可哀そうな人 父親
こんばんは。ちょこれいとです。
両親との関係は良好ですか?
私の父はもうどこで何をしているのか、そもそも生きているのかもよくわかりません。
恐らく死んだら警察から連絡が来るかなと思っているので、失踪していなければまだ生きているのではと思っています。
私の父はとても残念な人でした。
幼い頃は、普通の家庭で幸せそうにしている友達が羨ましくて仕方がありませんでした。
『俺はお前らの事なんてどうでもいい』
と言われた事は、きっと一生忘れられないでしょう。
私はずっと
『血のつながった親ですら愛してくれないのに、一体だれが私を大切になんてしてくれるのか』と思って生きてきました。
そう思っている間は、誰かに言われたほんの些細な一言や冗談でも、とても深く傷ついていました。
また若い頃は自分の家庭の事情を仲の良い友達に話すと
皆口をそろえて『可哀そう』と言ったので
自分は可哀そうな人、可哀そうな人生を歩んでいる人なんだと
余計に辛くなりました。
でも私はそんな風に辛く傷ついても
そんな父でも何故かずっと好きでした。
自分ではろくでもない父と人に言うのに
ろくでもない人だねと他人から言われるとイラっとする。
人って不思議な生き物だなーと思います。
父を見ていて
なぜ素直に謝らないのだろう
なぜ感謝しないのだろう
なぜ真面目に仕事をしないのだろう
なぜ人の話を聞かないのだろう
そんな風にしか生きられない父が可哀そうで
小さな頃から疑問に思う言動を
いつももどかしく観察していた記憶があります。
幼いながらに、なんて幼く可哀そうな人なんだとよく思っていました。
私は若い頃から
絶対に父のようになりたくない!という気持ちがとても強かったので
幼い頃から疑問に感じてきた父の言動はしないと心に決めていました。
自分が悪いと感じたら必ず謝る
当たり前に思わず感謝の気持ちを忘れない
一生懸命仕事をする
人の意見はちゃんと聞く
不思議な事に
父を反面教師に生きていたら、私を大切にしてくれる人に出会えるようになりました。
人数は多くはありませんが、いつも大切に思ってくれている事はとても伝わってきます。
その人達に出会えたおかげで私はここまで生きてこれたと感じる事がとても多く、今でも感謝の気持ちでいっぱいです。
人(親)によってどん底に落とされて
人(友)によって救われた人生だなと感じます。
私の父は、普通のやり方で私を育ててはくれませんでした。
でも反面教師としてこんな風には生きるな、という事を
身をもって教えてくれたような気がします。
今でもどこかで生きていて
少しでも幸せになってくれていたらと思います。
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