見出し画像

僕なりの就活攻略法

後輩から「就活何から始めたら良いですか」「就活って何したらいいの?」と聞かれることが増えてきました。
僕も別にプロでもなんでもないのであれなんですが、僕が僕の就活の中で考え、実践し、成功したことをここでまとめとこうと思います!

ただ!繰り返しますがあくまで個人的な経験と意見にすぎません。使えるかどうかはみなさんが多角的に情報を観察して各々判断していただければ幸いです!

※参考までに僕が受けていたのは外資コンサル、デベ、メガベンチャー、総合商社(インターンのみ)です。金融とかメーカーとか他業界の選考に通じる内容かどうかは分かりません!!が、極力普遍的なことを書こうと思います。 
ーーーーーーーーーーーーーーーー


【自己分析】

自己分析って言う言葉が適切なのかどうかは分かりません。「自分ってどんな人やろー?」なんか20年も生きてりゃ、もうなんとなく分かってるくないですか?というかそんなもんMBTI診断とか星座占いで十分だと思います。

本当に大切なのは「分析」というより「言語化」だと思います。「ガクチカ」なんてそんな大それたことじゃなくても構いません。今まで何にハマったか、どうしてそれにハマったのか、そこにある根源的な欲求は何なのか。とにかく原体験まで遡ってみてください。そしてこれを言語化できるようにしときましょう。それができているとその後、就職活動は「選ばれる場」じゃなくて「マッチングの場」になっていくと思います。それだけで随分楽になります!!「なんとなく面接無双するやつ」と「なんとなく面接落ち続けるやつ」の差はこの言語化の部分が大きいと思います。

【エントリーシート(ES)】


①とにかく数を書く!
どんだけ机上で考えてても、結局は生の経験には勝てないと思います。なので就活始めたてはとにかく色んなところのES書いてみたら良いと思います。
この時大事なのが、「どの企業でどんな内容のESを書いたのか」をちゃんと記録しておくことです。
後々結果が帰ってきたら落ちたESの何がダメだったのか、通ったESの何が良かったのかを炙り出せるようにしておきましょう。

②Qに対して直接的なAになっているか。
どれだけそれらしいことが書けていても、企業側が投げてきた質問に対して、あなたの回答が直接的な答えになっていなければ基本的に落ちます。
企業がESで投げてきているはその段階で知っておきたい最低限の必要情報な訳ですから、それに答えてくれてないなら落とすのが得策です。
「志望動機」を聞かれているのに、エピソードの部分が膨らみすぎて「ガクチカ」を垂れ流しているだけとか、「ガクチカ」聞かれてるのにドラマチック感を求めて「挫折経験」を垂れ流しているだけとか。意外によくあります。書いたあとにもう一回客観的に「Qに対して直接的なAになっている文章か。」を確かめるようにしましょう。

③論理的な文章になっているか。
非常に大切だと思います。書いているエピソードは果たしてあなたの主張をキチンと支持するものなのか、具体と抽象の関係は適切か、しっかりと見直してから提出するようにしましょう。
適切な論理関係を構築するのに必要なのは「頭の良さ」じゃなくて「見直し」です。とにかく見直す。
どうしても自分でわからなければ、経験のある人に見てもらってもいいでしょうし、gptにかけてみて論理関係をキレイに直してもらうのも悪くないかもしれません!!(内容を1から作らせるのは本当にオススメしません。あいつら意外に馬鹿なので。)

【グループディスカッション(GD)】

①基本的な議論の流れを把握する
GDには定石となる基本的な流れがあります。

1.役割決め
2.テーマの確認、言葉の定義の共有
3.時間配分決め
4.現状分析
5.アイデア出し(発散)
6.アイデア選定(収束)
7.確認、言語化
基本的にこんな感じです。多少ずれはありますが、原則的な議論の流れを知っておきましょう。
時間が経過するとこの流れから議論が逸脱していくことが多々あります。その時はズレているということをグループ内に警告するようにしましょう。それだけでも議論の活性化に寄与していると言う評価が得られるはずです。

②役割の徹底 
GDには役割があります。主だったものをあげると、

1.ファシリテーター…司会進行、議論をまとめる
2.タイムキーパー…先述の議論の流れの管理、時間管理
3.書記…議論の要点をつかみ、それをメモする。適宜議論をまとめその現状を周知する。
4.ロジカルチェック…議論を批判的な目で以って俯瞰し、論理的に正しいかを常に確認する。

この役割に優劣は全くないと思います。極力早い段階で自分の得意な役割を見つけ、役割決めの段階で早々に名乗りを上げましょう。違う役割になるとやることが変わってきてしまうので、可能な限り「自分はGDではこの役割をやるんだ!」って決めきってしまうのが良いような気がします。

【※ファシリテーターの人向け】
僕はファシリテーターをすることが多かったので、僕なりのファシリの勝ち方を追記します。
まず「自己紹介しましょうか!」これを言い出しましょう。これ言い出したやつがファシリになる確率は90%超えると思います。この時点から勝負は始まってます。
次に大事なのはプレーヤーの分析。自己紹介の段階でみんながどんな人間なのかを把握するようにしましょう。「あ、こいつ賢そうやな」「こいつアイデアはたくさん出すやろうけどアホそうやなぁ、あんまり振りすぎんとこ…」とか、なんとなくで構いませんがそれをメモしておくことをオススメします。

