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【医師コラム】医学部学費はなぜ高い? 医師になるのにお金がかかる理由

みなさんは、自分のお子さんをどんな職業にしたいですか?お子さんを医師にしたいと思ったことはありませんか?

医師は時代を問わず人気の職業の1つ。

実際、お子さんのいる全国の男女500人を対象に「子どもに将来なってほしい職業に関する意識調査」を実施したところ、男女ともに医師は「第4位」にランクインしています。

しかし、医師はなろうと思ってもなれないハードルの高い職業です。

ハードルの高さは「高い成績」もありますが、もう1つの問題は「学費の高さ」はあります。

みなさんの中にも「自分の子供を医師にしたいけど、医学部で勉強させるだけのお金がない」という理由で、あきらめてしまっている方がいるのではないでしょうか。

実際、医師になるのにどれくらい必要なのでしょうか?
また、どうして医学部はこんなにもお金がかかるのでしょう?

今回は、医学部のお金に関して、赤裸々にお話していきます。

(参照: Biz Hit「子どもに将来なってほしい職業ランキング!500人のパパ・ママにアンケート調査」)
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000020.000041309.html

■医師になるのにどれくらいかかるのか?

まず、医師になるのにどれくらいかかるのか客観的に考えてみましょう。

医師になるには、もちろん「医学部」に入らなければなりません。

そして、医学部の学費は、大学の種類(国立、公立、私立)や大学によって大きく変わります。

まず、国立大学の医学部の学費について考えてみましょう。

国立大学は国が運営している学校です。医学部の学費は、ほぼ全ての国立大学で同じで、6年間で約350万円から400万円くらいになります。ちなみに東大や京大も国立なので、この範囲の学費です。

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