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言葉のナイフ

今回は、
ノーガード状態のところで不意打ちの言葉のナイフをもらいダメージを喰らったので、それについて思うことを書いてみました。

この世は言葉のナイフが飛び交っている。

私はもうマトリックス状態や←

また、ネガティブな記事を書いてしまうなぁと思いながらも。

でも、コレからもこのnoteに、楽しい記事をありのままの自分の言葉で書いていく為には、必要なことだと思ったので書くことにしました。

だって、
こんなふうに感じる自分も紛れもない自分だから。

それを隠したままで、楽しい記事だけ書くのも違うなぁと思ったので。

こんな風に言われるだろうことも、重々承知しながら選んだ生き方のはずなのに。

いちいち動揺してしまう自分は本当に未熟。

まだまだ、修行が足りません。

でも、
いつもなら落ち込むだけなのに、
言われたそばからnote口調で下のような文章がどんどん頭の中に生成されて。

家に帰る頃には、ひと記事頭の中で出来上がっていて笑えました。

どこまで、note脳になってるの自分?

と。(笑)

おかげで帰る頃には満足して、心の整理もついてスッキリ溜飲を下げても居たのですが。

今の時代、同じように言葉のナイフを喰らって理不尽に痛い思いを感じている人も居るんじゃないかなと思って。

『ひとりじゃないよ。』

という気持ちで書きました。

人によっては、大した言葉ではないのかもしれない。

こんな風に深刻に受け取られた方も迷惑かもしれない。

でも、受け取る人によっては傷ついていることもあるんだよ。

と、いう話です。

冒頭さらっと読んで、身に覚えのある方のみ読んでほしいです(笑)


恋人が居なければ

『早く作れ』

恋人ができれば

『早く結婚しろ』

結婚すれば

『子供はまだなの』

子供は持たないと言えば

『なぜ作らないの?』


終わらぬ尋問


人生の最後には

『いつまで生きてる予定なの』

とでも、言われてしまうのではないか。

ほんともう、そういう質問やめませんか?

相手のアイデンティティを揺るがす様な、他人の人生に土足で踏み込むような、そういう質問やめませんか?


言っている本人には全く悪気が無いのは分かっている。

その人の人生の中で、それらの事柄があって当たり前の事過ぎて、質問することに何の疑問も無いという事も分かる。

ただ、純粋な相手への興味があるだけなのだろう。

だから、一度ならまだ良い。

自分に興味を持ってくれてありがとう。

話を弾ませるために会話の糸口を探してくれてありがとう。

本当は一度だって辛いけど、
あなたを嫌いにならない為に、必死にそう自分に言い聞かせよう。

でも、
こちらがその話を振られる度に、必死に当たり障りない返答を返していれば、何度でも言ってく来る人もいる。

『子供はまだ?』

『なんで子供を作らないの』

『何時までも若いわけではないんだから、若いうちに早く作りなさい』

『子供は大変だけど良いものだ』

『自分は産んで良かった、あなたも産んだ方がいい』

『老後寂しくないの?』

『あなたの子供が見たかった』

『一人くらい作ればよかったのに』

『孫を見せてあげないの?ご両親が可愛そう』

『子供を産んで苦労しないと、本当の大人になれない』

『産まないと親の気持ちは分からない』

全部、実際に言われた言葉たち。

耳にする度に、冷たいナイフで心臓を撫で回されて居るような感覚を自らに与えていった言葉たち。

そういった言葉をもらう度、
自分の回答次第では相手との今後の付き合いに不具合が生じてしまう、相手に嫌な思いをさせてしまうと。
その場での最善の返答を動揺した頭をフル回転にして考える。

結果、ヘラヘラと当たり障りない優柔不断な言葉を返す。

『仕方のない人ね』と言う感じに、向こうも笑って話は終わる。

なぜ自分は傷ついているのに、相手のことを不快にさせないように必死に考えているんだろう?

『それには答えたくない』

『その話題はしたくない』

『今自分は、あなたのその発言でとても傷付いている』

一度伝えれば、相手だって悪気があるわけではないのだから、思うところはあるかも知れないが二度と言って来ないだろうに。

そう、弱く臆病な自分まで嫌いになっていく。

子供を産まなくたって大人にはなれます。

生涯独身の身であったとしても、尊敬出来る人は沢山います。

第一、あなたの言う大人って何ですか?