③発言は量より質

「目立たなきゃ!」「いっぱい喋らなきゃ!」
気持ちはよくわかります。が、ちょっと待ちましょう。それが一番危ないです。頭が整理できてないうちから話し始める人、誰かが言ったことをさぞ自分の意見かのようになぞるだけの人、よく居ますがはっきり言って議論の妨げにしかなってません。所謂クラッシャーです。そんな人のこと人事が見逃すわけがありません。
とにかく、今何が議論されているのかを本質的に捉えること。そして自分なりの考えをゆっくり巡らせて確実にぶつけることを重視したほうがいいと思います。

【面接(個別)】 

《POINT》人事は「プロ」かつ「人間」であることを強く意識する。


①人事は「プロ」、小手先は通用しない。

就職活動のコツ!的な記事とかを見てるとあまりに小手先のテクニックばっかりで僕は気に食わないです。(ノックの回数、敬語の丁寧さ、発言の淀まなさなど)
いやできてりゃ尚良いと思いますよ?そりゃ当然です。いやそうなんですけど!!そんなところ本質な訳ありません。
大企業の人事っていうのは基本的に人事業務で飯食ってる人です。その道のプロです。その方々の会社における責務はその企業の未来を牽引する優秀な新卒社員を集めることです。
そんな小手先より、自分の将来について深く考えられているか、本当にその企業にマッチングしているのかを見たいはずです。その場で思いつかない!と言う人はとにかく事前準備をしましょう。深堀りきりましょう。その時、あまり自分一人で突っ走らないことをオススメします。経験のある人、あなたが賢いなぁと思う人が周りにいれば壁打ち相手になってもらいましょう。とにかくブレインストーミング的な感じでその人に意見をぶつけて、整理と言語化の部分を手伝ってもらうと良いかもしれません!!

事前準備の際に考えれば良いことは意外に簡単です。「自分の求めるファーストキャリアの場所ってどんなところ?」これを考えましょう。その結論に至るために僕が実際に行った思考のプロセスは以下の通りです。 

1.自分にとって「熱中する」とは?
2.今まの人生で熱中したことは?
3.熱中したことの共通点とは?
4.どんな環境なら仕事に熱中できる?
5.ファーストキャリアに求めるものとは

この流れに従って考えると凄く簡潔に、かつ的確に深堀り対策ができると思います!!基本的に面接で聞かれるすべての質問に対する答えがこのフローの中に詰まってると個人的には思います!!是非考えて見てください。


②人事は「人間」。まずは好かれろ。

とは言いつつもやっぱり人事の方だって人間です。人として好感を抱いてもらえる最大限の努力をしましょう。清潔感とかはもう当然!!めちゃめちゃ清潔感マックスでいきましょう!!ZOOMの背景とかもぼかしよりは白系の明るいもののほうが顔がキレイに移ります!照明もすごい大事!

あとは僕自身いろいろ試した中で、感じたことを書きます!表情はいつもの1.5倍増しにすると相手の心象が良くなります。1.3倍でも2倍でもダメです。1.5倍です。楽しい時、面白い時はいつもより少し大きく笑うし、悩む時はいつもより悩んでますよ顔で悩みましょう。人間味がでます。結構効果ありますこれ。

あと僕がやってたのは「面接官について詳しくなること」です。面接中に面接官が自己紹介してくれると思います。場合によっては自分の経歴等を教えてくれる場合もあるかと思います。その時はその知識を前提に話すと良いと思います。

例えば…
(ガクチカ聞かれた時)
「実は私も〇〇さんと近い経験があって…」

(挫折経験聞かれた時、)
「〜なことがあったんですが、私は〇〇さんのように柔軟には考えれなくて…」

(逆質問の時)
「〇〇さんは先程〜とおっしゃっていたと思うんですが…」

あとオンラインの面接等で事前に面接官の名前がわかってる場合は「企業名+その人の名前」でネット検索とかするとたまにインタビュー記事とか出てきます。事前に読んでるとすごい懐に入りやすいです()

③僕が使ってた小手先テクニック

ここまで小手先のテクニックを否定してきましたが、あくまでそれは「小手先よりも大事な本質の部分があるよ!!」ってことを伝えたかっただけです。僕自身が全く小手先のテクニックを使ってなかったかと聞かれればもう全然そんなことありません。こっからはまぁ参考までに使いたきゃ使ってみてください!!

・深堀り質問の際、事前に予想できていたものであっても一旦悩んでるふりはする。

・企業に惚れているということを強くアピールする

・マイナスなことも積極的に言っていく。→素直な感じがでる。=その後の発言に真実味がでる。

「どういう人材が御社に足りないと思われますか?」→相手の回答に対する深堀り質問
⇒逆質問はこれが最強!!


とにかく面接は人事が「プロ」であることと「人間」であることの両面を理解し、それ相応の事前準備はできていれば基本的に無双します。これは僕だけの経験じゃなくて、僕の周りにいた面接強いやつと弱いやつの差でもあると思います。利用できるものは利用し尽くしてとにかく食らいつきましょう!!

それでは頑張れー!!!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?