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ミュンヘンでの初めてのバイオリンレッスン
早速先生からレッスンの連絡が来た。先生の家はナビ通り家から徒歩5分だった。緊張してお腹が痛くなりながら呼び鈴を押して中に入った。
まずレッスンは弓の持ち方から始まり、今まで日本でやってきたやり方を一回全て忘れなさいと言われた。ひたすら、弓の持ち方、動かし方で最初のレッスンは終わった。細かさにびっくりした。今までの先生はレッスンで弾くたびに、よく弾けてるね、と褒めてくれて一つ二つのアドバイスをくれるような感じだった。十日後にはオーストリアで行われるマスタークラスに参加しなさい、そこで徹底的に弓使いを練習しようと言われた。新しい先生とのこれからのレッスンに気が遠くなった。レッスンの帰り道、お母さんとため息をつきながら顔を見合わせた。
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