初心者投資家にオススメしたい米国株ETF運用〜王道のリスク分散〜
まだ米国株式投資をやったことがない人は米国への投資を始める理由を考えたことがあるでしょうか?
「複雑そう」「為替が・・」「何に投資していいかわからない」など始められない理由が多くなるのは良く分かります。
資産を増やせる確率が高いのは「長期でバイ&ホールド」する方法です。
買ったら売らずにずっと持っておくという方法ですがこのバイ&ホールド戦略で重要なことをお伝えしていきます。
投資が必要だとお伝えしている記事については下記をご覧ください。
※この記事は過去の記事をリライトしていますので、情報が古い可能性がありますが、考え方自体は変わらないので、リアルタイムに活かすことができると思います。
最後までお付き合いいただけると嬉しいです。
それではいきましょう。
自己紹介はこちら↓
オススメしたい米国株ETF投資
米国株の個別銘柄への投資は優良銘柄が多く、迷います。そして日本でも有名な企業が多いのでその企業に偏ります。
そんな中、長期優良銘柄がパックになっているETFを買うことで銘柄選定をする手間を省くことができますので、私はETFがいいと思っています。
では、私が購入したいと考えているETFを列挙していきます。
SPY ★☆☆
ステートストリートが運用するS&P500に連動するETFです。市場平均を狙いにいくのであればこのETFがよく選ばれています。
ちなみに、ダウ平均という指数もありますが、ダウは30銘柄の平均値なので、市場の偏りが強いと思います。
しかし、500社の平均値をとるS&P500なら業種の偏りが減るのでSPYこそが市場平均かと思います。
SPYD ★★★
ステートストリートが運営するETFですが、こちらは米国株式の高配当銘柄を約80社選んで投資をしている銘柄です。
直近配当は5.48%です。
中身を少しだけみますとギリアドサイエンシズ、デジタルリアリティートラスト、ゼネラルミルズ、クラウンキャッスルインターナショナル、アッヴィ、クラフトハインツ、ベライゾン、ファイザー、ドミニオンエナジー、カーディナルヘルスなどが入っています。
主なセクターは不動産、一般消費財、エネルギーです。高配当が得られる業種に偏っていることは否めないのですが、致し方ないかなと思います。
HDV ★★★
ブラックロックがが運用するETFで、米国株式の高配当銘柄を約80社選んで投資をしています。
直近配当は3.84%です。
中身はというとエクソンモービル、AT&T、J&J(ジョンソンアンドジョンソン)、シェブロン、ベライゾン、ファイザー、シスコシステムズ、メルク、ペプシコ、コカコーラなどが入っています。
主なセクターは生活必需品、エネルギー、通信となっています。エネルギーセクターはSPYDとかぶるところですが、こちらは日本でいうドコモのような通信セクターと花王のような生活必需品銘柄が組み込まれています。
VYM ★★☆
バンガードが運営するETFで、米国の平均以上の配当を出す銘柄400社に投資をしてる銘柄です。
直近配当は3.96%です。
中身はJPモルガン、J&J、P&G、AT&T、インテル、ベライゾン、エクソンモービル、コカコーラ、メルク、ファイザーなどが入っています。
主なセクターはヘルスケア、金融、消費財などで、SPYDやHDVとはあまりかぶらない銘柄が入っています。ヘルスケアの最大手P&Gや金融のJPモルガン、ハイテクのインテルなどが入っているのはSPYDやHDVと差別化できるセクターですね。
SPYV ★★☆
ステートストリートが運用するETFで、米国株式の割安銘柄に投資をするETFです。
直近配当は1.99%です。
中身はバークシャーハサウェイ、ユナイテッドヘルス、ベライゾン、J&J、AT&T、バンク・オブ・アメリカ、シスコシステムズ、シェブロンなどとなっており、すでに銘柄候補に上がっているETFの中にも含まれる企業がいくつか入っています。
SPYG ★★☆
ステートストリートが運用するETFで、米国株式の成長銘柄に投資をするETFです。
直近配当は1.2%であまり高い水準とは言えませんが、SPYよりも株価が上昇してくれれば、配当が低くても問題ないので、成長性に期待したいとことです。
中身は、マイクロソフト、アップル、アマゾン、Facebook、アルファベット、VISA、マスターカード、NVIDIA、Netflix・・・?むむ?
超巨大企業が「成長銘柄!?」と思われるかもしれませんが、銘柄選びのスクリーニングでこのような選別が行われたのだと思います。まぁどれもキラッキラの成長企業ですね☆
なぜバイ&ホールド戦略なのか?
