【想いを綴るvol 102:『物語』のシナリオ】

もう10年以上も前の話になりますが。
小説を書いてみたい。物語を作り上げてみたいと思っていた時期があります。

思い返せば高校時代。
近所の都立高校に進学した私。
クラスメイトにはユニークな人が何人かいて、ピアニストを目指して毎日8時間以上練習を重ねている男子や、とあるスポーツの東京都選抜に選ばれている男子がいました。
そんなクラスメイト達の中に1人、小説を書いて中学時代に雑誌の企画に応募して佳作を獲得した事があるという男子がいました。

私は、自分自身に何の特技も無く、明確な目標や夢も無いまま高校に来てしまったなと、入学当初は物凄い劣等感を感じたのを覚えています。

でも、同じ歳のクラスメイト。劣等感を感じている場合じゃないと、色々吸収しようともがきました。

まずはピアニストを目指すクラスメイトにピアノを教えて欲しいと頼み、毎週水曜日にピアノを習いにクラスメイトの自宅にお邪魔していました。基礎練習という指の基本的な動かし方、楽譜と記号が求めている通りの音を出す練習を1時間見せてもらったり、『楽典』という書籍を読んで音楽について学んだりしました。
ちなみに、私が練習していた曲は、ベートーヴェンの簡単な曲でした。タイトルは忘れてしまいましたが、自分が学んだ事がきっかけで、ベートーヴェンが大好きになったのがこの時期です。

東京都選抜のクラスメイトにも、トレーニングメニューを聞いたりしてみました。散々練習した後に20キロのランニングがあると聞いて、絶対に無理だなって怯みましたが、その彼に刺激を受けて自宅で筋トレを始めました。高校時代は、体脂肪率9%で、部活には入ってませんでしたが身体は引き締まってました。変なやつですよね、私。

そして何より、刺激を受けたのが小説を書いているクラスメイト。
ゼロから物語を創り上げる。作品を書き上げて、想いを伝えるってすごい事だなって強く感じていました。高校までは本をほとんど読まなかった私ですが、尊敬する叔父の影響で本を読むようになり、クラスメイトの影響で自ら書くためにはどうすれば良いかを考えるようになりました。
『ミステリーの作り方』というテレビの特集を録画して、何度も見直した記憶があります。

私にとって、物語を創り上げるという事は高校時代からの密かな願いでもありました。
時を経て、今、愛する彼女から物語のシナリオを考えて欲しいという相談を受けました。

すっごく嬉しいです。
若かりし頃からの夢であり願い。自分の中に留め発信する事なく眠っていたものに、彼女が光を当ててくれました。
面白いとか、完成度が高いとかは置いておいて、彼女がせっかく与えてくれた絶好の機会なので、物語のシナリオを創り上げてみたいなと思います。

私が創り上げたい物語。
テーマは『愛』
私にとって、また、彼女にとって、生きるために最も必要不可欠なものこそ、自分自身が好意を持ち憧れている人からの愛でした。

愛には色々な種類があり、またその表現方法も様々です。人間が人生に喜びや生きる活力を感じるためには愛が不可欠だなと思います。それをどのように感じ、どのように受け止めるか、どのように表現していくか。
考えているこの瞬間、とてもワクワクしています。

愛するあなたへ
2人の未来を創り上げていくために、エクササイズに本気で取り組んでくれて本当にありがとう。物語のシナリオを頼んでくれたのが、本当に嬉しくて幸せです。今日のnoteに記したように、昔から物語を創るのが夢でした。その機会を与えてくれてありがとう。
頑張って創ってみるので、少し時間をください。

愛しています。
今日も時間を作ってくれてありがとう。
会えるのを楽しみにしてます。
大好きです。

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