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学んでも活かせない 人間は愚かなり

人間はどうしてこうも愚かなのか。


事が起こったのは2日前、夜中に目覚めた。

キモチが悪い。


そこから寝付けずにゴロゴロ。

急な吐き気でトイレへ。

突然の嘔吐。

何か変なモノ食べたかな。


あと数時間もすれば仕事にいかねばと言うのに。

なんとかベッドに戻り少し眠る。

幸い朝まで眠ることが出来た。

しかし、起き上がるのが辛い。

キモチが悪い。


シフト制の僕は朝一番に休むとなると、てんやわんやとなってしまう。

とりあえず出勤せねば。

気力を奮い立たせ、支度をする。

食欲はまったくなく、なにも食べずに出発。

無事に職場に付くと、同じ症状の職員が3名いた。


どうやら職場でもらってきた何かしらの感染症らしい。

変なモノ食べてなかった。


そんな謎の安心感を抱きつつ、こりゃ余計に休めないぞと内心覚悟を決めた。

しかし、いざ身体を動かすと、吐くわ熱がでるわ、頭痛がひどいわで、仕事どころではなくなってしまった。

結局は戦力外となり、休ませてもらうことに。

そしてなんとか帰宅。


食欲はとうぜんわかず、今日一日何も食べていない。

でもお腹は減らない。

もう二度と食事なんていらないという心境だった。


noteの更新どうしようと考えていたが、頭が働かずストックしていた記事を投稿して事なきを得る。

備えあれば憂いなし。


そして翌日は休み。

しかし、土曜日ということで子どもは家にいる。

ゆっくりと寝てはいられない。


朝食はまだ食欲がわかないため、食べない方がいいと判断して抜く。

えらいぞ。


そして午前中はなんやかんや用事をしてあっとゆうまに過ぎ去る。

そして昼食。


少し空腹を感じる。

少しぐらいなら食べてもいいかなという気持ちが出る。

そしてうどんを胃袋へ。


妻からは大丈夫なのかと言われ「大丈夫だいじょうぶ」と食べ始める。

食べてる途中で少し雲行きが怪しくなってくる。

ちょっとキモチ悪いかも。


しかし、大丈夫と言った手前、残すのも悪い気がして完食。

やっぱりちょっとキモチ悪い。


まだ早かったか。

後悔しても遅い。

もう二度と食事なんていらない」と思ってから24時間もたっていない。

人間はほんとうに愚かな生き物だ。


救いようがないとはこのことだな。

そして午後もなにかと用事をすませ、なんとか吐かずにやり過ごす。

えらいぞ。


そして、夕食。

昼の経験から軽めにしておくかな。


というのが一般的な考え方だろう。

しかし、僕は空腹だった。


今ならなんでもいける!

そんな腹具合だった。


妻にも「なんかいけそう」と軽口を叩く。

そして鶏肉と白米とその他おかずを頂く。

もちろんお粥なんていう軟弱なものではない。

食事との真っ向勝負。

ファイ!


軽快に食べ始める僕。

ほらね、余裕余裕。

感染症はもう克服した。


と調子にのる僕。

つい数時間前に食べて後悔していたはずなのに。

24時間ぐらいまえに「もう二度と食事なんていらない」と思っていたのに。

ほんとうに同じ人間だろうか?

ガツガツと食べすすむ。

でも案の定、少しキモチ悪くなってきた。


これはまずい。

吐くわけにはいかない。


僕は気合で夕食を乗り切る。

食べる前からわかっていただろ?

まだ早いって。

食欲に負けやがって。

人間はどうしてこうも愚かなのか。


こんな経験は過去にもあっただろ?

食べちゃダメって経験で知っていたはずなのに。

過去の経験よりも今の欲望。


これが感染症から学んだこと。

しかし、この学びは今後生かされることはない。

なぜならその時の欲望に負けてしまうから。

人間は愚かな生き物である。


でもこんな愚かな一面があるからこそ、愛すべき人間味というのが生まれるのだ。

完璧な人間はきっと機械みたいでつまらい。

食べては吐くような人間の方がいいのだ。


ではまた。





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