池田晃

東京外国語大学卒。教材出版社の編集者。 ときに、株式会社 SHINING アートディレ…

池田晃

東京外国語大学卒。教材出版社の編集者。 ときに、株式会社 SHINING アートディレクター。新しい商品やサービスを作り上げ、お客さまのもとまで届けるお手伝いをしています。商品作りのチームメイトであり伴走者。

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“地味な生き方”を死ぬほど楽しむと決めた日

企業の役員さん、インフルエンサーさん、起業家さん。 さまざまな方とお仕事をさせてもらう機会が増えて、つくづく思うのが、自分って地味な生き方をしているなということ。 上記の方々とお話していると、 「アンチは大好物」 「3億の借金なんてへのかっぱ」 「不満を言う暇があったら、その時間をくれ」 などの言葉を聞くことがあります。 バイタリティというか、気概というか、なんともすごいレベルの方々だなと毎回会うたびに痛感させられています。「すごい」「尊敬する」と感じるのは、こういうとこ

    • ”カオス力”があるってひとつの魅力かもしれない

      今日,私のビジネスパートナーである亀岡と話していて,”カオス力(かおすりょく)”がある人って魅力だよねという話になりました。 「混沌」「無秩序で入り乱れている様子」という意味のカオス(Chaos)ですが,この状態に慣れていると,人は落ち着いて見えるみたいです(亀岡の持論)。 幼少期のカオス 私は,佐賀県のド田舎で育った田舎っ子です。 父も母も厳格で,どちらも「わがまま」「人に迷惑をかける」「怠ける」ことに対して狂気的な叱り方をする親でした。 小学校2年生のとき,妹のおも

      • “収入を増やす”以外の副業をやる意味

        最近、副業に関する広告をSNS等でよく目にするようになりました。(自分の場合は、そういう広告を一度クリックしてしまったせいなのですが…) そうした広告を見ていて思うのが、たったこれだけで本業+◯◯万円稼げるといった収入面を訴求するものが圧倒的に多いなということ。 収入を増やすというのは大切なことです。 しかし、副業は収入を増やすためだけのものなのか。 私は、副業をやることには収入を増やす以外に3つの意味があると思っています。 1. やりがいを確保する 特に会社員をし

        • 「人を受け入れられる」と会社員はラクになる

          「いや、でも…」 7年前、当時の私は、上司から何かを指摘されるとすぐにこの言葉が口から出ていました。 その度に、 「でもじゃなくって、私が何を言おうとしているかを考えてみて」 と注意されていました。今考えると必死に自分が間違っていないと抵抗していたなと反省しています。指摘されたり注意されたりすると反射的に自分を守ろうとこの言葉が出てきていた気がします。この状態では、人が何を伝えようとしてくれているのかを理解すること。つまりは、人を受け入れることはできないと思います。

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          「いっしょに仕事をする」のが一番の学びになる

          「うーん、なんか違うんだよな…」 6年前、当時私の上司だった課長が、私が出した企画に指摘をしていたときのお話です。 なにか違う。なにが違うのか、当時の自分には全くわかりませんでした。 ただ、その課長はヒット商品を生み出す企画おばけ。その課長が言うのだから、この企画ではダメなんだ。それだけはわかりました。 「おもしろくないかも…」 「お客さんの勘どころを捉えていない気がする」 自分なりに試行錯誤する日々が続いたのですが、上記のような意見をもらうばかりで一向にうまくいきませ

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          お問い合わせについて

          私は普段、出版社で編集者として仕事をしております。それとは別に、株式会社 SHININGという会社で、「伴走者として」個人・企業の方々の壁打ち相手、コンセプト作りのお手伝い、HP作りやパンフレット作りなど製作に関するお手伝いを行っております。 お仕事のご相談等は以下のフォーム、または以下のメールアドレスに直接ご連絡ください。「これまでの事例を聞きたい」「ただ話をしてみたい」などざっくばらんにでも構いませんので、まずはお問い合わせください。 お問い合わせフォーム メールア

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          壁打ち相手がいるってありがたい

          今、企画している本があります。 企画のはじまりは、「こんな本ってどうかな」と自分自身で出したアイデアでした。それを社内の人間や、著者の先生方とあーでもないこーなでないと何十時間と揉んでいき、紙面を作っていきます。なかなか出ない答えと向き合わなければいけないため、この作業が「まあ、大変」。でもそのおかげで、「お、これ好きだなー」という反応がもらえる紙面にまで作り込むことができています。 このような、あーでもないこーでもないと言い合う作業がめちゃくちゃ大事であり、それができる相

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          「想いが強すぎる!」

          あるコスメブランドのお手伝いをしていたときのお話です。 そのクライアントさんは、プラスチックフリーのエシカルな赤リップを開発されたのですが、何をどう伝えたらその魅力が伝わるのか迷われていました。詳しくお話を伺っていると, 「日本人はエシカルという視点が足りなさすぎると思う。自分が住む地球を大切にするという気持ちをみんなに持ってほしい。実際には,プラスチックごみのせいで年間…」 ととても強い想いをお持ちで、私は純粋に素敵な方だなと感じていました。 しかし、エシカルについて

          「想いが強すぎる!」

          「想いがなさすぎる…」

          昨日の新人研修での一場面。 新人編集者は、何も教えられない状態で課題として与えられた教材の1ページ分の企画を自分で考えます。それを先輩編集者に見てもらうというのが研修内容です。 新人編集者 : 私が担当した教材には、ページの最後に××のコーナーを追加しました。 私 : なるほど。なぜそれを追加したの? 新人編集者 : なぜ…?スペースが空いていたのと他社の商品がそうした企画を盛り込んできているので… 私: 中学生にどうなってほしくてこのコーナーを追加したの?

          「想いがなさすぎる…」

          会社員にクリエイティブは酷すぎる

          先日、老舗のうどんメーカーの社長さんとお話する機会があり、その帰り道にふと思ったことがあります。それは、「会社員にクリエイティブは酷すぎる」ということ。新しいことを生み出すという行為には、ある種のコツが必要で、かつ時間がかかります。会社員という枠組みの中で、その行為を行うことはとても大変だよなあ。社長とのお話を思い出しながらそんなことを考えていました。 風土がないとどう進めていいのかわからない お話の中で、社長さんがこんなことをおっしゃっていました。 “新しい商品開発な

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