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ニュージーランド経済:雇用統計を前に利下げへの期待と不透明な未来 24/8/5

Yan氏で~す。
インパクト!!!

お待たせしました。ニュージーランドです。(だれも待っていないよって突っ込みはなしで(笑))
 今回のダイジェストです。忙しい人はこれだけ読めばOK

ニュージーランド経済の現状と課題

ニュージーランド経済は現在、住宅市場の低迷、インフレの高止まり、そして景気後退の懸念という三重苦に直面しています。住宅価格の下落と建設許可件数の減少は深刻で、インフレ率も依然として高水準で推移しています。これらの要因が重なり、個人消費や企業投資が減少し、景気後退の懸念が高まっています。

金利低下と経済への影響

金利低下は住宅ローンなどの借り手にとっては朗報ですが、銀行預金者にとっては利息が減るという痛手があります。また、ニュージーランドでは貯蓄額が減少しており、インフレの影響で家計の生活費も上昇しています。

企業の苦境と消費者債務の安定

企業は厳しい経済状況に直面しており、特に建設・不動産業界では倒産が増加しています。一方、消費者債務は比較的安定していますが、一部では経済的困難に陥っている人も増えています。

労働市場の堅調さ

一方で、労働市場は堅調さを維持しています。2024年4月から6月までの雇用指標を見ると、雇用者数が増加し、失業率は低水準で推移しています。賃金も上昇しており、労働市場への参加は活発です。今回8月7日の雇用統計はアメリカのGDPと同じで、第二四半期であるというの忘れてはいけない。ちょっと前の堅調時期にあたります

RBNZの金融政策と今後の見通し

RBNZはインフレ抑制のために利上げを続けてきましたが、ここにきて利下げの可能性も議論されています。しかし、利下げはインフレを再燃させるリスクも伴うため、RBNZは慎重に金融政策を運営していく必要があります。

今後のニュージーランド経済は不透明感が強く、RBNZの金融政策、インフレ動向、住宅市場の動向などが注目されます。8月14日の政策金利発表では、据え置きでもハト派な発言が求められる可能性があります。

NZドルの行方

NZドルは、経済状況の厳しさから売られ過ぎの側面もあります。しかし、労働市場の堅調さやインフレの落ち着きなどを考慮すると、8月7日の雇用統計の結果次第では、8月14日の政策金利発表でNZドルが買われる可能性も考えられます。


ニュージーランド経済は現在、困難な状況に直面していますが、労働市場の堅調さは明るい兆しです。今後のRBNZの金融政策や経済指標の結果次第で、NZドルの動向も大きく変わる可能性があります。

利下げの可能性とタイミング

利下げは住宅市場の活性化や景気刺激につながる可能性がありますが、一方でインフレを再燃させるリスクも伴います。RBNZはインフレ抑制と景気安定のバランスを取りながら、慎重に金融政策を運営していく必要性から踏み込めるかがポイントになります

現在の経済指標や専門家の見解を総合すると、8月の利下げは難しいと考えられます。しかし、10月または11月には利下げに踏み切る可能性があります。特に、11月の米大統領選挙前に何らかの政策変更を行うことで、経済への影響を最小限に抑えたいという思惑もあるかもしれません。


ここまでがダイジェストです

ここから本文です

 今日は8月5日月曜日です。
見直しますといってやっていないニュージーランドのファンダメンタルズ分析ですね。明日のオーストラリア政策金利は時間があればやります
 昨日ですが毎週の日曜日の夕方は 憂鬱な気持ち になるのは事実です
それは、師が今週の経済指標のポストをするからです。それが注目指標が多いとなおさらです(笑)
 
知っていても事実を突きつけられるのは、大変にめんどくさい(すいません)じゃなくて、細かな分析が多くなるので、大変だなと思うのですね

ニュージーをまとめますとは言っても、明日8月6日にRBA政策金利がどうなるかが気になります

まぁもっとも据え置きってのは、予想されているので、
タカ派かハト派が焦点になります
 昨日の記事でタカなら押し目チャンスと申し上げたとおりです
GBPAUDのロングを狙っているのは事実です
記事を書かない時の言い訳です(笑)

では、今回のニュージーに集中です
8月14日に政策金利があるので、そのための布石分析になります
しばらく
RBAを見ていたので、RBNZを忘れていないというわけですね

