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【ボイトレ記録vol.1】良い声ってどんな声?本を読んでみました。

Clumsy SAです。Clumsyは不器用なという意味です。あなたってClumsyよね、と言われたお気に入りのことばです。

さて、ボイス・トレーニングのお教室に体験入学に行って、入会は済ませたのですが(こちら)、未だトレーニングに行けていません!行く行く詐欺になりそうです。
お正月に体調を崩して以降、喉がなんとなく違和感がある状態が続いていて、このご時世ですからレッスンを控えていました。花粉も始まっているらしいので、花粉症の薬を飲み始めたりして、とにかく喉が回復するのを待っています。

出だしでちょっと躓いているのですが、その間、声に関連する本をいくつか読んだので記録したいと思います。

鴻上尚史(2003)『あなたの魅力を演出するちょっとしたヒント』講談社。

そもそも、素敵な声になりたいなと思った遠因は、10年程前に読んだこの本にあるかもしれません。今回改めて読み返しました。

タイトルからして素敵ですよね。鴻上さんは、あなたはきっと、大切な人に逢う時に顔や髪型や服装に気を遣いますよね。でもなぜ声や体、感情、言葉に気を遣わないのでしょうか。それらも素敵になったらもっと素敵なのに、と提案しています。ということで①感情、②声、③体、④言葉の順に章が進みます。

私がこの本を素敵だと思うのは、「明るくハキハキしゃきっと明瞭な言葉を話すのが良い」と言っていないことです。声を例にとれば、「あなたの感情やイメージをきちんと表現してくれる声」が魅力的な声と述べられています(p. 93)。どうしたらそのような声が表現できるかのヒントも提案してくれます。

こういう話って、就職活動なんかにも大事なんじゃないかなと思います。ハキハキ明るくてシャキッとしているのだけが良いわけじゃない。自分の感情に蓋をしたり嘘をついたりするのではなく、でも感情をコントロールしながら、自分らしく伝えられる声や体や言葉が使えるようになったら素敵です。

鴻上尚史(2016)『コミュニケイションのレッスン』だいわ文庫。

上の本を読んで、鴻上さんの考え方は素敵だなと思っていたところ、みつけたのがこの本です。これも再読です。

まさに帯に、「いつも元気で明るくなくていい。」と書いてあります。そう。そういううさんくさい感じになりたいわけではないですね。

コミュニケイションの技術を上達させるための様々なレッスンポイントが書いてあり、それらをかなり乱暴にはしょりますが、鴻上さんが上の本も含めて一貫して主張しているのは、「自分の感情を無視したことを表現しない=声や体から余計な緊張をとる」ということのように思います。逆に、「自分の感情を表現する=声や体に余計な緊張がない=あなたの魅力」ということです。とはいえ緊張しない!と思ってもよけい緊張するので、そのための声や体のヒントを教えてくれています。

鴻上尚史(2012)『発声と身体のレッスン:魅力的な「こえ」と「からだ」を作るために』ちくま文庫。

では実際にどうすればよいの?というトレーニングを具体的に教てくれます。上記の本でも、ある程度の説明はあるのですが、この本はかなり細かくレッスン方法を解説してくれています。

とはいえ、難しかったです。というのは、隙間時間で色々なところで読むわけで、「寝転がって声を出す」というような実践が即座にできなかったからです。やってみないと意味がないと思いつつ、することもできず。

最後のまとめの章に、この本が専門的だった人は、『あなたの魅力を演出するちょっとしたヒント』を読んでねと書いてあったので(!最初に挙げた本!)、まずはそれでいいかもしません。少なくとも今の私のレベルはそちらです。

結局、

本を読んでみましたが、実践しないと意味がないですよね。なかなか自分だけで実践するのは難しいので、レッスンで直に指導してもらうのが楽しみです。
体調を戻さないと!

そうそう、結局、私にとって魅力的な声とは
・かれない声
かれるということは、どこかが過度に緊張しているのですよね。体をうまくコントロールして、リラックスして声を出せるようになりたいです。
・かつ、自分の気持ちや思いを正確に表現できる声
かれないのが私にとっては第一歩ですが、その上で、声を上手に操って気持ちや思いを正しく乗せられるようになれたら最高です。


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