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【読み書きの困り・学習につまづきのある子どもの理解と支援】書くことは辛いこと?

こんにちは。田舎の作業療法士の難波です。

7月30日に
読み書きの困り・学習につまづきのある子どもの理解と支援の研修会に
スタッフとして参加させて頂いた。

小学校中学年から高学年を対象としたセミナーであり、
様々な障害や困難のある子どもたちの合理的配慮や権利、学びに苦手のある子ども のためのテクノロジー・ICTを使った新しい学び方や学校でICT機器を使っていくた めの具体的な取組みに ついて平林ルミ先生がご教授して頂いた。

ICTとは「情報通信技術」を意味し、メールやチャット、ネット検索などの通信技術を使って人とインターネット、または人と人がつながることを表す。

現代、教育現場でもICTが広まり、小学生でもスマートフォンを持ち歩く時代である。また、小学校ではiPadの普及もしている。

このテクノロジー・ICTを活用することで、

様々な障害や困難を解消する鍵

となる。

「書く」事に困難があるのであれば、
黒板の板書は写真を撮る
「聞く」事に困難があるのであれば、
先生が話した要点などを録音する
「読む」事に困難があるのであれば、
読み上げられた音声を聞く

これらは以前から、代筆や録音などであったが、
今の時代、より簡単により身近にそれが実現可能になる。

LD(学習障害)を持つお子さんはテクノロジー・ICTを活用する事で
大きく道は開けるのでは無いだろうか。

書くのが苦手な子に無理やり書かせる

なぜ?
それは、多数派が書いているから。
人間は多数派の意見や考えを尊重しやすい。
人とは違う事をいけない事だと捉えやすい。
「普通」を求めやすい。

では、逆に、大人になって文字を書く時は?
毎日書いていますか?スマホやPC を使う事が多いのでは?

書く事が悪い。書かない事が悪い。
そんな事は一切無い

文字を書けるかどうかで「学ぶ」「伝える」等の障害になるのは勿体ない
その人に合ったやり方、道具で生きていけば良いと強く思う。

平林ルミ先生は最後にこうまとめた。

「テクノロジー・ICTはあくまで一つの手段として使うべき」と

情報社会の現代で、ネットやSNSなどは使い方によって危険やデメリットがある。
機能を使いこなすにも努力や技術が必要でもある。

その人に合うその人のやり方が一番

”みんなちがってみんないい”


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