言語聴覚士のリハビリを受けるには?
2022年3月時点で言語聴覚士は3万8000人の有資格者がいるそうです。日本言語聴覚士協会のホームページをみると、有職者が2万人弱。7割が病院なので1万4000人、施設が4000人ほどとなるようです。
言語聴覚士のリハビリって必要な人に届いているのでしょうか?
わたしの働いてる総合病院は回復期リハビリを目的とした転院も受け入れをしています。その時に、言語のリハビリは受けてない、何回か口の動きとかを評価されただけなどとお聞きすることがちらほらあります。それは病院の規模に比して言語聴覚士が少なく対応しきれないからなのかなぁと。
総合病院で言語聴覚士1,2人とかよくありますし、そもそも急性期の手術はするけど言語聴覚士はいないという病院も実は結構あるんです💦言語聴覚士は職業としてもまだまだあまり知られていないので、ご家族さんも「言語のリハビリがない!」なんて不満に思うことはないと思われます。
でも、身近な方や自分自身が話せないなどの言語障害がある、注意力や記憶力の低下などの高次脳機能障害がある、嚥下障害で食べられないと言われたら…。勇気をだして主治医に「言語のリハビリって受けていますか?週に何回ぐらい?」と尋ねてみていただきたいです。
医師からの説明に身内として立ち会ったことがありますが、聞かないと答えてくれません。その時は家族と面会したときの反応もみて、言語リハビリを開始してもらえました。
そして、言語聴覚士の多くいる病院に転院するためにソーシャルワーカーさん(その病院勤務の転院や退院調整の人)に希望を伝えて相談し無事転院できました。以下、言語聴覚士のいる病院を検索できます。
自然回復というのももちろん一部あるのですが、一番回復が見込めると言われている発症から3ヶ月ほどの間にどれだけよい刺激を受けられるか?が大切になってきます。リハビリ=re:「再び」habilitate(habilitation):ラテン語の「habilis」に由来。「適した」状態にすることです。
必要な方々に、この情報が届きますように。
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今日も素敵な一日になりますように。
あお
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