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心にしみる歌詞が好き 〜#スキな3曲を熱く語る

エンタメ好きとしては、このお題を書かずにスルーすることはできない。しかも、3曲だ。選びきれるか。それを考えたときに浮かんだのは、

『何を基準に、その音楽を、その歌を好きになるのか。』

これの私の答えが、『共感できる歌詞がある』だった。
言葉や文章が好きで、物書きを自分なりにしている身として、ここは外せないと。

さて、私の心を動かしてやまない3曲を紹介しよう。

            +

【 We Love The Earth   
     byTMN(TM NETWORK)】

TM NETWORKは、私の人生を共に歩んできた最たる推しだ。
当然、数え切れないほどの思い出がある。
その中でも、この曲が流れると一緒に歌ってしまうのは、やはり歌詞がいいのだ。

君に会うために生まれた 愛するために生まれた
We love the earth
いつか二人だけの Good vibration
思い出はいらない 君と離れられない
We love the earth
夜に見つけ出すよ Stay with me tonight

Don't talk to me 目を閉じて 何も言わなくても
絡む指先から 聞こえる君の囁き
偶然を信じてる だから君がいる
明日が訪れても 強く抱きしめている

あの日遠い未来を 僕は考えていた
君と生きる勇気 地球を愛すること

たくさん抜粋してしまい、権利などひっかかるとまずいが、語りたい。

作詞作曲は、小室哲哉さんだ。

まず頭の部分は、サビだ。
『君に会うために生まれた 愛するために生まれた』
そんなこと、言われてみたい。究極の愛ではないか。
なんて、キャッチーな言葉。
もう、これを高らかに歌い上げる宇都宮さんの声に酔いしれる。

そして、『思い出はいらない』のだ。
すぐに写真を撮りたがる私には、衝撃発言だ。
しかし、即座に納得する。『君と離れられない』から。
新しい思い出が、次々と重なる未来があるのだ。

その後は、2番の歌詞になる。絆の強い歌詞。
そこのお気に入りは、『偶然を信じてる だから君がいる』人生で関われる人の数は限りある。その偶然たるや。

小室さんの詞には、地球や人間の関係性がよく描かれる。
このかけがえのない星を愛し、何億の中から見つけた運命の人たちと共に生きていこうと、あたりまえで忘れがちなことを率直に、ポップで明るい曲にのせて届けてくれる。
ライブでも、サビで皆が右腕を高く突き上げて一つになる曲だ。

            +

【 to U    
     by BankBand with Salyu】

作曲小林武史さん、作詞櫻井和寿さんがタッグを組むこのバンドは、フェスなどでおなじみだが、とてもメッセージ性を大切にしている。この曲は、その最たるものだろう。

雨の匂いも 風の匂いも あの頃とは違ってるけど
 この胸に住むあなたは 今でも教えてくれる
 悲しい昨日が 涙の向こうで いつか微笑みに変わったら
 人を好きに もっと好きになれるから 頑張らなくてもいいよ
 今を好きに もっと好きになれるから あわてなくてもいいよ

これは、ラストの部分だ。
ここにくるまでも、理不尽な思いをしている人に寄り添った歌詞が、優しく包んでくれる。
そして、『頑張らなくてもいいよ』『あわてなくてもいいよ』。そう語りかける。

現実に、頑張らなくてもいいなんて、なかなか言われない。むしろ、気軽に頑張ってとか言われる。
そして、真面目な人ほど肩肘張って、くたびれ果てるのだ。その力を抜いてくれる歌声。何度聴いても涙が出そうになる。いや、たまには泣くことで癒されるのだ。


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【民衆の歌  
  ミュージカル レ・ミゼラブルより】

まず、ミュージカルが大好きだ。
好きすぎて、ブロードウェイまで飛んだくらいだ。

その中で日本でも人気の高い、この作品、この歌。
だが、まずこれを聴いてほしい。

当時ジャベール役の岡幸二郎さんが書いたメッセージボードを掲げ、あの未曾有の大震災のときに発信されたものだ。
私は、これほど胸打たれた民衆の歌を、聴いたことがない。

あのときも。そして、この1年半も。
辛いときには、空を見上げて私はこの歌を口ずさんだ。
どんな不遇にも屈しない、みんな新しい朝を信じて
おいで、一人でいないで列に入って、共に行こうと。

若者たちの歌がきこえるか
光求め高まる歌の声が
世に苦しみの炎消えないが
どんな闇夜もやがて朝が
列に入れよ 我らの味方に
砦の向こうに憧れの世界
いざきこえるか ドラムの響きが
我ら夢見た明日が来るよ

ミュージカルは、なんで歌うんだ、ではない。
歌だから、すんなり心に流れ込み、一緒に力強く歌いたくなるんだ。


歌詞ばかり引用してしまったが、それをのせたメロディーと共に、時代を経ても自分には色褪せない曲がある。
それは、間違いなく心を豊かにしてくれる。




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