、自分の引き出しも増やしていく。好循環を作りclusterをどんどん世に広めていくことが目標ですね!
ーありがとうございます!最後に代表して加藤さんからプランナーの採用候補者の方々に向けて一言お願いします。
加藤:まだまだ世間一般的には市場理解が浅い業界で正直大変な部分もあります。また会社のフェーズとしても、待ちの姿勢ではなく、自分主体で「自分が全部やるぞ!」くらいのスタンスで仕事に臨む必要があったりもします。
今、clusterはどんどん進化をしていて、世の中に与えられるインパクトも大きくなっていると感じます。今回の記事を読んで、我々が目指すべき世界観みたいなところに一つでも共感する部分があれば、ぜひエントリーいただければと思いますし、カジュアル面談などでもお話できたら嬉しいです!
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