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「鏡の法則」を読み、私がとった行動と結果と学び

「鏡の法則」を読んで

野口嘉則さんの書かれた「鏡の法則」。
不登校をもつ親。
子育て世代の親。
どんな人にもきっと心に響く本。
前回で紹介し、ストーリーを前回の記事で紹介しました。


今回は、その後の私の行動をシェアできたらいいなと思います。

私の行動


①父親に感謝の言葉を伝えることを決める

この本を読む前、
あるオンラインセミナーで、私の自己紹介をさせていただく機会がありました。

このセミナーは、起業を目指す方、すでに起業されている方向けの
「起業と経営の学校」というセミナーでした。
この受講生の方々に向けて、自己紹介をしました。

自己紹介での感想で「家族のことが1度も出てきてないよ」

と言われました。
意識はしていませんでしたが、確かに1回も出てきていませんでした。

そして、ズバッと父親について聞かれ、
父親に対して嫌な思いを持っていることを伝えました。

人生の大先輩がたくさんいるセミナー。
いずれ父親との関係は、良くなるよ。
父親との関係をちゃんとして方がいいよ。
さまざまなご意見を聞かせていただくことできました。

そして、その心境の中、「鏡の法則」を手にしたのでした。

これは、「やるしかない」と思いました。
この日はちょうど私の誕生日。

そして、
「父親に感謝の手紙を書いて、直接渡すこと」を決めました。

②Xデーを決め、手紙を書く。

すぐに父親に連絡し、訪問する日を決めました。
「渡したいものがある」と伝えました。
前のラインは、2020年11月。その時は2023年10月。
いかに連絡をとっていないのか実感。

そして、その日に合わせて手紙を書きました。
自分が生まれてから、今に至るまで、
感謝の気持ちを全て箇条書きにしたのでした。

〇〇してくれてありがとう。
〇〇してくれてありがとう。
と15個くらい書き記しました。

そして最後に、
この先の人生を楽しんでほしい。健康でいてほしい。
人生で家族で行きたいところに旅行行こう!!と内容で書き終えました。

③Xデー当日の様子


実家に着くと、庭掃除などする人でもないのに、庭掃除をしていました。
普段連絡しない私が、連絡をして、
渡したいものがあるというので、ソワソワとしていた様子だったのでしょう。

「どうしたんだ」
と言われ、
私は、精神不安定だったこともあり、涙ながらに
「お父さんに感謝の気持ちを伝えにきた」と言いました。

お父さんという呼び方は、この20年していなかったと思います。
が、この日は、ちゃんと「お父さん」と呼ぶことに決めていました。

 そして、ダイニングに案内され、正面に向かい合って座りました。
そこで、手紙を渡しました。

もったいぶって開けないと思っていましたが、
何のためらいもなく開けました。

そして、スラスラと手紙を読んでいくのでした。
3枚のうち2枚に目を通した時に、ピタッと止まり、手紙をダイニングテーブルの上に置きました。

と思ったその時
「孫(私の子供)と公園に遊びに言ってくれてありがとう。」を読み終わった時でした。

急に、私の子どものことが書いてあったことで、
私の子育てに対するこれまでの不満が湧き上がってきたのでしょう。

実家に滞在時に、
私の子どもが、
ソファに飛び乗ったこと。
トイレットペーパーをたくさん出したこと(5年も前のこと)
などと、子どもの行動に対する不満をつらつらと話し始めたのでした。

泣きじゃくっていた私でしたが、その時にピタッと涙が止まりました。

昭和20年代に生まれた父。
父親目線では、「いろんな悪いことをするので、腹が立ってしょうがない。
孫の顔も見たくない」
と。

そして、最後に家族旅行の話にさしかかりました。
私の家族とは、「父、母、私を含む3人の兄弟とその家族」を指していました。
しかし、父親の家族とは、「父の兄弟とその子ども(私の従兄弟)とその家族」で行こうと言い出したのでした。しかも、父親の父も母も兄弟は亡くなっています。

私もその時は、はいはいと思いながら聞いていましたが、
平行して進まないこともあり、帰ることにしたのでした。


④その後の私の心境の変化

私の目的は、「感謝の気持ちを伝えること」
どう受け止めようが、どうでもいいことでした。

しかし、その後涙が止まりませんでした。
怒り、悲しみ、いろいろな感情が込み上げてきました。

そして、
昭和初期の教育感を信じてやまないこと。
私の子どもの教育について不満があること。
家族の認識が全く違うこと。
そして、仕事を辞めた今、のんびりしているのに邪魔するなということ。
孫だろうが関係ない。邪魔するなら家に入ってくる必要はないということ。

がよく分かりました。

彼の今後の幸せは、
「自分一人が自分の居心地の良い環境でのんびりすること」であり、
家族との時間(そもそも家族の認識が違う)は幸せには含まれていないことが分かりました。

あまりにも私と家族のとらえ方が違うので、驚きました。
私は、彼にとっての幸せ感を勘違いしていたことが分かったのでした。

「自分が過ごしやすい空間で一人でのんびりしたい」

これが幸せだったのです。

⑤父親との関係

これまでと大きく変わったことはありません。

私は、父親に感謝の気持ちを伝えることができ、本当によかったと思っています。その人生に後悔は何もないですし、父親や自分がいつ亡くなっても後悔はありません。

父親に何かあれば助けようと思いますが、今後は深く関わることはないかなと思っています。
それが、彼にとって幸せのようだからです。

実行してみた感想と学び

心の中は充実感に溢れています。
ものすごく勇気が必要な行動でした。
ここまでの勇気を持って行動することはこの先あるのか分かりません。
行動して本当によかったと思っています。

私の学びは、
「父親は昭和初期の人間で、私の感覚とは合わない」ということ。

ということは、
私の娘と私は、生きている時代が違う。感覚も違う。
親の感覚で娘に対していろいろ言うべきではない」
と分かったのです。

今は、学校に行きたくないどういう娘の考え方を心の底から信じようと思うことができています。

ぜひ、一度この本を手に取ってみることをお勧めします。
(ちなみに「鏡の法則」での話は、
こんな結末ではありませんが…)





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