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里親ってどんなもの?

前々から気になっていた里親制度。
養子縁組は比較的知られてきましたが、最近では佐藤浩市さんがやってます!と発表され少し注目度が上がったように思います。

夫婦でこどもたちのために自分たちができることはなんだろうかと最近話し合っています。その候補とし、里親事業をされている方からお話しを伺う機会があり、今まで知らなかった〜がいっぱいありました。

児童養護施設では衣食住、教育や医療は不自由しないけれど、以下のことが不足するそうです。
・じっくり話を聞いてもらう体験
・常時いてくれる大人の存在
・好きなもの、好きなことを決める体験
・自分で決めて動くという体験
・電化製品のつかい方
・生活にかかるお金のことを知らない
・大きなお金のつかい方

18歳で施設をでた後は自立しなければならない決まりがあるにもかかわらず、上記のような生活に直結する力を学びにくい環境…。

2020年度の調査では大阪府で施設で暮らす子が1624人、里親登録が244家庭で里親委託児童数が161人だそうです。半数以下が親元や親族の元へ戻るというデータも見られましたが、こどもの1日1日が学び育つ大切な時間であることを考えると、こどもにとってのよりよい環境ってなんだろうと考えさせられます。里親と一時的にでも暮らすことで、日常生活を体験し、信頼できる大人に見守られる安心感を感じてほしいという狙いもあるようでした。

一番の衝撃は「里親になりますという方が十分に増えても、その子の親が施設ならいいが里親には預けたくないと決めることが多いんです」というもの。様々な理由があるとは思いますが、親権の強い日本では18歳以下のこども自身にはどこで過ごすか決める権利はないのか…と感じました。

また、お腹の中にいる時から安心できないできた子が多く、虐待や精神疾患などの問題がある家庭に育っているという現実もお聞きしました。

里親には5種類の制度があります。
親族里親は、震災等により親を亡くした、不在になったこどもを親族が育てる場合、市に申請すれば経済的なサポートを保障してくれるというものだそうです。こういうのも知らないと使えない制度。申告制の難しさだなと思います。

里親の種類

お読みくださりありがとうございます。
今日も素敵な1日になりますように。

あお


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