見出し画像

ITパスポートの勉強 8【第1章】

最近、ITパスポートの勉強を始めました。・ω・
それを簡単にざっくりとまとめて行こうと思います。

ITパスポート試験

ITパスポートの勉強 7【第1章】

【第1章 企業活動】(ストラテジ系 企業と法務)


08_財務諸表と6つの利益

《財務諸表と3つの書類》

〇財務諸表とは:
ステークホルダ(利害関係者)に対して、経営成績を報告するための4つの書類の総称。(財務諸表という名前の書類があるわけではない)
◇貸借対照表:会社の全財産が記載された表
◇損益計算書:会社の利益が記載された書類
◇キャッシュフロー計算書:会社の現金の出し入れが記録された書類
◇株主資本等変動計算書(ITパスポート試験には出題されないので割愛。試験に出るのは上記の3つ)


【キャッシュフロー計算書】

〇キャッシュフロー計算書とは:会社の一定期間の現金収支を明らかにした書類。損益計算書からは判断できない会社のリスクを見つけることができる。

キャッシュとは『現金』、フローは『流入、流出』という意味。

《黒字なのに倒産してしまう》

損益計算書では利益が出ているのに倒産してしまう会社があり、これを『黒字倒産』という。

◇黒字倒産とは:損益計算書上で利益があるにもかかわらず、未回収の代金(売掛金という)を回収するまでの間に借金の返済が行えず資金が不足してしまい、会社が倒産すること。

多くの会社は、企業活動において発生する金銭のやりとりをその都度行わず、後日に授受する方式で運営しているため、このようなことが起きる。


《黒字倒産のリスクはキャッシュフロー計算書で見つける》

キャッシュフロー計算書には、利益ではなく『会社に現金がどのくらい残っているのか』を記載するため、黒字倒産のリスクを見つけることができる。

売上があればそれが未回収(売掛金)でも、損益計算書には利益として記載されるため、損益計算書では発見できない


《キャッシュフロー計算書の3つの区分》

キャッシュフロー計算書では、現金の出入りを次の3つに分類して計算する。

◇営業活動によるキャッシュフロー◇
本業に関わるお金の残高を計算する。
〇残高がプラス:本業が好調。
〇残高がマイナス:本業が不調。

◇投資活動によるキャッシュフロー◇
設備投資や、株・債権の売買後の残高を計算する。
〇残高がプラス:株や債券の売却額が新規投資額を上回っていると判断できる。
〇残高がマイナス:会社が将来の成長のために積極的に投資を行っていることがわかる。

◇財務活動によるキャッシュフロー◇
資金調達に関わるお金の残高(お金の貸し借り後の残高)を計算する。
〇残高がプラス:資金調達をしていることがわかる。
〇残高がマイナス:借りたお金を返していることがわかる。

《キャッシュフロー計算書の読み方》

Ⅰ. 営業活動によるキャッシュフロー(①)
Ⅱ. 投資活動によるキャッシュフロー(②)
Ⅲ. 財務活動によるキャッシュフロー(③)
Ⅳ. 現金及び現金同等物の増加額(①+②+③=④)
Ⅴ. 現金及び現金同等物期首残高(⑤)
Ⅵ.  現金及び現金同等物期末残高(④+⑤)


《ROE(自己資本利益率)》

◇ROE(自己資本利益率)とは:
会社が株主から集めたお金で、どれだけの利益を上げたのかを表す指標。
(自己資本に対して、どれだけの利益を出したかを表す指標。)
株主にとっては『ROEは大きいほど得』といえる。

◇ROE(自己資本利益率)の計算式◇


ROE(%)=当期純利益 ÷ 自己資本 × 100

〇当期純利益は、損益計算書に記載されている『会社の最終的な利益』のこと。
〇自己資本(純資産の部)は、『株主から預かっているお金の総額(資本金)』のこと。(厳密には、利益剰余金も含む)

-------------------------------------------------------------------------------------

ようやく第1章を読み終えました。笑
マイペースで勉強して行きます。・ω・

『キャッシュフロー計算書』とか、普段聞きなれない言葉ですが、
『家計簿』とか『お小遣い帳』みたいに考えたらわかりやすいのかなぁ?
なんて思いました。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?