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地方移住✕フルリモート✕業務委託で考えたこと|PROBASE アドベントカレンダー DAY10|榊原宏章

こんにちは。PROBASEチームで開発をしている榊原と申します。業務委託という立場で地方からフルリモートで毎日お仕事をしております。
アドベントカレンダー、10日目を担当します。

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自己紹介

PROBASEチームで開発をしている榊原と申します。業務委託という立場で地方からフルリモートで毎日お仕事をしております。

昨年まで都内で正社員のITエンジニアとして働いていました。しかし今年の始めから心機一転、東京から静岡へ移住するとともに働き方も変え、ITフリーランスとして仕事を始めました。

そんなPROBASEチームとともにあった地方移住✕フルリモート✕(はじめての)業務委託の一年目を振り返りつつ、考えたことについて書かせていただきます。コロナ禍以降では見慣れたようなテーマではありますが、その中の一例として自分に合った働き方を検討している方の参考になれば良いな、と思っております。

地方移住

地方移住にあたって考えたこと

略歴から述べます。愛知県東部の田舎出身で名古屋の大学を卒業し就職とともに東京へ。東証プライム上場企業のIT部門やら中小ITサービス企業やらで7年ほど正社員として勤務したのち、今年1月に静岡県浜松市(静岡県第二の政令指定都市)に移住しました。出身地はもっと田舎なので、Jターンと呼ばれるような移住になります。

浜名湖に浮かぶ弁天島からの景色(写っている人は自分ではありません)

移住の理由としては、大きく2つ。
1点目は部屋数を増やしたいと考えるも家賃の高さに気が滅入ったこと。東京から多少離れようが一向に安くならず「もういっそどこまででも行けば良いのでは?!」という気持ちに。
2点目は母が実家に一人暮らしで心配だったこと。まだまだ健在ではあるものの、何かあったときのことを考えると気にかかっていました。

とはいえ。この判断においてコロナ禍の影響は大きいと考えています。移住にあたってはフルリモートのWeb開発案件が以前より増えているということも重要でしたが、都内でもリモートワークでのIT開発を経験する羽目になったことにより「(色々と課題は感じつつも)まあなんとかはなる、のかな?」ということを実感として得たことが、結局は一番大きな要因なのかなと思います。

地方移住で良かったことと現実問題

一番良かったことは、家賃や生活費という極めて現実的な問題が改善されたことです。

部屋数が増え、一つひとつの部屋は広くなり、しかし広くなったリビングに特に置きたいものもなく謎にペットのげんたろう(デグーというねずみの仲間)のための庭(およそ4畳!くらい)が広がっているにも関わらず、杉並区の1LDKより圧倒的に安い家賃。金銭の余裕は心の余裕。浮いた固定費でQOLが爆増する音を日々感じております。

げんたろうと広い庭

浜松市は政令指定都市であり、基本的なものを買い揃えるのに不便ということはありません。ただし当然ながら車社会です。車がなければ生きてはいけません。東京暮らしのペーパードライバーとしては今も苦労しています。

あと首都圏と比較してしまえば芸術文化的なものは厳しいです。イベントならば旅行も考えられますが、日頃通うような趣味というものもありますので。個人的にはマイナー映画を公開している映画館と、マイナー本がたくさん置いてある書店が恋しいです……。

フルリモート

フルリモートにあたって考えたこと

一番気掛かりだったのは、コミュニケーションの問題です。

前職でのリモートワークで感じていた課題です。例えば、ミーティングの合間の移動のちょっとした時間での会話が仕事上で大きな機能を持っているということは認識していました。また何かを伝えたい人がどういう人か知っていればそもそもどう伝えた方が伝わりやすいのか考えられたりもします。相手がよくわからなければ定型的なことを返すしかなくなる。

リモートワークではとかくコミュニケーションが少ないことが望ましいように働きがちで、それはハレーションを少なくする一方で、実際的に仕事の質を低下させているように感じていました。

