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ドリトル先生シリーズ~どんはれの読書日記~

小学生の頃、オウムを飼いたかった。なぜなら、当時私はドリトル先生シリーズの本にはまっていて、ドリトル先生がオウムのポリネシアから動物語を教わっていたからだった。
私も動物とおしゃべりがしたいと思っていたので、オウムを飼うためにはどうしたらよいのか調べた。その結果、オウムの寿命が50年ということを知り、「下手すりゃ私の方が先に死んでしまうわ!!」と自分自身にツッコミを入れて諦めたのだった。

動物とおしゃべりができるドリトル先生。動物たちとオペラだったか、ミュージカルをしたときも、人間には聞こえない音まで、再現して鳥たちに歌わせていたというほどの完璧主義。名前は忘れてしまったが菜食主義者のブタが作るサラダがとてもおいしそうだったり、魅力的な動物たちが登場して面白かった。

花を頭にかぶり、大きな鳥に乗って月にまでいってしまうドリトル先生。昔のおおらかな時代のSFなので、大気圏とか、重力とか、酸素がないとか関係なしに、ツッコミどころ満載なのだが、月でも大活躍してしまうのだった。
しかも、月からしばらく帰ってこないし(笑)

私が読んだのは確か、井伏鱒二先生の翻訳の本だったと思う。原書の挿絵が怖いということで、あまり人気がなかったらしいが、現在では、新訳の可愛い挿絵の本が出回っており、人気が再浮上しているらしい。

日本のドリトル先生といえば、この人、ムツゴロウ先生こと畑正憲さんも亡くなってしまわれて、動物大好き人間たちは寂しい思いをしてしまっている。

動物と関わることの楽しさと、生き物として野生のある動物とかかわる厳しさを教えてくれた稀有な存在だったムツゴロウ先生のご冥福を祈りつつ、また、ドリトル先生の物語を読みたくなってきた。

皆さんもドリトル先生シリーズを読んでみませんか?特にちびっこたちに読んでほしいと私は思う。きっと面白いから。


↓こちらでも記事を書いています。興味のある方は読んでみてください。


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