ブランチライン 池辺葵【ゆるっと感想文】7
母親と巣立った5人の娘
そして長女の息子・岳《がく》。
ゆるやかに過ぎるそれぞれの日常のなかで
親子、家族であっても
完全には分かり合えない歯痒さと
その歯痒さをのりこえた先にある
相互理解が優しいタッチで描かれている。
（と勝手に思っている）
わかってほしい。
それをあえて言葉にせずとも
想像力で補い共存していく寛容さが
大切なこともあるよなぁ。
ご飯がおいしそうなところも
好きな理由です。
「ねー広瀬君
恋ってすばらしいものだけどさー
基本的幸福感はさ
自分一人でも担保できるものだからさ」
「何それ」
「ご飯食べて
お風呂入って
ぐっすり眠る
幸せ」
池辺葵
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