肌寒い季節のおもてなしメニュー「ポテ」
1年のなかで、もっとも好きな季節になりつつある。
肌寒いな、人恋しいな。そんなふうに感じる10月のおわりからクリスマスまでの期間。わたしのなかのワクワクが、燃え盛る。
ひとりで静かに過ごすのもよし、友人とワイワイやるのもよし、好きなひととムーディーな時を刻むのもよし。あ、最後のは妄想でしかないけれど。
お部屋でぬくぬくと温かい煮込み料理が食べたくなる季節には、ポトフをよくつくる。
はじめてその名前を知ったのはハタチのころ。フランスかぶれだった当時、レシピ本を食い入るようにみてはル・クルーゼの鍋で何度もつくっていたなとなつかしく思い出す。
時を経て今、Instagramでつながった犬友さんファミリーを招いたおもてなしメニューに選んだのが「ポテ」だ。ポトフの親戚にあたる。一般的に牛肉をつかうポトフに対し、「ポテ」は豚肉というのが特徴的。
前日に塩をまぶしておき、翌日に野菜と一緒にコトコト煮込む「ポテ」レシピを紹介する。
肌寒い季節のおもてなしメニュー「ポテ」レシピ
材料(4人分)
つくりかた
①豚肉に塩をまぶし、冷蔵庫にひと晩おく
② ①の水気を拭きとり、4等分する
③鍋に②、セロリ、かぶ、長ねぎ、にんじん、キャベツ、ブーケガルニをいれ、水をひたひたにして強火にかける
④沸騰したらフタをして、弱火で1時間半〜2時間煮る
⑤うつわに盛り、お好みの薬味を添える
具材はほかに、ブロッコリー(実はこの日、用意しておいたのに盛るのを忘れた)やさつまいもなどをいれるのがお気にいり。
遊びに来てくれたゲストのなかに中2の男の子がいて、わたしは彼の口にあうのかが一番の心配事だった。
たのしそうに薬味を自分のプレートにのせ、パクリ。
「…んん、おいしい」小さな声でつぶやいた。
サラダ(乾燥野菜をつかったこのレシピ)や、焼き立てのパン(グルテンフリーでレクチンフリー)をひとしきり食べ終えると、「コレもコレもコレも(指を指しながら)ぜんぶおいしかたったです!」と。
もともと口数の少ない男子からそう発せられ、どれだけ安堵したかは想像に難くないであろう。
彼はスイーツづくりにハマっているそうで、わたしに習いたいという希望もあって、ファミリーで訪問してくれた。そこで選んだスイーツは……。
ぜひともInstagramをご覧いただきたい。
愛犬Joeyを迎えなければ、きっとこのような時間はなかったと思うと、前回のnote同様にSNSの存在のありがたさが身にしみる。
別の日に収録したハロウィンの準備とおもてなしメニューをVlogにおさめたので、こちらにもおつきあいのほどを。