実はPROBASEチームで働きたいと思ったのもこの点でした。

フルリモートで良かったことと現実問題

PROBASEチームではコミュニケーションのための様々な施策があります。

  • 夕会

隔日開催の、なんと仕事とは関係のない話をする場です。チームメンバーが嬉しかったことや悲しかったことなどの近況を話します。なかなか直接顔を合わせて話ができない中でチームメンバーのことを知ることができる機会であり、とても楽しい時間です。

  • バーチャルオフィス

予定の決められたMTGという形ではなく、隣の席の人にさくっと話しかけるというようなことがリモートでもできるようにする環境です。自分はバーチャルでも現実の通りに他人の机の前で長く雑談し続けてしまうので、来年はもっと気をつけます(でもリモートでこういう『ダベり』ができるから嬉しいとも思うのです……)。

Gather を利用
  • スクラム開発

スクラム開発ではコミュニケーションが重要視されており、スクラムイベントという形で定期的に提供すべき価値、チームのあり方、サービスやシステムが抱えている課題などについてチームメンバーで話し合う場が多く用意されています。

  • 合宿

四半期に一度、東京にフルリモート組も集合する場です。四半期の振り返りをし、サービスの今後など大きな議題について話し合います。久々に直接顔を合わせることのできる機会であり、疲れたあとの飲み会もいつも楽しみです

地方からフルリモートをしている人間としては、これらの施策に非常に助けられていると感じています。合宿で四半期ぶりに会ったのに何故だか久々のような気がしないことがあり、とても不思議な気持ちになります。きっとそれだけ充実したコミュニケーションがとれているのだと思います。

そのほかの課題

その他の課題としては、ひとえに個人の健康問題です。もともと運動が嫌いなために問題は深刻です。先日バランスボールを買いましたが、いま押入れを開くとこちらを恨めしげに見てきます。

ただ毎朝の散歩はどうにか続けられています。散歩道にたくさん歩いているダンゴムシのことがどうにも気になってしまい、妻と話し合った(要件定義した)結果、ダンゴムシカウンターを開発したりもしました。しかし夏が過ぎるとダンゴムシたちは姿を消し、カウントが進まないダンゴムシカウンターの表示とともに季節の流れを感じたりするので、散歩はとても良いものだと思います。

来年の6月頃まで止まったままのカウンター。数だけでなく進む方角をカウント。あと犬や猫も。

(はじめての)業務委託

業務委託にあたって考えたこと

前職でも正社員として業務委託の方と仕事をしていたことはあり、そのときはあまり違いを大きく感じることはありませんでした。ただそのとき自分が管理職であった訳でもなかったですし、実際に自分が業務委託として働いたときに正社員との働き方の違いをどう感じるのだろうということが不安でした。

しかしこの一年を振り返れば、そんなに悩む機会もなかったかなと思っています。

業務委託で良かったことと現実問題

PROBASEの目指している世界として、働き方の違いによる格差をなくす、というものがある。働き方についてPdMに相談してみるたびに伝えられました。

PROBASEが目指す世界のまさしく実践として、チームの一員としての差異を感じる機会はとても少ないです。正社員と業務委託の差を深く考える必要のないまま、これまでの(自分のやりやすい)仕事のやり方を続けさせていただいていると思います。

また業務委託では実施できない領域について相談したところ、検討していく流れで動いていただきました。最終的にどうなるにせよ、検討していただけることそのものがありがたく感じています。

あとは、はじめての確定申告頑張るぞ(まだよくわかっていません)。

最後に

地方移住✕フルリモート✕(はじめての)業務委託の一年目がPROBASEチームで本当に良かったなと思っております。

仕事面では、技術的な挑戦をさせて頂いたり、新規事業開発というこれまでになかった体験をさせていただいています。しかしそれだけでなく、都内在住も地方在住もフルリモートも業務委託もどんな働き方も分け隔てなく、一緒に楽しく良い仕事ができる。そのことがいまPROBASEチームで働いていることのモチベーションに大いに繋がっていると思います。

もしこの記事を読んで興味を持っていただいた方は、是非一度お話しましょう!

次回は大トリ。PROBASEの事業責任者、むーさんこと村上さんです!最後までお楽しみに!