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コーヒーの可能性にチャレンジし続ける「​​manucoffee」

惚れるコーヒーショップに出会ってしまいました。

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場所は福岡。どこか、コーヒーがおいしくて雰囲気もよさげなお店はないかなとnote内で検索していたら、まなみんさんの投稿が目にとまったのです。


manucoffee(マヌコーヒー)

「カップ1杯の宇宙を」をテーマにし、焙煎や豆の販売をおこなう『manucoffee』は、福岡市内に3店舗を構えています。

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【manucoffee 春吉店】
福岡市中央区渡辺通3-11-2 ボーダータワー1F
→本店にあたる。3Fの小さな焙煎機で、自分たちで育てた麦を焙煎

【manucoffee 大名店】
福岡市中央区大名1-1-3 石井ビル1F
→ドリンク提供のみ。若いスタッフで活気あふれる店舗

【manucoffee roasters クジラ店】
福岡市中央区白金1-18-28
→毎週水曜日にコーヒーを焙煎。それをみながらコーヒーが飲める


manucoffee roasters クジラ店へ

訪れたのはクジラ店。

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コーヒーのいい香りとポップな店内に早くも心が踊る♪

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焙煎機

manucoffeeで唯一の深煎りコーヒー「ダークブレンド」をオーダーし、2Fで待ちます。

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階段を登る途中で出会ったスタッフさんにコーヒーのことを聞いていると、話は「麦」へ。「うちでは麦の焙煎もおこなっています。ためしに飲んでみてください」と試飲させてくださったのがこちら。

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メニュー名「麦子ちゃん」で提供されているこちらのドリンク。麦とデカフェをブレンドしています。

糸島にて栽培している麦をmanucoffee春吉店で焙煎し店頭・オンラインで販売しているのだそう。去年は、かなたけの里でつくってもらっていたけれど、今年からは自分たちの手で栽培。今年分の麦は一旦おわったので、今はナスなどの野菜づくりに励んでいるとのことでした。

さわやかな麦茶の風味がはじめにきたあと、ほんのりコーヒーがそれをかぶせてくる、暑い夏向きのさっぱりドリンクでした。

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本命の深煎りコーヒー「ダークブレンド」

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ホットをオーダーしたのですが、なにかの手違いによりアイスが到着。でもこの日はめちゃくちゃ暑かったので、たまにはアイスコーヒーもいいかとそのままいただきました。

ドスン、ガツンと口中をパンチするかのようなストロングな味わいはまさに好みのコーヒー。つめたいからゴクゴクすぐに飲めたのもあって、カラダに染み渡るおいしさでしたね。

せっかくなのでコーヒー豆を買ってかえろうと、ふたたび1Fへ。


コーヒーの可能性にチャレンジ中

さきほどのスタッフさんにmanucoffeeで試みている施策について教えていただきました。

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今はまだ実験途中ですが、コーヒーでつくった肥料が入ったゴミ箱に生ゴミをいれて、それが肥料になって土になっていく「コンポスト(堆肥)」の仕組みがこれです。コンポストもまた再利用しようと思っています。

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マヌア肥料

コーヒーのカスをうまく再利用してなにかできないかと思ってつくったのがこの肥料です。豆カスやチャフ(もみ殻)を発酵させています。この肥料をつかって、麦や毎週土曜日に販売している野菜「マヌベジ」を栽培しているんです。

manucoffeeでは、コーヒーからできるいろいろな可能性にチャレンジしています。

いつも何気なく飲んで、カスを捨てているだけのコーヒーが違ったもの――無限の価値ともいう――にみえてきました。

コーヒーのコンポストが完成したあかつきには、ぜひわたしも利用してみたいなと思ったのと同時に、この話を真っ先にしたいひとがいました。noteでつながったmofuさんです。

mofuさんは、SDGs、サスティナブル、エコ、フェアトレード、エシカル…といった環境にやさしい暮らしをするためにはどうしたらいいのかを発信なさっています。

まだまだ意識が足りていないわたしにとっては耳が痛いときも…。でもとってもためになるnoteです。


自分たちでなんでもつくる

manucoffeeの「マヌ」はどういう意味ですか?とうかがうと、「manufacture(製造する)からきています。自分たちでなんでもつくろうという想いからです」とのこと。

まさか福岡で、コーヒーにも環境にも情熱を注ぐ、惚れるお店と出会うとは思ってもみませんでした。

近所にあったらなぁ。

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エスプレッソがコーティングされた金平糖

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おためししやすいドリップバッグ

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営業時間外にも気軽に購入できるコーヒー豆の自動販売機


お土産はニカラグア産コーヒー

壮大なお話をうかがったあとは、自宅で飲むためのコーヒー豆を相談しながら選びました。

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甘さが特徴的な中煎り「ニカラグア ブエノス・アイレスマラゴジペ フリーウォッシュド」。写真の一番右がそれです。

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スタッフが現地に出向いてつくっている豆なのだそう。

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右に引っぱちゃらんね。

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1杯のコーヒーになるまでの過程や、なったあとの再利用法についてじっくり考えながら味わいました。


manucoffee公式サイト