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「人生の後半戦」を詠む一首

こんにちは! 生きづらい社会の中で、心がスッとラクになる「言葉のお守り」をお届けするつくだ@書籍編集×作家です。今日は朝に詠んだ短歌をお届けします。

人生を「好き」で貫き

「感謝」で終える

生きててよかったと頷きながら

あと4年で還暦という年齢になりました。振り返ってみると、運命に流されるままに生きてきた人生でしたが、おかげさまで「書く」「編集する」という仕事をこの年まで続けることができました。

苦労はありましたが、いまとなっては「人生好きに生きることができた」という感謝の念しかありません。そんな気持ちから降りてきたのが上の一首です。

「人間五十年、下天の内を比ぶれば、夢幻の如くなり」

これは織田信長が好きだった言葉です。私にとってまさにこの50年は、夢幻のごとくでありました。そしていま、私たちにはもう30年ないし50年の人生が待ち構えています。

この50年をどう生きるか。大事なのは上記の短歌にも詠んだ二つのことだと思うのです。つまり、好きに生きて感謝で終わるという生き方です。

いろんな人生がありますが、どんな人生にも「好き」が入る余地はあります。例えば私は鬱で人と面と向かって話すのは苦手ですが、テキストベースならまだなんとかコミュニケーションをとることができます、そんな仕事のしかたを許してくれている出版社さんに、感謝しかありません。

歳をとるといわゆる老害といわれたりもしますが、感謝の気持ちがあれば老害になるような真似をまわりの人にしないのではないでしょうか。

自分のためにも、そしてまわりの人のためにも好きに生きて感謝で終わる。そんな生き方をしていれば、生き方や状況は違えども、私たちの子供や若い方々に、希望を与えることができるのではないか。私はそう考えます。

これからの大人の役割は「未来は明るい」「人生は素晴らしい」と言い続けることが大切なのではないか、と私自身は思っています。もちろん絶望してしまうこともあるでしょう。世界の汚さを思い知らされることもあるかもしれません。

しかし、大人は諦めてはいけない。確かに絶望することは多いけれど、それでも人生には「好きに生きる」余地が、「希望のひとかけら」を手にする力がある。それを嘘にしないために自分にできることを積み重ねていく。

私はそのことを、yamaさんのこの動画に教えられました。

この動画ではyamaさんのヒット曲「世界は美しいはずなんだ」の誕生秘話について述べられています。「歌を歌って表現するアーティストという立場の自分たちが、『世界は美しい』と言わなければ誰が言うんだろう。もちろん世界は美しいばかりじゃないけれど、僕たちが世界は美しいはずなんだと。たとえそれが綺麗事だと誰かに言われようと、僕たちはそれを言い続けなくてはいけない」そういうことをこの曲では訴えていこうよという作詞作曲の大木伸夫(ACIDMAN)さんの提案で、この曲は生まれたそうです。

私自身「人生は素晴らしい」などと威勢のいいことを書いていますが、何もできずに折れてしまうこともあるかもしれません。でも、そのたびこの曲を聴いて、yamaさんの話していたことを思い出して、立ち上がっていけたらと感じています。

いま、いろんな事情から絶望を感じている皆さん、本当に辛い時間を過ごしておられると思います。その気持ちに少しでも光が差し込むことを、心よりお祈りしています。そして、そんな闇夜を優しく照らす月のような文章や短歌を書いていくことができればと考えています。

人生は、いつからでも、何度でも新しくはじめることができます。そして、どんな状況からであっても、人は必ず這い上がって「その人なりの幸せ」をつかむことができると私は信じています。

絶望と逆境の中で、もがきながらも懸命に生きている皆さん。私も同じように苦しみながらも、希望を胸に生きてきました。共に支え合い、励まし合いながら、この困難を乗り越えていきましょう。

一歩ずつでもいいから、休みながらでもいいから、前に向かって進んでいきましょう。同じく絶望のなかに生きるひとりの人間として、光に向けて一緒に歩いていければ。そう思っています。

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