では始めましょう

前回のNZDの記事がこれが最後です

7/22 以来の記事になります

めんどくさいけど(すいません失言です)まとめていきます
とは言っても
この期間、指標は、たった一日だけでした
7月31日

7/22~8/5 NZD 指標

一つずつ見ていきます

7/31 建築許可件数から
統計局から

まとめます
ニュージーランド住宅建設許可件数、2024年6月までの1年間で24%減少

ニュージーランド統計局(Stats NZ)が発表したデータによると、2024年6月までの1年間で、住宅建設許可件数は33,627件となり、前年同期比で24%減少しました。これは、2023年6月までの1年間と比較して8,987件の減少となります。

主なポイント

  • 住宅建設許可件数の減少: 2024年6月までの1年間で、住宅建設許可件数は33,627件となり、前年同期比で24%減少しました。

  • 非住宅建設許可額の減少: 同期間において、非住宅建設許可額は91億ドルとなり、前年同期比で9.6%減少しました。

  • 人口1,000人当たりの住宅建設許可件数の減少: 2024年6月までの1年間で、人口1,000人当たりの住宅建設許可件数は6.4件となり、前年同期の8.6件から減少しました。

背景

住宅建設許可件数の減少は、主に以下の要因によるものと考えられます。

  • 金利上昇: ニュージーランド準備銀行(RBNZ)がインフレ抑制のために政策金利を引き上げたことで、住宅ローンの金利が上昇し、住宅購入意欲が減退しました。

  • 建設資材価格の高騰: ロシアのウクライナ侵攻やサプライチェーンの混乱により、建設資材の価格が高騰し、住宅建設コストが増加しました。

  • 政府の規制強化: 政府が住宅市場の過熱を抑えるために、投資家向けの税制優遇措置を廃止したり、住宅ローン規制を強化したりしたことも、住宅建設許可件数の減少に影響を与えたと考えられます。

今後の見通し

住宅建設許可件数の減少は、ニュージーランドの住宅供給不足をさらに深刻化させる可能性があります。住宅供給不足は、住宅価格の高騰や賃貸料の上昇につながり、国民生活に大きな影響を与えることが懸念されます。

政府は、住宅供給不足を解消するために、住宅建設の促進や規制緩和などの対策を検討しています。しかし、金利上昇や建設資材価格の高騰など、住宅建設を取り巻く環境は依然として厳しいため、住宅供給不足の解消には時間がかかる可能性があります。

注目は最後の文書です。住宅不足という事実ですね
 しかし、現実は大変にキツイ状況です
ニュージーランド経済は現在、深刻な状況に直面しています。

  • 住宅市場の低迷: 住宅価格の下落と建設許可件数の減少が続いており、住宅市場は深刻な低迷に陥っています。

  • インフレの高止まり: インフレ率はピークを過ぎたものの、依然として高水準で推移しており、RBNZの目標範囲を大きく上回っています。

  • 景気後退の懸念: 高インフレと金利上昇の影響で、個人消費や企業投資が減少し、景気後退の懸念が高まっています。

これらの状況を受け、RBNZは継続的に利上げを行ってきましたが、ここにきて利下げの可能性も議論されるようになってきました。利下げは住宅市場の活性化や景気刺激につながる可能性がありますが、一方でインフレを再燃させるリスクも伴います。

RBNZは、インフレ抑制と景気安定のバランスを取りながら、慎重に金融政策を運営していく必要があります。

今後の見通し

ニュージーランド経済の先行きは不透明感が強く、今後の動向を注視する必要があります。特に、以下の点に注目が集まっています。

  • RBNZの金融政策: RBNZが利下げに踏み切るのか、それとも利上げを継続するのか。

  • インフレ動向: インフレ率が今後どのように推移するのか。

  • 住宅市場の動向: 住宅価格の下落と建設許可件数の減少がどこまで続くのか。

ニュージーは、本当に難しい局面になったのは事実です。
世界は利下げへ、しかしインフレ懸念を消しきれない。で、現状は厳しい状態。高金利を維持できるほどの体力があるかないかだけです。
この辺が8月利下げの話が急浮上しているのが解ります

では次に 

企業景況感です。ANZ。つまり銀行です。PDFです

こちらからダウンロードができます

重要な注意点

このレポートは、個人的な金融アドバイスや特定の金融商品・サービスに関する助言ではありません。あなたの経済状況や目標を考慮していない一般的な情報です。

主なポイント

  • 7月のビジネス信頼感は21ポイント上昇して+27となり、自社活動予想も4ポイント上昇して+16となりました。ただし、これらの数値は、以前の活動がさらに悪化したことに対する相対的なものであり、「これ以上悪化することはないだろう」という雰囲気が反映されています。

