宴会という地獄を嫌う対人恐怖症〜9つのチェック項目〜
飲み会に行きたくないという人の中には人混みが苦手だったり、気を遣いすぎて疲れてしまうから嫌だったり、いろんな理由で飲み会に参加したくないという人がいます。
そんな方がいるということを知ってもらうのと、対人恐怖症という病気(障害)を知ってもらえたらと思います。
そして神経症という精神的な病気の中の一つである対人恐怖症について話をしていきたいと思います。
※この記事は過去の記事をリライトしていますので、情報が古い可能性がありますが、考え方自体は変わらないので、リアルタイムに活かすことができると思います。
最後までお付き合いいただけると嬉しいです。
それではいきましょう。
自己紹介はこちら↓
主な対人恐怖症の例を9つ挙げてみたい
発汗恐怖症
人前に出る時や不安になると汗が異常に出てしまう。
全身性多汗症と、局所性多汗症がある。他人から見て汗をかいていることが分かってしまうということを気にすると、なおさらその状況が増していくので精神的にキツくなります。
体臭・口臭恐怖症
実際にはそのようなことは無いのだが、自分の体臭や口臭がきつく、人に嫌われるのではないかと不安になってしまう。
そうすると、会話をしなくなったり、外に出れなくなってしまうことになる。
赤面恐怖症
人前で顔や耳が赤くなって、他人からそれを笑われるのでは無いかと過剰に意識して、悩んでしまうものです。
赤くなるのは仕方ないことなので、諦められるようになるとストレスの緩和になります。
視線恐怖症
他者からの視線がとてつもなく気になってしまい、集団の輪に入れなくなったり、同じ空間にいることがしんどくなったりします。
このてのものは『気にしない』ことができない心理状況だから視線恐怖症になってしまうということになります。
振戦恐怖症
人前で何かするときに極度に震えてしまう状態のことを言います。
例えば名刺交換の時や人前で何かの演奏をしたり、自分ではコントロールできないくらいに手が震えたりします。
スピーチ恐怖症
学校や会議、冠婚葬祭の席で、人前に出て話すときに異常に緊張して、頭が真っ白になって話が飛んでしまうのが、これです。
たまにはあることですが、スピーチ恐怖症になると『その時のことが蘇って、また話せなくなるのでは』と不安になってしまいます。
会食恐怖症
人と食事をすると食べれなくなって、吐き気がしたり食べ物が喉に詰まるなどの極度の緊張状態になります。
コミュニケーションを取る上でこのようなことがあると、楽しい食事の時間が苦行になってしまいます。
電話恐怖症
オフィスなどで電話が鳴っても、その電話に出れないということがあります。多くの場合、他の人に自分の会話を聞かれてしまうとドキドキ緊張したり、相手とちゃんと会話ができるか不安になってしまうことの恐怖から電話が取れなくなってしまいます。
書痙 <ショケイ>
慶弔の席の受付などで名前を書いたり、契約書にサインするなど、人前で字を書くときに極度に手が震えてしまうこと。
このように対人恐怖症の症状というのは多岐に渡り存在しています。
一番手っ取り早い解決法は開き直って『できなくてもいいや』と気楽に考えることです。他の解決法は後半にお伝えします。
日本特有の文化【KY】に恐れを抱く日本人
新語・流行語にもなったKYですが、これは日本特有の文化依存症候群だと言われています。
どのようなことかというと、日本人は個人の自由よりも全体の調和を重視するという風潮があります。
他人の目を気にしたり、世間体を気にしたりといつも空気感を気にしています。
このようなことがエスカレートすると萎縮してしまい、自分らしさが失われていってしまいます。
自分らしさを重視することも必要なことはありますし、空気を読まないということも困りものなので、適度に空気感を掴んでいく必要があるのですが、これが難しいところでもあります。
雑談恐怖症というカテゴリもある
初対面でも和やかに会話できる人もいれば、なかなか打ち解けられない人もいます。
そのような場合、『その人の性格だよ』と言ってしまえばそれまでですが、中には雑談恐怖症になっている場合もあります。
それは、対人恐怖症の一つで、過去の失敗が原因となり、『自分はうまくやれないんだ』という強い思い込みがあって、その思い込みから会話ができなくなってしまう状態になります。
仕事上の話などはできるのに、世間話をする際に「何を喋ったらいいか分からなくなり」会話ができなくなってしまいます。
そのため、雑談をする場面が出てきそうな場所に行かなくなるようになってしまうことも出てきます。
例えば、美容院や飲み会などがそれにあたります。
対人恐怖症への対処はどうするのか?
対人恐怖症は不安や緊張などが振り切れてしまったときに発症してしまう精神疾患です。
対処方法は、まずは不安感を減らすということです。
私は不安感を減らす時に『なるようになるしかならない』と考えることにしています。
もっと平たくいうと『あきらめ』です。
自分がどうこうしてもどうにもならないなら、そのコントロールはすでに自分の守備範囲外の話です。
人前で話すときに『間違ってしまうのではないか』と思っても『間違う時は間違うからその時はしょうがない!』『間違わないための最善を尽くすだけ』『あとはなすがままに』と頭を切り替えます。
すると、自ずと準備が進みますし、問題点が見えてきます。
そして、大した失敗もなく、無難にことが運べばそれが成功体験となり、次回はもっと緊張しなくなります。
小さな成功体験の積み重ねは大事です。行動の振り返りとあきらめを大事にしてください。
まとめ
対人恐怖症というは神経症の一つで、社会不安障害とも呼ばれます。
軽度の場合は『あがり症』となり、人前で何かをすることに緊張したり、恐怖を覚えてしまいます。
セルフケアという自分で自分をコントロールすることができれば、幾らかは心が落ち着くと思いますが、どうしても不安な場合は一人で頑張りすぎないでお医者さんへかかることをお勧めして終わりたいと思います。
▼普段はこんな記事を書いています。▼
WordPress Blog : クレイフィールドのアウトドアブログ
Twitter : @clayfild4works
Facebook : @shinoBLO
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?