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2018年1月の記事一覧

有川浩(2013)『植物図鑑』幻冬舎文庫



男性の方が家を守るという設定の物語が、ここ最近増えている感覚がある。料理男子はモテるよなぁ。恋愛感情の発露がないパートナーシップ関係で同居するというのもなかなかに夢。そうした関係性はこれから社会でもっと増えるのだろうか。

有川さんって女性だったのね。知らなかったよ。植物オタクらしいが、ややペダンチックな文章は気になってしまった。カーテンコールでの視点の入れ替えが面白かった。

伊賀泰代(2016)『生産性』ダイヤモンド社



「量と質」の考え方が重要なのは言うまでもないことだが、日常の至る場面で我々はそれを見逃している。そんなことに気づかせてくれる。

量を増やすには限界がある。生産性高く生きていこう。仕事が出来るとは、成果ではなく生産性で測るものです。