  • 価格設定意図は3ポイント上昇して38となりましたが、インフレ期待は3.5%から3.2%に緩和しました。インフレ指標は、調査期間後半で軟化しました。

  • 過去の活動は、3ヶ月平均で見ると、ほとんどのセクターで悪化が続いており、建設業と小売業が最も弱いセクターです。

  • 価格とコストの見通しは、前月の大幅な下落の後、小康状態となりました。全体的には、インフレがNZ準備銀行(RBNZ)の予想よりも速く低下することはないものの、RBNZがインフレが持続的に目標範囲内に戻るという予想に自信を持つことができることを示唆しています。

  • RBNZにとって心強いことに、RBNZ金融政策レビュー(7月10日)とCPIデータ(7月17日)の両方の後に回答した29%は、インフレ期待、価格設定意図、特にコスト期待(金利は多くの企業にとってコスト)が低いことを示しました。活動指標に大きな違いはありませんでした。

ANZの考察

RBNZにとっては、まだ「悪いニュースは良いニュース」という状況ですが、それが長く続くことはないはずです。金融政策が効果を発揮し、おそらくは効果がありすぎたという証拠が増えているため、RBNZが今年中に公定現金金利の引き下げを開始するという期待が広がっています。

私から見ると、随分、楽観的な見解としかいいようがないですね
厳しいことをいうと、人口が少ないは体力がないと取れます。それでもここまでなんとか主要通貨として維持してきたし、格付けも悪くないのは、絶妙なバランスがあってのことだと、RBNZのメンツはそのあたり解っていると思いたいです
8月の利下げは無理でも、のこりの10月と11月で何かしらの方向性をださないと来年の2月まで政策金利発表がないというスケジュール。
 8月に効果的なメッセージが必要かと思います。10月がギリギリか
11月では遅いと思うのは、NZDを見てきた人ならわかるはずです

RBNZのボードメンバーならその当り、民間のANZごときに言われなくと解っていると信じたい

続いて、ニュージーランド国内での主要なニュースですが
これですね
 RNZ 24/8/4

この記事のタイトルは

金利低下は誰にとって良いニュース?

借り手にとっては朗報、預金者にとっては痛手

金利低下は住宅ローンなどの借り手にとっては返済額が減るため良いニュースですが、銀行預金者にとっては利息が減るため歓迎できません。

定期預金金利の低下

  • 1年物の定期預金金利は2020年、2021年の1%未満から5.5%以上に上昇しましたが、現在は低下傾向にあります。

  • KiwiBankやWestpacなど、主要銀行が定期預金金利を引き下げています。

専門家の見解

  • BNZのチーフエコノミスト、マイク・ジョーンズ氏は、定期預金金利は公定金利と連動して低下すると予想していますが、パンデミック以前の水準まで下がる可能性は低いと述べています。

  • インフォメトリクスの主任予測者、ガレス・キアナン氏も、インフレと金利が高い環境が続くため、金利は低下しても以前の水準には戻らないと予想しています。

  • ASBの上級エコノミスト、クリス・テネント・ブラウン氏は、2025年から2026年にかけて全ての定期預金金利が4%を下回ると予想しています。

預金者の選択肢

  • ASBのブラウン氏は、貯蓄者は現在の金利を固定するか、柔軟性を求めるかの間で難しい選択を迫られていると指摘しています。

  • BNZのジョーンズ氏は、インフレが低下すれば実質金利の低下幅は小さくなるため、預金者にとって悪いことばかりではないと述べています。

  • カーネルの創設者ディーン・アンダーソン氏は、固定金利の配分や債券へのエクスポージャーがあれば、保守的に運用されるファンドからより良いリターンを得ることができると提案しています。

まとめ

金利低下は借り手にとっては朗報ですが、預金者にとっては利息が減るという痛手があります。預金者は、金利動向を注視し、自身の状況に合わせて預金方法を検討する必要があります。

って感じなのですが、この記事を書いた人は、ニュージーランドの貯蓄率がどうなっているのか知って書いているならいいのですが、実際に、海外に出ている報道との差があります。地元の人が言うなら、ニュージーランドの人は貯蓄を意識できる人が多いはずです。それなら、インフレ低下にはまだ時間がかかるはずですが、富裕層よりのお話に聞こえます。
 