他者を滅私の心で支え、育む心を育てるのは何も子育てだけではないと思っている。

親、妹弟、パートナー、友を支え慈しむ気持ちからだって育つ。

例え独りだって、人に迷惑をかけず生きているならば、それはもう立派な大人だ。

自分は自らが置かれた環境から、子供心にも家族を守るため、子供らしい子供では居られなかった。

大人になって、実際に問題に介入できるようになって、行動と金銭で家族を支えられるようになってからも色々飲み込みながらも精一杯やって来たつもりだ。

でも、子供は居ない。

あなたが言うには子供を産まなければ大人になれないと言う。

親の苦労も分からないという。

年齢的には子供でも居させてもらえない。

じゃあ、私は一体何なのだ。

もし、
子供を産み育てた上でも、そういった相手を尊重しない質問をしてしまえるのが大人なのなら。

私はそんな大人にはならなくて良い。


相手に興味を持つことは決して悪い事ではない。

相手のことを深く知って、もっと関係を深めたい。

それも、素敵なことだ。

だけれど、

人の生き方に触れる時、一瞬でも良いから考えてみてほしい。

自分のその問が、自らの好奇心を満たすだけの独り善がりなものなのではないか?

相手を傷つけるものではないか?

どうか、考えてから発言してほしい。

あなたの常識は、相手の非常識かもしれない。

一度あなたの口を出た言葉は、無かった事には出来ないし、それを聞いてしまった相手の中からも消えないのだから。


まず、
私自身の価値観では子供が居ない人間に対して

『なぜ子供を作らないのか』

と、聞くこと自体がナンセンスな事だと思っている。

中には望んで産まない人も居る。

でも、望んでも授かれない人も居るかもしれない。

とても、デリケートな話しだと思う。

私達夫婦は自分たちの意志で子供は持たないと決めている。

試しようが無いから、もしかして後者かもしれないが、自分たちの意志で選んだという点で前者だ。

この先はあくまで私自身の考えなので、偏った考え方になってしまうかも知れないが許して頂きたい。

まず、大前提として。

職業選択の自由が認められ、核家族化も進んだこの現代の日本。

家の仕事のため、跡継ぎのため、墓守のため、親の老後のために結婚と子供を強要される時代は終わったと思っている。

少子化が叫ばれてはいるが。

子供を授かる時に、

『お国の為』
『納税者を増やす為』

と子供を生む若い夫婦が居るだろうか?

全てとは言わないが、
子供を産むと決めた時、そこには損得勘定等無く。

純粋に

好きになった相手との子供が欲しい。

自分たちの家族を作りたい。


という気持ちで授かっているはず。

誰に頼まれる訳ではなく、生まれてくる子供の為でもなく、自分たちの幸せの為に子供を持つことを選択しているはず。

ならば、
結婚を選ばない、子供を作らない選択も当然にして尊重されるべきだろう。

そんな時代に、自分たちは生きていると思う。

まず、

女の身で生まれて、結婚もしていて、子供も望める身体にも関わらず子供を持たない選択をする。

目に見えて、世間の“あるべき姿”とされる生き方を選ばない。

そこに、何の葛藤も無いわけが無いではないか。

特に、女性は男性よりも早く期限が来る。

どんなに望んでも、自分の子供を持てない期限が来る。

例え自分の決めた事だって、
一年歳を重ねる度に近づくその期限を前に、自分は女として取り返しの付かない事をしているのでは無いかと、人生の節々で不安が頭を過ぎらない訳がない。

それでも、
子供を産まない選択をするということは。

生まれ育った環境から作られる価値観だったり

幼少時代からのトラウマだったり

一度きりの人生の中で『子を産み育てる』という尊い行為を諦めてでも、他に優先したいことがあったり

何かしら強い意志と覚悟があると思うのだ。

少なくとも自分は、
子供の頃から自分の見て来た事柄たちから、大人になることへの希望も憧れもを持っていなかったし。

人間、恋愛、結婚、子供、親族づきあいに夢など持ってこなかった。

そんな自分が、
家族以外に心から信じ、気を許せる相手を見付けて結婚出来た事だけでも奇跡だと思っている。

とても有り難いことだと、日々感謝して生活している。

他人の気持ちを知る由はないけれど、

絶対の正解がわからないこの人生で、同じく自分の選択に絶対の自信と確信を持っている人間なんて居ないと思う。

迷い藻掻きながら、少しでも幸せになりたいと願い自分なりの選択を選び続けている。

それが、今のその人の生き方を作っている。

其処に、自分本意な価値観を正義として振りかざすことも、異を唱えることも。
ましてや、自分の思うままに操ろうなどということも決してあってはいけない事だと思う。


冒頭の様な質問を何度されたとしても。

こちらは、あなたの望む答えを持たないし

あなたもこちらに『この人はこういう質問をしてしまう人』と失望されるだけだ

一度価値観の違いを思い知らされ、失望したら、もうこちらから本音で話すことは出来なくなるだろう。

どちらにも得が無いし、何も生まない。

『子供を作らないの理由』

なんて、一朝一夕に語れる部類の話ではないし。
まして雑談の中で話せる話では無いことがほとんどだろう。

どうしてもとそちらが望んで、こちらも自分語りに話しても良いかと思ったとしても。

重く、救いもなく、お互いに楽しくもない内容かもしれない。

私はあなたの生き方を否定せず尊重する。

私は、私の人生を持っているものを数えて幸せになるために生きていく。


だから、

そういう質問やめませんか?


#いつき
#エッセイ
#note

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