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過去は消えず未来は読めず

朝、布団から出たくない
休む、今日は絶対休む、と思いながら
二度寝三度寝を繰り返し
ギリギリの時間で飛び起きた。


早く布団に帰りたいと
マスクの下でブツブツ言いながら8時間労働に勤しむ。


布団に入りたいという願いと
同じくらいの強さで
ケーキ食べたい、と言う声が
身体中から聞こえてきたので
仕事終わりコンビニへ寄った。

気づくとカゴの中には
ミルフィーユ、ティラミス、桜と抹茶のパフェ?、蒙古タンメン、穂先メンマ(大好き)、
茶碗蒸し(大好き)が入っていた。


レジはいつものおじちゃん。
無愛想に見えるが丁寧で優しい雰囲気の方。


休みの日はスウェットに帽子を目深に被り
ノーメイクにマスク姿でのっそりと現れ
コーヒーを購入する私なのだが
今日は仕事帰りなのでわりと小綺麗だ。


おじちゃん、わたしだよ…と心の中で呼びかけながら、気づいたらおでんの厚揚げを注文していた。


おじちゃんはお手拭きを4枚、
割り箸を2本、大きめのスプーンを2本と
デザート用の小さなスプーンを3本入れてくれていた。

パーティーでもするんか私。


そんなにいりません、
と申し出るタイミングを失い
袋を受け取ってしまった。

おじちゃん、ありがとう…
これね、全部、私一人で食べるんだ…


帰宅後、早く布団に入りたいと思いながら
洗濯機を回し、
早く布団に入りたいと思いながら
洗い物をして、
早く布団に入りたいと思いながら
シャワーを浴びる。

今日はアレがあれでアレな日なので
メンタルも体調も
なんもかんも、ぼろぼろのズタボロである。


野菜がないのでファン○ケル(伏字失敗)の青汁を飲み、茶碗蒸しとメンマとおでんを食べた。

わくわくで蒙古タンメンも作ったのに
3口くらい食べたところで満足。
あんなに食べたかったケーキはもう食べたくなくなっていた。


「過去は消えず未来は読めず不安が付きまとう」

何一つ解決してないし
なに一つ変わってない。

生きたくないが
しにたくはない。
ていうか、絶対に生きたい。

だって痛いの嫌だし、おいしいもの食べたいし、私がいなくなったら悲しむ人がまだ数人いるし。

とりあえず今日を生きた。
別に偉くはないが、ありがたいと思う。

なによりも、私の身体ありがとう。
こんなんなのにちゃんと生きようとしてるの本当かわいい。あなたに恥じない私でありたい。


そんな日。







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