貯蓄率はこの記事で確認できます

全部はみれないですが23年時点ではインフレの影響で減少です。当然のお話だと思います

これに絡み統計局からこのような内容の記事が
統計局 7/26

ニュージーランド家計の生活費、2024年6月までの1年間で5.4%増加

ニュージーランド統計局(Stats NZ)によると、2024年6月までの1年間で、家計の生活費は平均5.4%増加しました。これは、2024年3月までの1年間の6.2%増加に続くものです。直近の最高値は、2022年12月までの1年間で記録された8.2%増加でした。

主なポイント

  • 平均的な家計の生活費増加: 2024年6月までの1年間で、平均的な家計の生活費は5.4%増加しました。

  • 住宅費および家賃の上昇: 住宅費および家賃は、2024年6月までの1年間で6.4%上昇しました。これは、2024年3月までの1年間の7.4%上昇よりも低い数値ですが、依然として生活費全体の上昇に大きく寄与しています。

  • 食料価格の上昇: 食料価格は、2024年6月までの1年間で4.1%上昇しました。これは、2024年3月までの1年間の6.1%上昇よりも低い数値です。

  • 輸送費の上昇: 輸送費は、2024年6月までの1年間で8.9%上昇しました。これは、2024年3月までの1年間の13.8%上昇よりも低い数値ですが、依然として高い水準にあります。

背景

家計の生活費の上昇は、主に以下の要因によるものと考えられます。

  • インフレの継続: ニュージーランドでは、依然としてインフレ率が高止まりしており、家計の生活費を圧迫しています。

  • 住宅市場の状況: 住宅価格の高騰や賃貸料の上昇が続いており、家計の住宅費負担を増大させています。

  • 世界的なエネルギー価格の上昇: ロシアのウクライナ侵攻などにより、世界的なエネルギー価格が上昇しており、ニュージーランドの輸送費や光熱費にも影響を与えています。

今後の見通し

ニュージーランド準備銀行(RBNZ)は、インフレ抑制のために政策金利を引き上げていますが、その効果が徐々に現れてきており、インフレ率は鈍化傾向にあります。しかし、インフレ率は依然としてRBNZの目標範囲を上回っており、今後の金融政策の動向が注目されます。

家計の生活費の上昇は、消費マインドの冷え込みや経済成長の鈍化につながる可能性があります。政府は、インフレ対策や家計支援策を強化することで、国民生活への影響を緩和しようとしています。

結論

ニュージーランドの家計は、依然として厳しい生活費の上昇に直面しています。インフレの動向やRBNZの金融政策、政府の経済対策などが、今後の家計の生活費に大きな影響を与えるでしょう。

統計局のレポートで
生活に大きな影響って書いてある事実ですね
これはって感じです

もう少し見ていきます
RNZ 8/1

ニュージーランドの債務状況:消費者安定、企業は苦境

消費者債務は安定も、一部で苦境

  • 滞納者数は減少傾向だが、経済的困難に陥っている人は増加。

  • 住宅ローンの返済滞納者数は減少したが、経済的困難を抱える人の数は増加し、その半数は住宅ローン返済に苦しんでいる。

  • 経済的困窮アラートや借金に関する裁判所の判決も増加。

  • 消費者信用需要は前年と変わらず、電力会社間の切り替えによる信用調査需要は増加したが、電気自動車販売減少により融資需要は減少。

企業は厳しい状況

  • 厳しい経済状況により企業部門はより厳しい状況に。

  • 清算は前年比19%増加、特に建設・不動産業界が大きな打撃。

  • 不動産部門では、四半期ごとの企業清算件数が過去10年以上で最高となり、28%増加。

  • 消費者需要の低迷が企業収益に打撃を与えている。

今後の見通し

  • 中央銀行による金利引き下げの見通し、融資規制の緩和、減税は前向きな見通し。

  • 消費者支出が増加すれば、企業にとって追い風となる可能性。

  • ただし、今後数カ月は依然として困難な状況が続く見込み。

まとめ

ニュージーランドの債務状況は、消費者と企業で明暗が分かれている。消費者債務は比較的安定しているものの、企業は厳しい状況に直面している。今後の経済状況や政策次第で、企業の業績回復が期待されるが、当面は困難な状況が続く見通し。

