自己紹介代わりの編集担当書籍10選
このnoteでは、編集者生活29年で編集・執筆した書籍のなかから代表的な書籍を10冊ご紹介します。もし「あ、この本知ってる」なんてことがありましたら、もう飛び上がってよろこびます^^
ぶんか社時代
『ありがとう。の本 SpecialEdition』(2003)
著者は、作家・詩人の竹本聖さん。装丁とイラストはRyukou Shimizuさん。
「笑わせてくれて、ありがとう」「生まれてきてくれて、ありがとう」など、日々の生活のなかにあるたくさんの「ありがとう」を心温まるイラストとともに贈るギフトブックです。
売上好調につき「だいすき。の本」「たいせつ。の本」などとシリーズ化されました。思えば私が「心がラクになる本をつくりたい!」と考えるようになったのは、本書を編集したことがきっかけのような気がします。
発売から数年間に及んで毎年クリスマスやバレンタインになると重版を重ねていました。シリーズ累計では20万部以上いっているはずです。
『心をリセットしたときに読む本』(2005)
著者は、心の名医・齋藤茂太先生。発売から20年近く経ちますが、いまだに売れ続けているロングセラーです。
単行本から文庫化する際は、大幅に編集し直してブラッシュアップする場合と、単行本そのままの流れで文庫化する場合があるのですが、本書は大幅に編集し直して、さらに読みやすくしました。
結果として刊行後すぐに重版がかかりました。私がぶんか社に在籍していた当時で10万部を越えていましたから、いまの総売上部数はかなりの数になっていると思います。
『好感度200%UPの話し方』(2006)
著者は心理学者の渋谷昌三先生。「初対面から人に好かれる話し方って、ないでしょうか」と渋谷先生にご相談差し上げてできたのが本書です。文庫化にあたっては、齋藤先生の本と同じくかなり編集し直しました。
こちらの本も10万部越えを記録し、紀伊國屋書店新宿本店では複数回にわたってベストセラーランキング入りしました。
『病気を寄せつけない生き方』(2006)
免疫学者の安保徹先生と宗教思想家のひろさちや先生が、老いと病をテーマとして、薬・医療への盲信に警鐘を鳴らした対談本です。
フリーランス時代
『すべては戦略からはじまる』(2010)
著者は中小企業診断士の西口貴憲さんで、出版社はダイヤモンド社さん。
ストーリー仕立てで戦略思考に必要な考え方やキーワードを紹介したビジネス書です。より面白くするためのプロット提案なども行いました。
『心がスーッとなる老子の言葉』(2010)
監修はベストセラー「最高の戦略教科書 孫子」(日本経済新聞社)の著者である守屋淳先生。出版社は成美堂出版さんです。
生きにくい今の世の中で自由に生きて働くヒントを、老子の言葉からさぐってみたものです。フリーランスになってはじめて執筆した書籍で、思い入れの深い一冊です。
『老いの作法』(2011)
著者は渋谷昌三先生。出版社は成美堂出版さんです。
心理学から考える「100歳まで笑って生きるヒント」を、老いにまつわる名言を取り混ぜながら紹介してみました。発売後すぐに重版となりました。
『壁を乗り越える安藤忠雄の言葉』(2014)
著者は私。出版社はイースト・プレスさんです。
建築家安藤忠雄さんの名言をヒントに、生きづらい時代を生き抜くヒントを紹介した一冊です。この本が初の著書となりました。リブロ池袋本店さんでは、何度も1位となり、その年の芸術書の年間ランキングにも入りました。
『華僑のボスに叩き込まれた世界最強の稼ぎ方』(2019)
著者は大城太さん、出版社は幻冬舎さんです。
コネなし金なし実績なしの一介のサラリーマンが、在日華僑のボスといわれる人物に弟子入りし、起業家として大成功を収めるまでを描いたほぼ実話のビジネス小説です。中国古典の名言を随所にはさみながら執筆しました。
『たった1人からはじめるイノベーション入門』(2022)
著者はオムロンの竹林 一さん。出版社は、日本実業出版社さんです。
多くの会社で号令のように叫ばれる「イノベーションを起こそう」という言葉。しかし、実際にはオフィスの席に戻るとオペレーションというケースが少なくありません。
そこで、数々のイノベーションを手がけてきた竹林さんが、「イノベーションとは何を、どうすればいいのか。どうすれば動き出すのか」を初心者にもわかりやすく説明した一冊です。
執筆にあたっては、竹林さんの語りの面白さが伝わることを心がけました。
おかげさまで刊行1年で4刷を突破しました。
以上、私の担当書籍のご紹介でした。
はじめましての方も、いつも来てくださる方も、
最後まで読んでくださり、ありがとうございました!
これからも頑張って書いていきますので、
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それでは、よい一日を!
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