トヨタやソフトバンクなどの個別銘柄を長期にわたって持とうとすると、倒産リスクや値下がりリスクに遭遇する確率が高まります。そこを回避するためにETFを購入してリスクを少なくするという狙いがあります。
その上でなぜバイ&ホールド戦略をとるかというと、市場平均の成長性を享受するためです。その為には市場平均に連動する株を保有することが一番の最適解と思います。
ニューヨークダウは1916年にたった100ドルでした。しかし、2020年現在では25,000ドルを超えています。100年でおよそ250倍に成長してきているのです。
パーセンテージで言ったら250万%の成長率ですw
だから米国の株を長期に保有することが資産形成に必要だと考えています。
↓米国株式市場の1930年代からのチャートです。
知っておきたい米国株ETF
VOO(ブイオーオー)
IVV(アイブイブイ)
QQQ(トリプルキュー、キューキューキュー)
です。それぞれ中身を見ていきましょう。
VOOとIVV ★☆☆
どちらも米国S&P500への投資しているETFで市場平均を狙いに行くときにこの銘柄が、候補になります。
QQQ ★★☆
最後にQQQです。
これは米国ナスダック市場の成長率をトレース(写す)するように構成されたETFです。
直近配当は0.79%と、圧倒的に配当は少ないです。それから、ナスダックの超有名銘柄であるAmazon、Facebook、は無配当ですし、他の銘柄もそこまで配当が高い企業が含まれていません。配当がない代わりに成長性を享受できる確率がとても高いのだと思います。
米国株ってどうやって買うの?
国内証券会社で米国株を購入していくわけですが、購入するには米ドルに変換してから買うという手順が発生します。
1ドルあたり50銭の為替手数料が発生することになります。
この手数料を考慮しながらドル転(変換)していくことが必要です。
例えば100万円を1ドル140円の時にドル転すると計算上では7,142ドルになりますが、実際は手数料がかかるので、1ドル140.5円で変換することになり、計算すると7,117ドルになります。
50銭の差は24.56.ドル(3,438円)の手数料がかかることになります。
これが往復だと6,876円になりますので、この手数料を考慮して取引する必要があります。
手数料を減らして取引するためには1度ドル転したら出来るだけ円に戻さないでトレードを続けていくと良いと思います。
なぜ米国株を買うのか?
ここからは米国企業のチャートを見ながら優等生ぶりを知ってもらうのと個別株を買った方が良いか、ETFを買った方が良いか?考えていきます。
上記は米国の超有名企業の2012年からのチャートを見ていただきました。おそらくいつの時代も「高いんじゃない?」「オワコンなんじゃない?」と言われて来ていると思いますが、それでも成長を続けている。
米国の力強さと収益力は日本にはないものがあります。
続いてETFを見ていきましょう。
ETFならタイミング不要
ETFでの投資の前提は「長期運用」となります。
個別銘柄では短期的な値上がりも期待てきますが、指数の平均値をとりにいくETFは値上がりが緩やかなので長期で運用することがベターです。
そして、長期で運用するということは購入時の値上がり、値下がりはあまり関係なく、売る時にだけ気をつけたら良いと考えています。
それから基礎的要件としては長く右肩上がりの市場で投資することがベストです。そして少ない銘柄数よりはある程度、増やす必要があります。そうなると数十から数百に投資しているETF数本に投資していくのがベストだと考えます。
基本的には長期保有なら利益が得やすい
長期で右肩上がりになる銘柄を持つ必要がある
1社の成長性より100社の成長性の方が成長する確率が高い
まとめ
私が買いたいと考えている米国株ETFは楽天証券で購入して、長期的に保有をしていくことを前提に毎月購入する予定です。
米国市場の強さと、成長分野にも投資をしていくことで、10年後、20年後の資産価値を高められると考えています。
株式投資はFXやCFDなどより「派手さ(収益性の高さ)」はありませんが、資産として、日々の値上がり、値下がりを気にせず、ずっと保有できるのがいいところです。
私はFXやCFDの運用をしてきましたが、あまりいい成績は残せませんでした。
ただ、この結果は大半の人も同じ成績だったと想定できますので、確率高く、資産を増やす為には成長市場への投資は不可欠だと思い、投資の方針転換をしてみました。
結果が出るのは1年後、2年後ではありません。10年後に「良かったよね」と話せるように一緒に始めてみてはいかがでしょうか?
WordPress Blog : クレイフィールドのアウトドアブログ
Twitter : @clayfild4works
Facebook : @shinoBLO
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?