なるほどね~って内容です
これは8月14日の政策金利発表で、金利据え置きでも、ハト派な発言をしないと持たない可能性が出てきました。

 現時点での、指標とか、国内ニュースではここまでが限度です。
お隣のオーストラリアは利下げ期待の中でも、住宅事情と、CPIの中にはまだインフレ再燃の要素があったのですが、ニュージーランドは大分落ち着いてきた印象を受けます。
 経済的なニュースが少ないニュージーランド。
判断が難しいですが、実際には売られすぎなのも事実です。

実際にトレードにはまだ活用できないですが、かなり負担が強いのは事実
つい最近まで強いインフレ懸念からの利上げ論争は今は見ません。

ロイターのシドニー概況でも、扱いは雑(笑)です

ニュージーランドヘラルド社での記事でも
ほぼRNZと同じ内容です
記事は見れないのですが、賃金がインフレに追い付いているなら、何が不満なのか!って感じの記事が出ているのを見ると、頭打ちなのかもしれないです。というか、インフレは後退している。
 ニュージーランドとしての通貨を高い方にもっていきたいのか安くてもいいのかが問題であって、どこが許容範囲なレートなのかが重要になるのではないかと思います

では、今週のニュージーランドの指標です

8/5~9ニュージーランド指標

雇用統計ですが、星が1つですね。これがいかにNZDが注目されていないかわかります
 前回の数字はあてにならないです。予想はやや悪化を示していますが
実際にはどうなんでしょうかね。
統計局が7/29に雇用指標を出しています
こちらです

今回のこの記事が解りにくいのですね
一応CSVをダウンして。中にを見るとこんな感じでした

ニュージーランド雇用指標 2024年6月分析

概要

ニュージーランド統計局が発表した2024年6月の雇用指標に関するデータ

分析結果

雇用者数

  • 前年同期比で1.7%増加し、28,000人の雇用が創出されました。

  • ほとんどの産業で雇用者数が増加しましたが、建設業と製造業では減少しました。

  • 地域別には、オークランドとウェリントンで最も雇用者数が増加しました。

  • 年齢別には、65歳以上の年齢層で最も雇用者数が増加しました。

  • 男女別には、女性の雇用者数の増加率が男性よりも高くなりました。

失業率

  • 3.5%に低下し、2023年6月以降、過去最低水準を維持しています。

賃金上昇率

  • 6.2%に鈍化しましたが、依然としてインフレ率を上回っています。

労働力人口

  • 前年同期比で2.0%増加し、56,000人の増加となりました。これは、主に移民の増加によるものです。

一次産業

一次産業の雇用者数は、前年同期比で0.3%増加しました。特に、農業部門では雇用者数が1.2%増加しました。

分析の簡易表


6月雇用指標

げ、前年しかわからない(汗)これを5月と4月も探さないといけないかめんどいな

一応 4月分

2024年4月 ニュージーランド雇用指標まとめ

概要

2024年4月のニュージーランド雇用指標は、全体として堅調な伸びを示しました。季節調整済み求人数は前月比0.1%増加し、240万人に達しました。特に、医療・社会扶助、教育・訓練、運輸・郵便・倉庫業などの分野で求人数が増加しました。地域別では、オークランド、カンタベリー、ベイ・オブ・プレンティなどで増加が目立ちました。

主要なポイント

  • 求人数: 全体的に増加傾向。特に医療・社会扶助、教育・訓練、運輸・郵便・倉庫業で顕著。

  • 地域別: オークランド、カンタベリー、ベイ・オブ・プレンティで増加。

  • 性別: 男性、女性ともに増加。

  • 年齢層別: 35~39歳、40~44歳、65歳以上で増加。15~19歳で減少。

  • 総収入: 2023年4月と比較して増加。

詳細

  • 全産業: 季節調整済み求人数は前月比0.1%増加。

  • 一次産業: 季節調整済み求人数は前月比0.5%減少。

  • 財貨生産産業: 季節調整済み求人数は前月比0.2%増加。

  • サービス産業: 季節調整済み求人数は横ばい。

  • 総収入: 2024年4月の発生ベースの実際の総収益は154億ドル。

結論

2024年4月のニュージーランド雇用指標は、全体として堅調な伸びを示しました。特に、医療・社会扶助、教育・訓練、運輸・郵便・倉庫業などの分野で求人数が増加し、地域別ではオークランド、カンタベリー、ベイ・オブ・プレンティなどで増加が目立ちました。これらの結果は、ニュージーランド経済の回復と成長を示唆しています。


続いて5月

2024年5月 ニュージーランド雇用指標まとめ

概要

2024年5月のニュージーランド雇用指標は、全体として安定した状況を示しました。季節調整済み求人数は前月比ほぼ横ばいで、240万人の求人が維持されました。産業別では、医療・社会扶助分野で増加が見られた一方、管理・サポートサービス分野で減少しました。地域別では、オークランドやカンタベリーなどで増加傾向が見られました。

主要なポイント

  • 求人数: 全体的に横ばい。医療・社会扶助分野で増加、管理・サポートサービス分野で減少。

  • 地域別: オークランド、カンタベリー、ベイ・オブ・プレンティなどで増加。

  • 性別: 男性、女性ともに増加。

  • 年齢層別: 35~39歳、40~44歳で増加。15~19歳、25~29歳で減少。

  • 総収入: 2023年5月と比較して増加。

詳細

  • 全産業: 季節調整済み求人数は前月比ほぼ横ばい(878人減)。

  • 一次産業: 季節調整済み求人数は前月比1.7%減少。

  • 財貨生産産業: 季節調整済み求人数はほぼ横ばい(90人減)。

  • サービス産業: 季節調整済み求人数は前月比0.1%増加。

  • 総収入: 2024年5月の発生ベースの実際の総収益は158億ドル。

結論

2024年5月のニュージーランド雇用指標は、全体として安定した状況を示しました。一部の産業や年齢層で変動が見られましたが、全体的な雇用市場は堅調さを維持しています。


時間がかかりますね。やっと、24年の4月、5月、6月が揃いました
これは、労働市場は堅調ですね。

まとめるとこんな感じ
4月から6月までの雇用指標のまとめ

  • 雇用者数: 4月と5月は横ばい、6月は前年同期比で1.7%増加。

  • 失業率: 6月は3.5%で、2023年6月以降、過去最低水準を維持。

  • 賃金上昇率: 6月は6.2%と依然として高い水準。

  • 労働力人口: 6月は前年同期比で2.0%増加。

  • 一次産業: 4月は減少、5月は減少、6月は増加。

堅調さを示す根拠

  • 雇用者数の増加: 6月の雇用者数は前年同期比で1.7%増加しており、労働市場の活況を示しています。

  • 低い失業率: 失業率は3.5%と低水準で推移しており、雇用機会が豊富であることを示唆しています。

  • 賃金上昇: 賃金上昇率は高い水準を維持しており、労働者の所得が増加していることを示しています。

  • 労働力人口の増加: 労働力人口が増加していることは、労働市場への参加が活発であることを示しています。

留意点

  • 一次産業の雇用者数は変動が大きいものの、6月には増加に転じています。

  • 賃金上昇率は依然として高い水準であり、インフレ圧力が高まる可能性があります。

総合的な評価

これらの指標を総合的に見ると、2024年4月から6月までのニュージーランドの労働市場は、全体として堅調であると評価できます。雇用者数が増加し、失業率が低水準で推移していることは、労働市場が活況であることを示しています。ただし、賃金上昇率が高い水準であることは、インフレ圧力が高まる可能性があるため、注意が必要です。


なるほどね~。これは一時的に買われますね。
 もし明日のRBAが弱気だったら、AUDNZDのショートが一番可能性があるかもしれないです。巻き戻し
あとは、GBPNZDですか。けっこうやられているので、案外、NZDが買われるかもしれないです。いずれにしても明日のRBAのスタンス次第です。
 8月7日のニュージーランド雇用統計が良ければ、8月14日の政策金利発表は据え置きになります。ここまで雇用がいいとは私も調べるまで、どうせ悪いだろうくらいにしか思っていませんでした。
 結果が予想通りかやや上振れで、NZDが買われる局面を想像してしまいます。まぁ、トレードはちゃんと結果を見てからですがね

そんな感じです。


いかがでしょうか!

あとがき
ネタを集めるのには慣れてきましたが、ニュージーはニュースが少ない。国内事情も難しいです。現地が実際にどんな感じなのか、いずれは行ってみたいですね。今回は日曜日にある程度下書きをしておいても、時間がかかりました。雇用指標が3か月分ってのはひどいな。結果を見てから判断も間に合います。ところで、日本に居ても、日本の事がわからないのに(笑)。なぜにこんなに、オセアニア地域に詳しくなってどうしようとしているのか?自分でも解りません(笑)

以上です

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